エンジンオーバーホール2016 組立編5

この整備手帳は、いつかオーバーホールしようと思っている方へ少しでも役に立てばと思い、当方の素人感覚で疑問に思ったことや、わからなかって調べた事、失敗しかけた事を記録しています。

次にフライホイールをつけるのですが、エンジンハンガーにつけていると、取り付けできないので、エンジンクレーンで吊り上げます。実はエンジンクレーン持ってなかったんですが、親切なお友達が寄付してくれました、ありがとう～

次にフライホイールを取り付けます。この6個のネジのピッチが後期型は広いので、フライホイールを選ぶ時は注意が必要です。

取り付けにはネジロックを塗って取り付けています。フライホイールが回るので特殊工具で固定が必要ですが、私はインパクトで締めました(笑)

次にクラッチシューとカバーを取り付けます。

センター出しツールを使って、クラッチシューを真ん中にします。これをしないとミッションのインプットシャフトが正確に入らずボルトが締められません。

センターが出たらクラッチカバーのボルトを増し締めします。

ここでクラッチの話ですが、クラッチが滑る場合、シューが減るだけでなく、カバー側のダイヤフラムがへたって、圧着力が弱くなることもあります。できればカバーとセットで換えるほうがいいと思います。

で、ミッションとドッキングさせるのですが、かなり大変です。ドッキングさせる前にはエンジンとの間のプレートと、下側の半円のプレートと、ダウエルピンがちゃんと入っているか確認をします。

ミッションと合体させたらボルトをつけていくのですが、画像のボルトがミッションの上の2本です。向かって右が長いので注意が必要です。私は過去に間違えて長いほうに短いのを入れてネジ山を壊しました。

ミッションがついたら、セルモーターとか
色々着けていきます。

ここにもダウエルピンがあるので、穴の中に落とさないように気をつけます。できたらセル側に着けておいたほうがいいかもしれません。

エンジンとミッションが合体したら、この時点でネジが締まっているかチェックしましょう。私は2箇所緩んでいました(笑)

部品が全てついたらメンバーに載せて、マウントのネジを締めます。

エンジンクレーンを持っていますが、昔からやっているジャッキで積み込みが慣れているので、今回もこれで行きます。

メンバーの下に台車を入れてその下にジャッキを入れて上げて行きます。

私はバイクジャッキを使っています、後でナックルを取り付けるときに出てきます。

この段階でエンジンオイルを入れてクランクを回して、オイルを行き渡らせるのですが、できればヘッドカバーを外してカムにだあ～っとかけましょう。

私はミスってプラグホールに入れてしまいました(笑)