
たまにしか使わなかろうが
一週間に一回しか使わなかろうが
とにかくテープドライブは故障します
DDS4やSDLTのチェンジャーとかで苦労した覚えも懐かしい
年末恒例データディスクのフルバックアップをかましたところ
走行中LTO4の4本中4本目でテープ認識不可能になりました
どうだろうとクリーニングテープを入れたところで
ついにソフトウェアイジェクト不可能になりイジェクトボタン長押しという強制終了手段で排出したテープがこちらです
クリーニングテープだからこれですんだもののデータカートリッジだとすごい回数まかれていて大変なことになりますが
ワカメとはこれまた久しぶりですね
メンテが多いうえにラックマウントだとなかなかしんどいです
こちらがLC接続のHP・LTO4
取り外します
LTOのトップカバーはねじ止めされておりません
この時点でトラブルは多いですよ!とメーカが言っているようなもんのような気がしますが
リールを観察すると透明ベロあたりがなにか不穏
リーダピンがここから出てきました
リーダピンをうまく開放してくれなかったようです
LTOのリーダピン
DDSなどはカセットのようにリールが2個あるのですが
LTOカートリッジはリール1個です
どうしているのかというとこのリーダピンで内部のリールに引き込んでから
巻き取って駆動しています
このドライブの機械部分はあかんやろということで
LCインターフェイス基盤を取り外します
取り外すとこんな感じ
過去にも書きましたがHP製フルハイトLTO4ドライブは
LTO史上唯一?SCSI仕様とSAS仕様とFC仕様の3種が存在していて
この3段目基盤を交換するだけで機械部分は共用できるのです
便利
フレキを確実に挿すため
片側のシャシーフレームは外す必要があります
こちらは別の予備部品LTOドライブの機械部分
正常な場合リーダピンを呼び込む透明のベロがここまで来ているはずなのです
こちらも交換先の正常ドライブ
静置状態でこのリールはリーダピン導入部の透明テープ部分の遊び以上には動かず
ロックされています
故障したドライブは何らかの要因で外れてしまっておりリールはフリー状態になっています
修理できるでしょうが入手単価や精度を考えると見捨てたほうが無難です
まあこのドライブもこの通り
右側のモーターを交換して修理したことのある部品なのですが…
LTO3のローディング部を部品取りしてくっつけてあります
じゃあもうこのドライブは3個いちだな
LTOドライブの修理は結構できる&わかるようになってきました
8mmとかは全然わからないのですが
右側に設置したのがリカバリ済みLTO4ドライブ
元のドライブは捨てて左側は空
再試行してフルバックアップを無事に終えました
一年に1,2回の運用レベルだと外付けのドライブを用意したほうが簡単だなと思い始めました
接続がLCだと特に
なにせLTO5以降は5インチハイト通常サイズのドライブしか無くなりましたからね。
Posted at 2021/01/11 01:35:36 | |
トラックバック(0) | 日記