矢田寺〔金剛山寺〕(大和郡山市)
矢田寺は、正式には山号は矢田山、寺号は金剛山寺という高野山真言宗の寺院です。
「矢田寺」「矢田のお地蔵さん」の名で親しまれています。
いかるがの里に連なる矢田丘陵の中心にあり日本最古といわれる延命地蔵菩薩を安置しています。
大海人皇子(天武天皇)が戦勝祈願の為矢田山に登られ、天武天皇8年(白鳳4年、679年とも)、智通僧上に勅せられ七堂伽藍四十八ヶ坊を造営、十一面観世音菩薩と吉祥天女を安置されたのが当山の開基です。
また「矢田寺」という名で親しまれているのは、この地が万葉の昔より矢田の里と呼ばれていた為で奈良朝の文書に既に「矢田寺」と言う名称が使われています。
その後、平安の初め弘仁年間に満米上人、小野篁公により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心として栄えてきました。
中世末期には松永久秀の兵火に罹って堂塔が退転しましたが、その後の復興により七間四面県下屈指の大建築の本堂をはじめ諸堂が整い、矢田地蔵縁起その他多数の文化財を今に伝えています
裏山(地蔵山)には四国八十八ケ所の霊場を安置しており石仏めぐりの散策を兼ねて参拝の人が絶えません。塔頭寺院は、念仏院、大門坊、北僧坊、南僧坊の4ヶ院坊があって、修養道場として宿坊の設備も完備しており、特に春秋の彼岸法要には各宗旨を超えた「大和の納骨所」として大変賑わいます。
あじさい寺として知られており、25,000㎡の境内に紫陽花庭園や見本園があり、約60種類10,000株が咲き揃います。
(パンフレットなどより)
通常期間入山無料
アジサイ園開園期間 6月1日~7月10日 8:30~17:00
期間内入山料 大人400円 小学生200円。
H12.6.26
Photo Canon EOS 5D MarkⅢ
H26.6.24(写真差し替え)
住所: 奈良県大和郡山市矢田3506
関連リンク
タグ
地図
関連情報