
色々ありましてリビング設置の200Vエアコンを自力撤去します
三菱電機2011年モデルのMSZ-JXV561S-Wです
古くなったというより風の当たり位置がレイアウト変更でよくなくなったので
最新型への変更移設を前提としての撤去です
真下がタンスという極悪配置なので性能を発揮できない…
56という形式名から想像できる通り5.6kwの中位モデル
パネルを展開してフラップを取り外し
壁付けではここまでしかできず
撤去移設はクロスフローファンが取り出し清掃できるのかという検証も
後ほどしたいと思います
まえやりましたがやはり黒カビが増えてしまいます
ここにある外機との相互接続線をのちほど取り外しますが
今回2点ほど気になることがありました
流しの電器屋がやったわけではないのですがメーカ指定手順から外れた施工はどうかな?と
これまで電設など色々なプロ施工の設置済み仕事について文句たれていますが
安全に最低限配慮と完成度時間制約からどうしてもその程度かなとどれも思えます
冷媒回収運転があるのでここでは電気はとりはずししません
詳しく書くと時間が無さ過ぎるのでさっと
外機の注意書き
これはR410なのでガス抜けしたら再設置にはリスキー(経済的・環境的に)なので注意
保護キャップをはずし
チャージバルブを接続
マニホールドゲージを接続
冷気の作業自体は人生初なので手順書を作っています
職業柄
まず真空ポンプとチャージバルブ間閉空間を真空にします
0が大気圧
マイナスの0.1は真空の判定
0よりプラス側は通常運転時の冷媒期配管内のハイプレッシャー
と覚えておけばOK
ここで一応放置して確認
チャージバルブを押し機器側配管を接続すると高圧力が読み取れます
室外機の2分高圧を全閉
3分低圧を全閉から1/4回転程左回りの戻し
想像よりこのスクリューの回しリーチはありますが可動範囲外には絶対回らないのでとりあえず大丈夫です
マニホールドゲージの青黄間を閉にして切り離し
内機物理的ボタンで緊急強制冷房運転を開始すると
読みがどんどん下がってきます
これが0に近づきつつあるときに3分のバルブを全閉すると指定されていますが
0を切っても向こうに行く感じでしたのでそのあたりで閉としました
これで理論上室外機側に冷媒が寄ることになります
この状態で運転し続けると機器が焼けるので数分以内にしろと指定されています
怖いのですぐ止めました
誤差ですがこれの止めがいまいち難しい
外機の冷媒接続を外します
残存ガスがシュッと少ししか漏れなければガスの外機封入が成功ということになります
圧かかった状態で外すと極めて危険なのでやめてください
最初の注意書き写真で見たとおりですが空運転は焼けますし
空気など異物混入では外機が爆発したまに新聞沙汰になっていますので注意が必要です
ここまで来たら撤去するだけなので
体力だけで平気です
内機の接続線を外します
ここで違和感を感じて調べたところ
●既設の工事でおかしい点1
内機外機の接続線が3芯1.6でした200V機だから2.0では?と思って調べましたらやはり据え付け工事書では2.0を指定されていました
この時代で燃費がいい機械だから平気とは思いますがミスはミスです。
冷媒管は背面設置です
ここでよくある壁構造内の重要筋交いの貫通ですがそれを避けるためにこの中途半端な位置になっているため
その点は正解です
注文住宅なので内部の配置は写真で記録しており工事時に提示済みなのでやりやすいかと思いますが建売だとこういうのは運です
筋交い貫通など流しの業者だとマジでよくある
配管を撤去中
これも画像を見返していてやはりおかしいなと思った点
●既設の工事でおかしい点2
内機直後の管配置で
冷媒管よりドレン管が上です
内機の直近では三角形にしてドレン管が下側が指定です
たち下がってからはどうでもいいいです
指定書では設計上めちゃ排水を気にします
耐熱ドレンなのは正解ですが内機の直後は大抵メーカ純正で耐熱ドレンです
配管の貫通穴
この通り経路に重要構造物はございません
が、
外壁と内壁の間が気になったので内外とも隙間をシーリングを埋めておきました
配管の下り勾配確保もそうですが
躯体保護を優先した外壁保護の軽視も1日限りのエアコン設置工事では無視される要素です
初なので撤去も設置もじっくり1日ずつ時間をかけて取組ましたが
1日で新規エアコン複数設置は細かいこと見ていくには無理あるなと思いました
どうやったって工数との関係は車の修理と通づるな
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Posted at
2025/05/17 13:57:49