リバウンドストッパースペーサーを個人的に考える
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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E12ノートのフロントサスペンションのリバウンドストッパースペーサーについて考えてみたいと思います。
まずリバウンドストッパーは何をしているかというと
名前の通りリバウンドのストッパーです(笑)
これでは説明になっていませんので簡単に説明すると
E12のアッパーマウントは端的にいうとボディには固定されていません。
ボディはアッパーマウントに載っているだけです。
もしリバウンドストッパーが無いとギャップなどでダンパーが伸びた際にアッパーマウントがボディから外れ走行出来なくなってしまいます。
なのでアッパーマウントがボディから外れないように伸び側(リバウンド側)の動きを規制(ストップ)するのがリバウンドストッパーです。
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次にノーマルではボディとリバウンドストッパーの間にはスキマがあります。
そのためギャップなどを乗り越えた際に瞬間的ですが
ボディがアッパーマウントにもリバウンドストッパーにも接していない状況が起きます。
その瞬間はサスペンションは機能しませんのでクルマがフワフワするような感覚がします。
また数百キロもある車体がアッパーマウントに着地した際には大きな衝撃が発生します。
このような症状を改善するのがリバウンドストッパースペーサーです。
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ではなぜノーマルはスキマが空いているかというと
サスペンションにはキャンバー角やキャスター角が付いているので
ステアリングを切ると
下記の動画のようにボディとアッパーマウントの位置関係が変化します。
(動画はホンダフィットですがノートも同じサスペンション形状なので同様の動きをします)
https://youtu.be/6ttXNqL5dRE
またギャップを乗り越えるなどの外的要因や加減速などでも位置関係は変化します。
この動きを逃がすためにノーマルにはスキマが空いています。
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このためリバウンドストッパースペーサーを入れスキマが無くなると
スペーサーには横方向の力が掛かるので使用中にスペーサーがズレるという現象が発生します。
またアッパーマウントの動きを制限するので
ダンパーに無理な力が掛かりオイル漏れやダンパーの曲がりなどの
トラブルに繋がる可能性もあります。
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そこで考えたのが
・位置ズレやダンパーへの負担を減らすため
スキマを無くすのではなく狭くする。(スペーサーの厚みを薄くする)
・スペーサーに横方向の力が掛かった際に
ズレにくくするため摩擦係数が小さく変形しづらい素材にする。
です。
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そして作ったのがこれです。
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早速インプレですが
有り無しの違いは感じます。
走行中にしっかり感を感じました。
ですが路面からの微振動が伝わってきたり
ギャップを乗り越えた際の振動や音が大きくなったように感じ
ダンパーの減衰力を変えてみたりしましたがあまり改善せず
どちらかと言うと自分にとってネガティブな要素が大きく感じられたため取り外してしまいました。
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最後にですが、私のクルマはリバウンドストッパースペーサーが無い前提でセッティングをしてあるのでマッチングが良くなかったのかも知れません。
ですので違う仕様のクルマに付けたら結果は違ったかも知れません。
これは結果の一例であり個人的な見解ですので
既存品や装着されている方を否定する意図は全くございませんのでご理解をお願い致します。
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