柳井の白い漆喰壁の町家の代表的な建物に生活用具や商いに使われていた道具を展示・商家博物館むろやの園〔
2025年12月06日
小田家住宅は、古市、金屋と続く柳井の白い漆喰壁の町家の代表的なもので、町家の屋敷面積は2561㎡、建坪1500㎡、間口約14m、奥行119mの、鰻の寝床といわれる細長い敷地割になっています。
敷地内には主屋 、本蔵、勘定蔵、米蔵、油絞り場、中間部屋、道具部屋、馬小屋、長屋などがあり、豪商のたたずまいを残しています。
「むろや」とは、油商として栄えた小田家の屋号「室屋」に由来します。「室屋」は、いまからおよそ300年前、元禄元(1688)年に、小田善四郎がこの柳井津の地で商いを興したのが始まりです。開業当時は、すげ笠、打ち綿、反物を扱っておりましたが、次第に油を主とした商いに移り、明治の頃から地主として続いてまいりました。
最盛期には50~125石船を50艘も抱え、西は九州から五島列島、東は大阪と商取引を行い、西日本でも有数の油商として活躍していた西日本屈指の商家でした。。4代目六左衛門の代には、岩国藩主から帯刀を許され、惣年寄にまでになりました。
敷地内には 主屋を始め、本蔵、勘定蔵、米蔵、道具小屋、中間部屋など、11棟35室もの建物があり、現存しているものとしては、日本最大規模の商家屋敷です。
町家は「商家博物館むろやの園」として公開されており、生活・生産用具には日常生活、農業、運搬、商業などの用具を展示しています。
生活用具や商いに使われていた道具なども展示されており、当時の隆盛ぶりを伺い知ることができます。季節限定の展示、写真展などのイベントも開催しています。
また、商家資料としての小田家文書(商業活動関係資料)は山口県文書館に寄託されています。
昭和54(1979)年には、生活用具1553点、文書1011点とともに、山口県有形民俗文化財に指定されました。
小田家十戒
一 第一両親孝行致すべきこと一、朝寝すべからずこと
一 遊芸少しにても差し止め候こと
一 家業すべからずこと
一 日々両家へ出勤のこと
なお、家業守合の時は本家相勤め候こと
一 頼母子入り組み相断り候こと
もつとも、賴母子申し来り候時は本家相
届け断り候こと
一 仕組みに付き勤相の時、少しにても相断
り候こと
もつとも、限り是れ有る先方へ相勤めた
時は、本家相届け相勤め候こと
一 市立そのほか茶屋、情弱の先方へ参るべ
からずこと
一 家業世話共本家小用事是れある時は差し
止め相勤め後こと
一 店向き上、日々本家へ預け方致し、ま
た入用の節は店にて入用申し立て、請け
方致すべきこと
右の段、堅国に相守り中すべきこと
天保五年牛七月期日改め
開館時間 9:00~17:00
休館日 月~木曜日 年末年始(イベント・団体等は定休日入館応相談)
入館料 大学生以上600円、中・高校生450円、小学生以下400円
Photo Canon EOS 5D MarkⅣ
R7.11.16
住所: 山口県柳井市柳井津439