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御七夜のブログ一覧

2024年06月28日 イイね!

【追記】鉱石・鉱物探索④ 富井鉱山

【追記】鉱石探索④「富井鉱山跡」2024/6/23訪問

先日訪問した富井鉱山近くの露頭ににまた行ってきました。

前回の探索ブログで、露頭を壊さないでと言いましたが理由を示しておこうと思います。

これを見て露頭を壊すのをやめようと思ってくれると嬉しいです。

まず、現在ある露頭ですが、黄鉄鉱の立派な結晶は粘土層にあります。

そのため路頭を崩して塊で採取しようとしても粘土層なので崩れます。

粘土層ではないところもありますが結晶が小さいので崩しても良い標本は採れません。

ではどこを見るか。ポイントは2つ
①露頭前の舗装路

わかりますかね?
所々黄鉄鉱の結晶が落ちてます。
露頭から大雨で流れてきたものです。
5ミリ程度と、ここで採れる結晶としてはは中粒サイズが拾えます。
単結晶が好きな人はこれがおすすめ。

②露頭前の水たまり

露頭の前に水たまりありますね。
ここ、宝の山です。

露頭から自然に崩れた結晶や岩塊がここに沈みます。
なので、この底をスコップで攫って篩にかけると色々なものが出てきます。


ただ注意して欲しいのは深く掘りすぎると土しか出てこない上、林道や露頭の損壊に繋がります。
水たまりを崩すのも厳禁です。
雨で鉱物がたまる水たまりを壊すと鉱物が流れ出て溜まらなくなってしまいます。
そうすると探すのが大変です。
鉱物が欲しければ水溜りは保持する。
もちろんですが露頭側に掘り込むのはご法度です。
水たまりの底の表面を攫うイメージです。


この2つのポイントを押さえて採取した鉱石がこちら

水晶単体

10ミリ超えの水晶(10倍撮影)

複数絡んだ水晶(29倍撮影)

双頭水晶(29倍撮影)

(29倍撮影)


黄鉄鉱+水晶

非常にきれいな黄鉄鉱と水晶
水晶が8ミリ程度(10倍撮影)


黄鉄鉱単体6ミリ程度(10倍撮影)



黄銅鉱と孔雀石10ミリ程度(10倍撮影)



黄鉄鉱や黄銅鉱、水晶の塊どれも5センチ弱







最後に水たまり底にあった岩塊。
路頭に見える結晶よりずいぶん大きいのでかなり長いこと沈んでいたようであり、黄銅鉱は完全に変色している。(青い部分)
黄鉄鉱、黄銅鉱、水晶
茶色い部分も黄鉄鉱と思われかなり重い。
スマホケースに置いて撮影してるのでサイズ感はわかりやすいかな

拡大



これだけ取れれば露頭壊す理由なんて皆無ですね。
露頭に見える鉱物より水たまりに沈んでる鉱物の方が立派ですから。

どこの採取地もそうですが、いろんな人が採取してだんだん良いものが採れなくなってきてます。
そんなときは少し思考を凝らして過去のおこぼれをゲットできれば幸せかもしれないですね。
Posted at 2024/06/28 21:04:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 石ころ
2024年06月26日 イイね!

鉱石・鉱物探索⑥ 大岩鉱山?

今回行ってきた鉱山はこちら

鉱石探索⑥「大岩鉱山跡?」2024/6/19訪問

「?」がついているのは今回いった場所の鉱山が何なのかよくわからないためです。
探索地周辺にはいくつかの鉱山があるのですが、昔の地図を見ると
ここには鉱山がないのです。
最も近いのは少し下流の本流側の沢にある大岩鉱山であるため、今回は大岩鉱山として記載しておくこととします。
なお今回の探索地、ネットでは久良沢鉱山と紹介されることが多いですが、久良沢鉱山はもっと上流にあったようです。晩年に下流まで掘るようになった可能性はありますが、資料がなくわかりませんでした。

車を駐車した近くには沈殿槽のようなものがありました。



対岸には大穴が…坑道のようには見えないし奥もなさそうです。


この近くから沢を渡って少し下流に行くとズリがあります。
ここのズリ、すごく急斜面ですから必ずヘルメットを被ってください。
ズリの上方に抗口があり、そのあたりで採集等している人がいると石が落ちてくることがあります。重く硬いマンガン鉱なので当たると死にます。まじで。
ズリ採集する前に抗口まで上がって人がいないか確認するか、下から大声で呼びかけて注意してもらったほうがいいかもしれないです。
なお、野生動物(クマ・シカ)が歩いても石は落ちてきますので、人がいなくてもヘルメットは必須です。

ズリの上流側になにかの基台。斜面なので索道ですかね?


ズリを上流側から迂回して登ると抗口がありました。



更にもう一つ抗口


この他にも抗口はあるようですが、斜面が急なため長靴で登るのは危険と判断してやめました。
今度は沢渡ったら靴履き替えて登るようにしよう。

抗口ってなんとも言えない不気味さがあって怖く、入っていく気にはなれないです。入ったらだめですが。

ズリに戻って鉱石採取。日が傾いてきたのでクマが出てくる前に退散…と思って
ズリの上流側にある支流沢を挟んで反対側に岩の飛び出たところがありました。
もしかして抗口?今度行くときは見に行ってみましょう。


採取したものはこちら
方鉛鉱


拡大(X10倍撮影)


何かわからないけど白くて鋭い割れ方をする石


バラ輝石を含んだマンガン鉱


拡大(X44倍撮影)


別のバラ輝石(x44倍)


真っ黒ですが、満礬柘榴石を含んだ鉱石


拡大(x44倍)


大きめの満礬柘榴石が入った鉱石。石の真ん中ちょい右の上の端の方


拡大(x10倍撮影)


満礬柘榴石の良い標本が欲しかったのですが、石の見方が悪く逃していたことが
後でわかったため、近い内にリベンジします。
暑い時期は山奥の涼しい鉱山が探索しやすいです。
クマいますが・・・
Posted at 2024/06/26 21:14:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 石ころ | 趣味
2024年06月19日 イイね!

鉱石・鉱物探索⑤ 錫高野鉱山

今回行ってきた鉱山はこちら

鉱石探索⑤「錫高野鉱山跡」2024/6/16訪問
茨城県の錫高野鉱山跡へ行ってきました。
ここはかなり広い鉱山で、南側には立入禁止の高取鉱山跡もあるので注意しましょう。
錫高野鉱山も高取鉱山と同じ会社が管理していて。
鉱毒処理をしているらしいです。

錫高野鉱山は立坑を埋めた跡や陥没部もあり、それらの箇所にはロープを張って立入禁止にしてあるので、入らないようにしましょう。抗口は確り閉塞してあるので、誤って落ちると出口はないです。


鉱山跡の写真
車を駐車したところここから山歩きです。1キロ強ですかね
電波もGPSも入らないので下調べした地図とにらめっこして歩きました。


ズリ山

ズリの上で焚き火をした跡がありました
周囲は植林されている=木は売り物
なわけですが、燃えたら責任取れるんですかね?
やめていただきたい。
鉄重石が拾える数少ない場所を閉鎖されたら嫌です。
だんだん入れる鉱山跡は減ってきていますが。これからの世代が同じ趣味を持てるようにしたいものです。

ズリの上の方には抗口

あと4箇所ほどあるのですが、ヤブがひどくてやめました。
ちなみに写真の抗口付近は陥没跡とそうじゃないかなと思う箇所がいくつかあるので注意。

ホコリタケ


採取鉱物

ガラス片にしか見えない石英?水晶の破片?


鉄重石。タングステンの原料だとか。


石英を母岩の石が多いようです


鉄重石と黄銅鉱と白雲母。錫高野鉱山の縮図のような石


水晶

太さ8ミリくらいの水晶


よくわからないもの。鉱物なのか、自然物が付着したのか・・・

ブラックライトを当てると緑色に蛍光します。


黄銅鉱


黄鉄鉱。黒いのは錫石か?


多分鉄重石


大きい水晶が欲しかったんですが、探索場所が良くなかったのか
見つかりませんでした。
ここはまだ半分も探索できていないので、涼しくなってくる頃に
リベンジしようと思います。
Posted at 2024/06/19 21:47:43 | コメント(0) | トラックバック(0) | 石ころ | 趣味
2024年06月14日 イイね!

鉱石・鉱物探索④ 富井鉱山

白銀鉱山からの帰りに来るまで行けて簡単に鉱石採取できるとこへ行ってきました。

鉱石探索④「富井鉱山(篠井金山)」2024/6/9訪問
栃木県宇都宮市の富井鉱山に行ってきました。

かつては金が取れたそうですが・・・100年以上前の話だそうで、明治以降は黄鉄鉱などが主産物だったそうです。

まず初めに、ここの鉱山跡、正確に言うと鉱石採取できる場所は
車で行きやすく、たくさん人が訪れることから、

「非常に荒らされています」

私が行ったときは、沢に人糞がありました。
やったやつくたばれ。

これからも鉱山探索をブログにしますが、詳細な場所を書かないのは、
「色んな人が詳細を書くと、目に止める人が増えて現地が荒れるから」です。
すでにネットに記事がある場合は、詳細な位置はなるべく書かないようにしています。
きちんと調べる根気強い人だけが行けばいいのです。
キャンプ場のように都会からひょっこり来て荒らされるのはゴメンです。

それはさておき鉱山の方にいきましょう。

沢で拾えるそうですが、全くと言っていいほどめぼしい石はありませんでした。

小さな砂防ダム?はトロッコのレールでできてました。
鉱山で使ってたものでしょうか


沢の脇の林道を奥に登っていくと抗口などあるそうですが、今の時期はヤブなので退散。

採取鉱石は以下の通り
ちょっと色のついた水晶(x44倍撮影)

同じ石の別の水晶。小さいけど形がきれいです。(x44倍撮影)


ただの水晶(x19倍撮影)


よくわからない石。玉髄でもないし、ただの石英でもなさそう。

拡大(x44倍撮影)





続いて少し離れたところにある黄鉄鉱の露頭鉱脈も見てきました。

写真中央、縦に石英脈に沿って黄鉄鉱が輝いてますね。
非常に美しいです。

ここは断崖で、上は木が生えているので露頭を壊すのはやめてください。
崩落したら二度と見れなくなります。
絶対にやめてください。
そもそも素人が鉱脈をほろうと思ってもうまく掘れません。絶対に失敗します。
自然に割れたり崩れた転石、黄鉄鉱の結晶が足元に散らばっているので
ザルでふるいにかけて、いい感じの大粒を持って帰ってください。
鉱脈が粘土質の部分もあるのできれいな単結晶も拾えます。
サビがついていても、サンポールに一晩ほどつけておくときれいになります。
崩さなくてもきれいな黄鉄鉱がとれます。

以下未洗浄なのでまだサビが付いてますが鉱石の写真です。
(中には過去に誰かが破壊したものが混ざっているとは思いますが、判別つかないのでそこは容赦ください)
5mmほどの単結晶(x19倍撮影)


石英?っぽい母岩に含まれる黄鉄鉱


結晶のきれいな箇所を拡大(x44倍撮影)


母岩にしっかりついた8mmほどの黄鉄鉱の結晶集合体(19倍撮影)


露頭鉱脈より奥の沢ですが、
水晶脈を持つ黄鉄鉱が散りばめられた転石

拡大(x44倍撮影)


行きやすいですけど、人が荒らした鉱山跡を見るのは少しがっかりしますね…
Posted at 2024/06/14 23:56:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 石ころ | 趣味
2024年06月13日 イイね!

鉱石・鉱物探索③ 白銀鉱山

今回行ってきた鉱山はこちら

鉱石探索③「白銀鉱山跡」2024/6/9訪問
栃木県塩谷町の白銀鉱山へ行ってきました。

鉱石探索①②では車で簡単に行けるところへ行きましたが、
今回始めて山の奥へ。
林道の入口に車を停めて800mほど歩いたところにある鉱山です。

鉱石探しでいつも参考にしている方の資料に2020年探索でトラックが通れるレベルに林道が拡幅されている旨記載があったので、行きやすいだろうと思い初の山中探索に選んだのですが、現場はこの通り

路盤が完全に流されて、ボックスカルバートが露出していました。
(沢の上流から下流側に向かって撮影)
ここ以外にも崩落箇所がありトラックが通っていたとは思えないレベルに・・・
この様子だと、あと数年で朽ち果てるでしょうが、沢沿いに登れば鉱山にはいけるので、大丈夫でしょう。

道路状況がこんななので、ヒルも大量に湧いており、長靴にまとわりついてきました。
虫よけ兼ヒル避けのスプレーを買っていて正解でした。
沢は緑に覆われて水も非常に綺麗でした。
ヒルがいない季節なら沢辺でゆったりしたいですね。


鉱山入口が近づくと下草も高くなり、大変でしたが、脇の沢を登って抗口へ。
かなり傾斜がきつく登れるかわからないので荷物をおいていくことに。
抗口の場所がわからず、無駄にずいぶん高く平地になっているところまで登ってしまいました。鉱山施設でもあったのでしょうかね・・・
(カメラもおいていったので写真なしですゴメンナサイ)

抗口を見つけた頃にはクタクタでした。ただ、抗口付近は杉林でヒルがいないのが救いでした。

斜面が急でバッグもないため石はあまり拾えずでした・・・

ヒルに噛まれず、くまとも遭遇せず無事下山。
このあと別の鉱山にも行きましたが、それはまた後日。

以下採取物

よくわからない赤い石。何でしょう?チャートですかね。
鉱物はついてませんでしたが、赤色が気に入ったので持って帰ってきました。


以下鉱物のついた石たち

非常に微細なザラメ水晶(x44倍撮影)


芥子粒サイズですが、多分黄銅鉱?茶色いところが隣りにあるので黄鉄鉱かも?結晶の形が変ですが…よくわからん(x44倍撮影)



5mmくらいの水晶が2個。実はこの奥にもう少し大きい水晶があります。(x29倍撮影)



この水晶の奥にも鉱物がありました。
おそらく黄銅鉱(x44倍撮影)

黄鉄鉱や黄銅鉱の結晶のように四角くもなく、黄銅鉱のように粗くもなく…
ただ、表面がちょっと赤っぽく変色しているので、酸化初期段階の黄銅鉱かなぁと・・・この先変色が緑色になれば黄銅鉱確定。

抗口の写真も撮れず、鉱石も芥子粒サイズばかりなので、ここは冬にでもリベンジします。
Posted at 2024/06/13 23:57:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 石ころ | 趣味

プロフィール

「【追記】鉱石・鉱物探索④ 富井鉱山 http://cvw.jp/b/1600090/47809683/
何シテル?   06/28 21:04
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