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大向出城(白浜町〔旧日置川町〕)

日置川河口部や海上を見張るための城・大向出城
2024年06月12日
熊野水軍の一翼を担った安宅氏が築いた城館群が、「史跡 安宅氏城館跡」です。
安宅氏居館跡は、八幡山城、中山城、土井城、要害山城、勝山城、大野城、大向出城があり、令和2(2010)年3月 10日付で、比較的大規模で良好な状態で遺存しており、鎌倉時代から戦国時代にかけて、水軍領主の活動や領域支配の実態、紀伊半島の政治情勢などを知ることができる稀有な事例であるとして、八幡山城跡 中山城跡 土井城跡 要害山城跡は国の史跡に指定されています。
大向出城は、日置川河口部や海上を見張るための城で、日置川左岸の河口の岬の標高約 80mに位置する水軍領主安宅氏ならではの城跡です。
2本の堀切が残っていますが、曲輪だと考えられる小ピーク部分は造成が甘く、きちんとした平坦面にはなっていません。
平成19(2007)年度に測量調査を実施しましたが、やはり明確な平坦面は確認できていません。
ただし、和歌山県内の同様の見張り場と考えられる遺跡では、堀切・竪堀などの防御施設をもっている例は見当たりません。
発掘調査がされていない時点での判断は難しいですが、小ピーク部分を含めた城跡の範囲は、東西約50m、南北約 40m程度の小規模なものとなっています。堀切1は全長約44m、堀切2は約46mを測ります。土塁には石積みがなされており、勝山城跡と共通する技法です。
海上を見張る「見張り所」だけであれば堀切は必要ないと思われ、軍事的緊張があったことを物語る城跡です。測量調査に伴う草刈によって、堀切の掘られている東側に石積みが確認できましたが、近世に遠見番所が築かれた跡ではないかと思われます。
現時点では表採資料も知られていないため、時期的な比定はきわめて困難ですが、安宅荘の城館群と共通する室町~戦国時代に城跡として機能していたと想定することができるでしょう。
(現地説明板などより)

Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.5.31
住所: 和歌山県西牟婁郡白浜町日置

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