般若寺(牧之原市〔旧相良町〕)
相良城の杉戸や田沼意次ゆかりの陣太鼓がある般若寺
2025年09月23日
般若寺は、山号は円覚山、曹洞宗の寺院です。
文明9(1469)年の建立です。
「相良城の杉戸」、「陣太鼓」は市指定文化財になっています。また、平安時代の治暦2(1066)年の写経である紙本墨書大般若経(だいはんにゃきょう)は静岡県内最古のもので静岡県指定文化財になっています。
般若寺にある8本の杉戸のうち縦約190cm、横約143cmの大きさの6本は、相良城大書院で使われていた戸です。
本堂内右側の杉戸には虎、左側の杉戸には朱雀が描かれており、狩野典信(みちのぶ)筆と伝えられています。
小さな2本の戸は、徳川家康の相良御殿のものです。家康は、しばしば相良御殿を拠点に鷹狩を楽しんだといわれており、般若寺の杉戸は、この御殿を彩った襖戸の一部と考えられ、唐風の女性と侍従が2面に渡って描かれています。
陣太鼓は、直径約55cm、胴廻り215cm、重量28.1kg、相良城築城を命ぜられた田沼意次が、明和4(1767)年12月に江戸の太鼓職人に作らせたものです。
相良沖に海賊がやってきた際、山の上で打ち鳴らされた陣太鼓の音を大砲の砲撃と勘違いして逃げた、という伝説があります。
「背負(しょっ)たか相良の陣太鼓」と呼ばれ、音を良くするために中に黄金が入れられているという噂がありました。大正2(1913)年に盗賊が太鼓を盗み、張皮を刃物で切り裂いたといわれています。
太鼓の胴には、田沼意次の家紋である七曜紋が描かれています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.9.13
住所: 静岡県牧之原市大沢695-1
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