白糸の滝(富士宮市)
国の名勝、天然記念物、日本の滝百選、世界遺産の白糸の滝
2025年10月10日
白糸ノ滝は、高さ約20メートル、長さ約150メートルに渡り馬蹄状に広がる崖面の各所から湧き出した水が、数多の白い糸を垂らしたように流れ落ちています。全国的にも珍しい湧水からなる滝であり、見事な景観を持つことから、昭和11(1936)年に国の名勝及び天然記念物に指定されました。また、日本の滝百選にも選ばれている他、日本三大名瀑に選ばれることがあります。「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として世界文化遺産に登録されています。
周辺の地質は、上部に水を透し易い地層(白糸溶岩流)があり、下部に水を透し難い地層(古富士泥流)があります。
富士山麓に降った雪解け水などは、上部の地層の内部や層の境目を流れ下っていると考えられており、崖面では上部の地層や層の境目から水が湧き出している様子が観察できます。
江戸時代中期以降、江戸を中心に隆盛した富士講の開祖長谷川角行は、白糸ノ滝で修行を行ったとされます。
そのため白糸ノ滝は富士講の信仰を集め、信者の参詣や修行などが行われました。このことは世界遺産「富士山」の重要な要素とされ、白糸ノ滝はその構成資産となっています
食行身禄の碑は、天保3(1832)年、富士講の中興の祖食行身禄の百回忌供養として造立されたものです。幕末、白糸ノ滝で修行を行った富士講の先達(指導者)の記録には、 白糸ノ滝で垢離をとる先達のそばに食行身禄の碑と思われる石碑が描かれています。
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.9.14
住所: 静岡県富士宮市上井出
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