豊島大橋（呉市〔旧蒲刈町・旧豊浜町〕）

豊島大橋は，広島県南部の瀬戸内海地域の島々と本州を結ぶ「安芸灘諸島連絡架橋」のうち本州から3番目の橋，通称「安芸灘3号橋」です。豊島と上蒲刈島をむすぶ橋として平成20（2008）年に開通しました。

平成12（2000）年に完成した安芸灘大橋以降では，国内で架けられた唯一の道路橋吊橋で21世紀で初めて竣工しました。愛称はこの地域で古くから親しまれ県鳥でもあるアビから「アビ大橋」と付けられています。
これまでの吊橋では，ケーブルを固定するためのアンカレイジ構築のため，地形を大きく改変する場合が大方のですが，比較的浅い層で良好な岩盤が分布したため，これを利用した岩盤定着式アンカレイジを国内の吊橋では初めて採用しました。

豊島大橋の完成により，安芸灘大橋から始まる連絡架橋は，県境を跨いだ愛媛県岡村島までつながることとなりました。


Photo　Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.9.15
住所: 広島県呉市蒲刈町・豊浜町豊島