KENWOOD MDV-333  

ケンウッドのMDV-333です。ナビ性能は二の次、オーディオ性能が良く安い点に重点を置いて選んだらこれになりました。

ポイント
･プリセットの他に周波数ごと細かく手動調整ができる13バンドEQ
･リスニングポジション（タイミングアライメント）、スピーカー位置/個数/口径の設定、クロスオーバー調整等の環境設定があり、スピーカー構成に合わせた最適な出力ができる
・BASSブースト、ラウドネス、ホール効果、ハイウェイサウンド(ロードノイズに消されやすい高音低音の増幅)、エレベーション(音場を上に持ち上げる)、走行速度に応じた自動音量調整等の多彩な音響設定
･USBコードが付き、iPod/iPhoneも使える（iPhone5 iOS6をLightningケーブル接続で動作確認済み）
･BL型アクセラのステアリングリモコン対応(ただし別売コード必要、他車種にも広く対応)
･イルミネーションカラーを自由に調整可能
・ETC、バックカメラ、ビーコン等が接続でき拡張性が高い（どれも使ってないけど）


実際に使ってみて特に良かった点はサウンドのエレベーション機能。ほんとにスピーカーが頭の真横にあるかのように感じられ、純正スピーカーで鳴らすにはわりとありがたい機能でした。

その後社外スピーカーを入れましたが、簡易的ながらタイミングアライメントとクロスオーバーと各周波数のカットオフ等の調整がついているおかげでそれなりにセッティングが出せました。それなりに。



iPhone5をLightningケーブル接続でRADSONEやONKYO HFplayer等の高音質再生アプリも使えました（もちろんiPhone5既定プレイヤーで再生するよりも音質上がっているのが実感できます）
しかしそのような外部アプリで再生の場合、選曲やプレイリスト選択などはiPhone側ですることになります（ナビから選曲の操作すると既定プレイヤーに切り替わってしまいます。ナビ側でできるのは曲飛ばし戻しとボリュームくらい）



ちなみに欠点としては
・Bluetooth非対応
・長すぎる曲名、アーティスト名は表示しきれず、スクロールなども無し
・iPod/iPhone接続で音楽再生時に、交差点に差し掛かり、行き先の詳細表示が出るタイミングで稀に音飛びする（ナビの表示をしていなくても）
等があります。

それと価格の通りHDD非搭載モデルなので、ナビでCDを録音する場合はmicroSDかUSBメモリに保存されます。
ちなみにナビから編集ソフト「KENWOOD Music Editor-VXII」をSDカードに書き出すことでPCから楽曲データの整理ができ、USBやSDカードで再生する場合にもiOS端末での再生時のようにプレイリストやアーティスト別での選曲ができるようになります。





ナビゲーションの性能としては可もなく不可もなくな感じ。でも動作は「彩速」と言うだけあってサクサクでストレスは無いですね。
メインの案内画面は良く言えばサッパリしてて見やすい、悪く言えば少し殺風景かな～と思いました。田舎だからだろって言われたらまぁ、その、はい。その通りでございます。
一つ気になる点として、ルート案内中に曲がる交差点に差し掛かると「ﾄｩﾝﾄｩｰﾝ」とSEが鳴るんですが、これがどう聞いてもエラー音チックな音で慣れないうちはビビります。


テレビはフルセグではなくワンセグなので画質とアンテナ感度が非常にアレです…まぁ自分は車でテレビを見るってことがまず無いのでどうでもいいんですが


「安くてオーディオ環境がちょっと凝ってるナビ」をお探しの方にはかなりオススメできます。生産終了してしまったようなのでこれから新品では手に入りにくくなるかもですが、在庫処分で格安になっているかも？


購入価格は本体58000円+ステアリモコン用コード2000円+取り付け工賃20000円