地蔵院〔椿寺〕(京都市北区)
仏像や「五色八重散椿」で知られる地蔵院〔椿寺〕
2025年03月06日
地蔵院は、山号は昆陽山、浄土宗の寺院です。
「椿寺」の愛称で親しまれています。
神亀3(726)年に,行基が聖武天皇の勅願によって摂津国の昆陽野池のほとりに建立した地蔵院が始まりといわれます。その後,平安時代に衣笠山麓に移され室町時代初期に繊細で焼失しましたが,足利義満が金閣寺建立の余戝で再建し,天正17(1589)年に豊臣秀吉の命によって現在地に移されました。
また、本尊である五劫思惟(ごこうしゆい)阿弥陀如来像は、頭部の螺髪が伸びた大きな髪型が特徴的で、「アフロ仏」とも称されています。 
さらに、観音堂には、慈覚大師円仁の作と伝わる一木造の十一面観世音菩薩立像が、雨宝童子、春日龍神とともに祀られています。
地蔵院に安置されている地蔵菩薩は、行基の作と伝えられています。地蔵堂の背後にある板扉は、もともと北野天満宮にあった多宝塔の遺構とされています。
書院の前庭には、北野大茶湯の縁により、秀吉から当寺に寄進されたといわれる「五色八重散椿」がありましたが、惜しくも枯死しました。現在は、樹齢約120年の二世が本堂前に花を咲かせています。この椿は、薄桃色や白に咲き分ける五色の八重椿で、花ごと落ちるのではなく、花びらが一枚ずつ散るのが特徴です。
境内には、忠臣蔵で有名な天野屋利兵衛のものといわれる墓や、与謝蕪村の師にあたる夜半亭巴人の墓などもあります。また、洛陽三十三所観音霊場の第三十番札所となっています。
第59回 京の冬の旅 非公開文化財特別公開
開催期間 令和7(2025)年1月10日〜3月18日
拝観時間 10:00~16:30(16:00受付終了)
拝観料 大人(中学生以上)800円、小学生400円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.3.1
住所: 京都市北区大将軍川端町2
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