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みやぎの明治村・伝統芸能伝承館 森舞台(登米市〔旧登米町〕)

「森舞台」の愛称で親しまれている能舞台・伝統芸能伝承館 森舞台
2024年06月03日
カテゴリ : 宮城県 > 観光 > 建物・史跡
みやぎの明治村は、教育資料館(国重文:旧登米高等尋常小学校)や警察資料館(県重文:旧登米警察署庁舎)のハイカラな洋風建築物、廃藩置県当時に置かれた水沢県庁記念館(旧水沢県庁庁舎)や重厚な蔵造りの商家など、明治を偲ばせる建物が現存しています。また、少し横道に入ると藩政時代の武家屋敷や史跡が随所に残っており当時の面影を今に伝えています。

「森舞台」の愛称で親しまれているこの能舞台は、300年近い歴史と伝統を誇る登米能(とよまのう)のホームステージとして平成8(1996)年年にオープンしました。もと登米伊達家の御鍛冶屋(鉄砲鍛冶)屋敷跡地に、山裾の地形そのままの豊かな自然に抱かれて端正な佇まいを見せています。

設計者は建築家隈研吾氏です。風を感じたり、光を感じたり、自然を感じながら、“自然と一体となった場所で能は表現されるもの”との想いから目指したのが“森と一体の能舞台”であり、まさにその言葉通り「Noh Stage in the Forest」です。

また能舞台建築の伝統を踏まえながら、随所に新しく個性的な工夫がなされています。地元産素材を多用:舞台の柱は地元産のヒバを用い、屋根は登米町特産の天然スレート葺きとなっています。周囲の景観との融和:舞台には腰板をつけていないため、夜になると舞台は宙に浮いているような雰囲気となります。床下には足拍子の共鳴装置として配置された瓶を数個配置しています。また、舞台と見所の間の白洲は広い空間を設け、白玉砂利ではなく黒い砕石を敷きつめて、森の暗さとの一体化を出すなど様々なところに工夫がみられます。

鏡板の絵は日本画家千住博氏の制作で“実際の大きな老松がそこに存在するような雰囲気が醸し出せれば”と述べる通り、正面松の絵は鏡板の枠内におさまりきれない大きさで天然緑青を用いて描かれています。脇(切戸口)の若竹は天然群青で描かれ、この青さは若さに通じ、また松の枝の緑が虚実の「実」を表し、竹の青さは虚実の「虚」を表しています。能の「虚実の世界」の象徴でもす。

展示室は、アートディレクター原研哉氏によるもので、能装束や能面等をはじめ登米能に関する資料を展示しています。


開館時間  9:00~16:30
休館日   12/28〜1/4
施設入館料 一般200円 高校生150円 小中学生100円
6館共通観覧料(教育資料館・警察資料館・水沢県庁記念館・登米懐古館伝統芸能伝承館 森舞台・髙倉勝子美術館 桜小路)
 一般1,000円 高校生750円 小中学生500円


Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.5.6
住所: 宮城県登米市登米町寺池上町42

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