
大工仕事は不慣れですし
静かな正月ではなかなか作業に没頭することができず
戦車製造工場の開設は未遂ですが調子はぼちぼちです
フェンスしかりある程度形になってから紹介していますけど
表題図はガレージの工作のために
年末までという予定で120*120KDヒノキ材を発注していましたものです
このとおり床面積を使っており邪魔な…

これまでの大規模木工作業は
PC台(コミケでも同人誌内に登場)と
ウッドデッキ(これは同人誌の内容としてはだいぶ面白くできたはずでしたね)でした
前者は45*45ホワイトウッド
後者は90*90ハードウッド(ブラジルセランガンバツ)が主流構成材でした
今回105*105KDヒノキと120*120KDヒノキでだいぶ悩みましたが
何を血迷ったのか120*120KDを選択しました
なにせ工場価格ではそんなに違いがなかったもので
開封の儀がこのとおりですがあまり見ることのない立派な木です
田舎で豪邸建てるときに使うやつですよこれ

ウッドデッキで使用していた90*90ヒノキとの比較ですが
120*120単一材となるとさすがにでかくて重く
建売住宅では到底使用されていないクラスの木材です
岐阜の工場から運搬されてきましたが商品の値段より運送費のほうが高かったのです
個人で買う人はあまりおらず対応がややこしかったのかもしれませんが
こういう小口でも買わないと日本の林業はダメになるなあと思い発注をかけました
どこから買ったのかはまた今度

作業は3段階です
1.設計図面通りの長さに切りそろえる
2.凸ほぞを作る
3.凹ほぞを作る
以上です
以上だけどしんどいという
この工程現在の建売住宅では工場でのプレカットで実現していますので
まずますなじみのない作業なのかも
ごつい木の切り方
鉛筆で一周マークして手でしっかり確認しながら切る
一気に切らずに回しながら入れていく
木も電工の試験と一緒で切りすぎると何もできなくなるため
図面を見て矛盾がないか確認してから慎重に切りそろえます
しょっぱなの一本2020を読み間違えて2200にしてしまった
修正
予備木材もありますが危険
個人作業であのでかい卓上丸鋸みたいなのがないのでタジマゴールドソーでぼちぼち切っていきます
素人が買えるような丸鋸だと深さが足りないですし
まずズレたり長さがいまいちになったりします
太い材料をきっちり平行に切るのはなかなか技がいります

切りそろえた木材は
足が6本 縦2本 横3本です
足部分の凸ほぞをきります
木目に水平な部分のみ余裕をもって丸鋸で均等に切ります
丸鋸のガイドをいったん決めたら動かさないままで全部の材料を一気に切るのがコツです
これで線を引かなくてもばらつきが出ません
あまりにも対象がごつすぎるのでこの作業が楽でした
木を完全に固定して切るのもこつのひとつ
なので大工さんは最初に現場に自分の作業台を作っていますね

木目に対して直角の部分と丸鋸でわざと余裕をもって残した部分は手鋸でゆっくり削ります
かたい部分は効率よく電鋸でショートカットして
仕上げをノコギリで慎重にやるのが成功への近道です
荒仕上げした凸ほぞです
今回は全般的に40*60*80という寸法で作ります
ほぞの組み合わせ部分は12か所
先は長いです
ヒノキをバッシバッシ切って削ってしていると宮大工にでもなった気分です
Posted at 2019/01/07 00:57:39 | |
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