瀧谷寺(坂井市〔旧三国町〕)
名勝庭園や寺宝などを数多く有している瀧谷寺
2024年07月27日

瀧谷寺(たきだんじ)は、山号は摩尼宝山、本尊は薬師如来、真言宗智山派の寺院です。
南北朝時代の末期、永和元(1375)年に紀伊国根来寺や山城国醍醐寺三宝院などで修学した睿憲上人によって開山された三国町最古の寺院です。永徳元(1381)年に崎浦(坂井市三国町崎)から現在地に移りました。
中世には、戦国大名の朝倉氏や柴田勝家、福井藩主の松平家、丸岡藩主の有馬家ら、歴代領主の祈願所として、当寺は篤い帰依と保護を受けました。
江戸時代には回船業で繁栄した泥原新保浦(坂井市三国町新保)の船持商人等が、有力な檀家として寺を支えました。
幕末には、京都より勤王僧「道雅」が来て法統を継いだことで、梁川星巌や梅田雲浜らの志士がしばしば当寺を訪ねて国事を論じました。石畳の参道の両側の老木がうっそうと茂っている姿には趣があります。
寺院内の庭園は、昭和4(1929)年に日本名勝庭園の一つとして、文部省から福井県で最初の指定を受けたものです。福井県では国の特別名勝となっ「一乗谷朝倉氏庭園」や大名庭園「養浩館庭園」よりも先に(最初に)国指定文化財に選ばれました。
丘陵を利用した山水式,四方が正面という珍しい特徴をもちます。林泉は、本堂より書院に亘って丘陵の斜面に築造され、山脚の露岩を利用して小池を築き、古松野に臨み、つつじ等の矮樹を配し石を立て灯籠を置き、椎・樅・高野槙等の巨樹を背景としています。
また、境内には室町時代後期の鎮守堂や元亀3(1572)年の開山堂、寛文3(1663)年の観音堂、貞享5(1688)年に建てられた本堂や同年の方丈及び庫裏、元禄11(1698)年の山門といった建物が残っています。元禄年間の再興時のの伽藍がほぼそのまま保存されている点が貴重であり、すべて国指定重要文化財になっています。
大正3(1914)年の新殿(客殿)は県指定文化財です。
宝物殿には国宝となっている平安時代の金銅毛彫宝相華文磬をはじめ、国重要文化財の絵画である絹本著色地蔵菩薩像や天之図(星図)、2371点に及ぶ古文書、聖教や多くの仏像・仏画や古文書を伝えています。
拝観時間
3/1〜10/31 8:00〜17:00
11/1〜2/末 8:00〜16:30
拝観料
大人500円 中高生300円 小人200円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.7.14
住所: 福井県坂井市三国町滝谷1-7-15
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