2020年04月07日
医療機関における『感染予防』に関する緊急提言?
新型コロナウィルス感染拡大に伴う、前代未聞の『緊急事態宣言』が都市部にて発せられるこの期に及んでも、「(一部で言われる)診療拒否する前にやるべきことがあるのでは?」と思えるほぼ平時感覚で開院していると思われる医療機関がある現実を目の当たりにしましたので、緊急提言するものとします。
(お読みになって至らぬ点、過不足があればコメント願います)
そもそも感染者が来院しない前提かの平時の運用で、感染者が来院した場合には確実に院内感染が発生して閉院確実となる、すなわち『なるべくして医療崩壊する』環境を放置している現実がある様に思います。
<提言>
(1) 待合室等の換気・滅菌を積極的に行う
三密を避ける点で当たり前のことですが、開放可能で屋外に面する窓があるにも関わらず閉じっ放しで、「定期的に換気を行っております」と言っていながら、地下のライブハウス並に待合室がムンムンしていることがあり、窓やドアを極力開いて換気して風通しを良くしておく。
ただし、滅菌装置を入れている場合の解釈は微妙ですが、少なくともそのことは明示しておく。
滅菌装置を入れていないにも関わらず換気が行われていないと思われる医院への通院には注意する。
(2) 待合室等の新聞雑誌等の設置を自粛する
待ち時間に閲覧できるように新聞雑誌等が設置されていることが多々ありますが、感染患者手に取った場合に院内感染のリスクが高いことより、当面は自粛する。
(『新型コロナウィルスの感染のリスクがあるため、当面の間、新聞雑誌の設置を自粛させていただきます』等の掲示を行う)
(3) 待合室等の児童待機(遊戯)エリアを閉鎖する
子供連れ来院者のための児童が時間を潰せる様にスペースが設けられ、おもちゃや遊具が置かれている場合がありますが、(2)同様、感染患者手に取った場合に院内感染のリスクが高いことより、当面は自粛する。
(『新型コロナウィルスの感染のリスクがあるため、当面の間、児童待機(遊戯)エリアを閉鎖させていただきます』等の掲示を行う)
(4) 診療費の受け渡しのキャッシュレス化を行う
かねてより殿様でキャッシュレス決済を行わずに現金決済に固執している医療機関が今時分でも多々ありますが、貨幣、特に硬貨の受け渡しは感染リスクを格段に高めることとなるため、これうぃ期に極力カード等によるキャッシュレス決済を導入する。
これが元で、院内感染の閉院が発生したとしたら、コストカットどころでは無く、本末転倒となることは明白であり、新型コロナウィリス対策での導入は医院/患者のWIN/WINと言えます。
(5) タッチパネル受付機の使用中止ないしは接触防止対策を行う
さる感染防止策を講じられた病院での院内感染がタブレット端末から発生し、対策の盲点と報じられているところからすると、昨今急速に普及しているタッチパネル型の診療受付機は極めて危ないと環境と考えられるため、安易な利用の継続は避け、利用を中止するか、毎回消毒等で患者同士の接触を完全に回避できる運用とすべきでしょう。
(6) 上履き等を利用する場合は、短時間での履き回しが発生しない対策を行う
日本的な開業医院では、スリッパ等の上履きに履き替えることが多いところ、短時間で多数の患者が履き替える運用の場合、感染リスクが高くなるため、利用後は一旦『使用済箱』を用意することで、連続的に異なる患者が使用することの無い様に運用する。
毎回消毒を行えればベストではあるものの、諸般の事情で困難な場合、少なくとも、利用直後から3時間以上(時間根拠は希薄)は利用しない時間を設けることがベターと思います。
当面気付いた6点(投稿後2件追加あり)で、それ以外にあるかもしれませんが、『日本の対策は不充分、後手後手』と海外から罵られていることを押し退けるためには、不要不急の免罪符的扱いを受ける医療機関とは言え、その開院における具体的な感染対策として、頂点の日本医師会や日本歯科医師会が率先して推進すべき案件と思います。
厚生労働省とかバラバラで出すのでは無く、当初アホほど共通して掲示されていた、『武漢掲示』?の如く端的に、日本医師会、日本歯科医師会等で統一して周知徹底すべきでしょう。
もちろん、これらの対策は市中の一般商店にも応用可能です。
『人との出会いを8割にすれば対策となる』では、あまりにも情けない無能無策な『運否天賦』。
きっちり理を踏まえて、可能な限り具体的に明示して対策すべきと思います。
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COVID-19(by SARS-CoV-2) | ニュース
Posted at
2020/04/08 23:15:43
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