八坂神社(日野市)
天然理心流の奉納額がある(非公開)八坂神社
2006年07月31日
八坂神社は、日野宿の鎮守として信仰を集めた神社です。
創立年代は不詳ですが、むかし日野本郷の多摩川の流れに沿って土淵という深淵があり、それでこの付近を土淵の庄と云いましたが、あるとき多摩川洪水の後、数夜にわたってその淵に何か怪しい光るものがみえたと云われます。里の老翁がこれを拾い上げたところ、金色燦然とした牛頭天王の神像であったため、里人は歓喜してこれを勧請し、祠を建立、鎮守として祀ったのが当八坂神社の起源と云われ、五穀豊穣・疫病除け・子孫繁栄に霊験無双の神として知られています。
社伝では応永5(1398)年普門寺が創建され、牛頭天王社の別当となり、明治2(1869)年八坂神社となりました。
本殿は、寛政12(1800)年に完成したもので、様式一間社造り、屋根は流れ造りで、正面に千鳥破風・軒唐白木彫りの彫刻垂木の組物等、建築技術の粋をつくした絢爛華麗な江戸後期の典型的な社殿(本殿)建築です。この本殿には、安政5(1858)年に天然理心流近藤周助の門人達により奉納された額があり、欅板に大小二本の木刀が架けられています。
例大祭は、毎年9月、盛大に行われ、特に「千貫みこし」とよばれる神社神輿の渡御は都内、近県でも有名な神事で、絢爛豪華な祭絵巻が繰り広げられています。
天然理心流の奉納額は非公開ですが、島崎(近藤)勇、沖田惣次郎、井上源三郎、佐藤彦五郎の名があります。
(現地説明板などより)
JR日野駅下車すぐ
H18.7.21
Photo Canon EOS M3
H27.10.18(写真差し替え)
住所: 東京都日野市日野本町3-14-12
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