三大神社(草津市)
「砂擦りの藤」と呼ばれる見事な古藤がある三大神社
2025年04月29日
三大神社の祭神は志那津彦命(しなつひこのみこと)、志那津姫命(しなつひめのみこと)です。
天智天皇4(665)年に創祀されたと伝えられ、吉田条里二十六坪「伊吹の里」に鎮座する神社です。延喜式内栗太八座の一つ意布岐神社といいましたが、その後応徳元(1084)年大宅主命を吉田穴太包光が合祀し、叡山山門の守護神である三台権現に擬して三大権現と称しました。
明治初年には三大神社と改称しました。
本殿の傍らにある高さ2m、六角柱の石燈龍は鎌倉時代の石造美術を代表するもので、正応四年(=1291年)の刻銘があり、国指定の重要文化財になっています。
この神社は、毎年4月下旬から5月上旬にかけて、穂が地面に擦るほど長くなることから「砂擦りの藤」と呼ばれる見事な古藤が開花することで知られています。
古老の言い伝えによると、当樹木は、天武天皇(673年~686年在位)の命により、大化の改新で藤原鎌足の果たした功績を後世に伝えるとともに藤原氏の隆盛を祈念して植樹されたものであり、年を追って大きくなり巨木となりましたが、織田信長の兵火により焼失しました。その後、当樹木は、株元から芽生え、次第に繁茂して今日に至っています。
花は可憐な紫色を呈し、穂は長く、2m近くにもなり、「砂擦りのふじ」とも呼ばれ、地域の人々に親しまれている。
また、近隣の志那神社(草津市志那町)と惣社神社(草津市志那町)にも境内に藤があることから、三大神社とあわせて志那三郷の藤とも呼ばれています。
藤開花時期 協力金200円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.4.27
住所: 滋賀県草津市志那町309
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