黄牛の滝(竹田市)
竹田市を流れる稲葉川の上流にある落差約25mの滝・牛(あめうし)の滝
2025年01月15日
竹田市は豊かな清流に恵まれ、素晴らしい滝が随所にあり、その一つに「黄牛(あめうし)の滝」があります。
黄牛とは飴色をした牛のことで肥後(熊本県)で多く見かけます。
黄牛の滝は、竹田市を流れる稲葉川の上流にあります。
国道442号沿いの城原神社から2km程入り込むと駐車場があり、その近くから石段を下り、岩肌の上を歩くこと300m、稲葉川上流域の滝つぼに到着します。滝の高さは約25mで、幅は狭く滝の渕は水が深く青々としています。
言い伝えによると、「この滝には昔、龍が住んでいて村人や家畜に危害を与えていたと言います。ある夜、一人の僧侶がこの滝を訪れ、子牛の首を滝つぼに投げ込み、これを犠牲(いけにえ)として龍の禍を鎮めた」といわれます。今では滝のすぐ上の田圃のふちに、古い石塔が祀られていて、この石塔には「長享三年巳酉八月二十四日、向上庵文芳芸公」と刻まれています。(長享三年は1489年で室町時代)おそらく伝説の人物と思われます。
今は滝を見る道も取り付けられ、綺麗なトイレも設置されています。ここに至る前は、滝つぼに行く道はなく、丸橋を人畜が渡る途中落ち、助からないので滝には「近づくな」と古老の言い伝えが残っています。魚釣りに行く人もめったになく、両岸は絶壁で、うっそうと茂る樹木で昼なお暗く、そして、すさまじい滝の音、滝つぽの不気味な深さなど異様な雰囲気で、身の毛がよだつ場所として人々を寄せ付けませんでした。
平成3(1991)年、滝周辺を開発しようと地区民が立ち上がり、「滝の会」を結成し、代々自治会長が会長に就任し活動を展開しています。市から五千万円の補助を戴き、演つぼまでの遊歩道の整備が進められました。そして滝公園を造成し、滝観光の便宜を図っています。
5月には鯉のぼりが川の上を泳ぎ、8月には滝周辺の田園に小松明(こだい)の灯りがともり、幻想的な世界をかもし出します。
(現地説明板より)
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R6.12.28
住所: 大分県竹田市上坂田
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