ついに８期生ＣＣ２インスパイアのエアコンを修理する日が来た(その２)

平成四年式のＣＣ２インスパイアの，エアコンをようやく修理できましたので報告します。

前回のレポートは昨年の８月・・・もうほぼ１年近く経ってますね。
そのときのエアコンの状態は，「効くけどガスがコンプレッサーの継ぎ目から漏れる」というものでした。
今回は，これの解決編になります。

そのためには，ドナーが必要です。
現在の８期生ＣＣ２のバックアップ(部品取り車)は，ウチは２台あります(６期生ビガー，７期生インスパイア)が，６期生の雨漏りのひどさがどうしようもなく，こちらからエアコンプレッサーを摘出することになりました。ホンダ直５の中では最も気に入って６年も乗っていただけに，部品取りと割り切れない気持ちもあったせいか，この作業に踏み切るまでにずいぶん時間が経ってしまいました。

これが摘出したエアコンプレッサーです。これを外すのに，補記類のベルトはほぼすべて切断するなど，かなり奥に手を入れるための作業を要しました。
だからこそ，一度外したら無駄にはできません。
作業はいつもの電装作業ショップに持ち込み，お願いすることになりました。外すのはＤＩＹで出来ても，エアコンガスの注入と整備についてはプロにお願いするしかないと思っています。

このクルマは冷媒として昔のフロンガスＲ１２を使います。今のＲ１３４は使えません。そしてＲ１２は今入手がやや難しく，できたとしてもかなりお高い。
そこで，この１年の間に，代替品を入手していました。
「ＣＯＬＤ１２」というものです。
賛否両論ありますが，ようするに代替フロンどころかプロパンガス，つまり可燃性だったりします。
ですから，安価で，かなり効きますし，大気放出厳禁というわけではないようです。
色々考えましたが，それなりに実績もあるようですので五本ほどまとめ買いしてみました。
なお，導入については自己責任となります。

まだ暑くならない時期というのも幸いし，その日中に作業を完了して頂けたのは本当に感謝です。

試しに効かせてみましたが，エアコンの効きは申し分ありません。平成４年式の車体のエアコンがガンガン効くのはよく考えるとすごいことです。

交換した６期生のコンプレッサーも漏れなく作動しています。
なお，外したコンプレッサーは，どうやら接続部分が長期保管の間に腐食で緑青のようなものを吹き，それが原因になったらしいとのこと。つまり，修理可能とのアドバイスを頂きましたので，引き取ってきました。絶版車だけにちょっとした部品も今や貴重です。

これで，真夏の遠出もバッチリです。早く休みにならないかな。また秋田まで走ってきたいですね。