大納言塚（大和郡山市）

豊臣秀吉の弟秀長は大和、和泉、紀伊３ヶ国100万石を支配し、大和郡山城の城主でしたが、天正19（1591）年兄秀吉に先だち51歳で亡くなりました。
その後、菩提寺の大光院が建立されましたが、徳川幕府になってから藤堂高虎の手によって京都大徳寺の塔頭として移築され、塚と位牌は春岳院に託されました。
江戸時代塚は荒廃し、それを嘆いた春岳院の僧栄隆が修復を発願したが間もなく亡くなりました。しかし、その弟子訓祥が後を継いで町中にお願いして、安永6（1777）年2月に外廻りの塀を設けて、五輸塔を建立されました。なお、秀長の最終官位が大納言だったので、その墓を大納言塚と云うようになったようです。

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H18.6.16
住所: 奈良県大和郡山市箕山町14