惣社神社(草津市)
「志那三郷の藤」で知られる惣社神社
2025年04月29日
惣社神社の祭神は、志那津彦命、志那津姫命です。
この神社は古くは「科戸明神(しなどの みょうじん)」と称され、延喜式(えんぎしき)に記された名神(格式ある神社)の一つとして列せられています。
かつて「大津ノ宮」の繁栄とともに、科戸ケ浦は湖上交通の重要な港として大いに栄え、この地に祀られた神社は厚く尊ばれ、長い歴史と由緒を誇る古社です。
社伝によれば、第38代天智天皇4年右大臣・中臣金連が勅命を受けて風神を鎮めるためにこの地に意布岐神を祀ったのが創建の由来とされています。
古くは「意布岐総社宮」「総社大明神」「惣社神社」などさまざまに称され、北志那の大般若寺の12の坊舎の鎮守神として祀られ、奈良・平安・鎌倉といった各時代を通じて社頭は大いに賑わいました。
この神社は、湖東の志那三郷(しなさんごう)の氏神として崇敬されており、「延喜式」に記された栗太郡の八つの名神の一社、「意布岐神社」に比定されています。
昭和13年(1938年)7月には、正式に郷社へ昇格しました。
境内の大藤は、「志那三郷の藤」(惣社神社・三大神社・志那神社)の一つです。「惣社大藤の縁起」として天武帝の除病延命仏法興隆を祈念して藤が供えられたことに始まるとされています。
藤開花時期 協力金200円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.4.27
住所: 〒525-0006 〒525-0006 滋賀県草津市志那中町238
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