オルガンペダル作成
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
パーツレビューではイマイチわかりにくいと思うので、こっちにも書いてみます
これが元々の姿で、アクセルペダルはありません
コイツの後ろに長さが20cm程のマスターシリンダーが付くのですが、ミニの床に置いてみるとマスターが床の前方のナナメ部分に当たってしまうので、ペダルがとんでもない位置にきます、買う前からなんとなく想像はしてましたが(´;ω;`)
なにがなんでも付けたかったので、改造する事にしました
とは言っても、なかなか良い改造方法が見つからず暫く悩んでいたのですが、遊びに来ていた後輩が「マスターが反対側に付く様にしてみたら?」と言ってきたので、その線でなんとかならないかやってみる事にしました
2
ペダルはこんな感じになりました
ウチではアルミの溶接が出来ないので、いつも知り合いのレース屋さんにアルゴン溶接してもらっています
増設するピボット部分はアルミのカラーを削り出してもらいました
ペダルが短くなった為、踏み代を上へ伸ばす形で追加しました
ここのプレートは、不要になったミニ用アンダーガードを使いました
3
ペダルを取り付けるブラケットが使えなくなるので、一からスチールで作りました
ここのフロア部分はサブフレーム取り付け部分で、レースカーでフロア補強される事が多いですが、更にペダルの力をモロに受けてしまう事もあり、3.2mmのプレートを溶接とステンのリベットで補強しました
4
ここからが大変でした
本当はペダル近くにマスターを置きたかったのですが、運転するのに邪魔になります
シートの後ろにマスターを置く事になりましたが、シートにも邪魔され、かなり後ろの方になりました
マスターからペダルまで約80cmのプッシュロッドで押す事になるのですが、問題はシート下にあるボックスの中にプッシュロッドをどうやって通すかです
いらない壁紙の裏で、1/1スケールでフロアの断面図を落書きし、シミュレーションして目処がついたので作成しました
5
ボケボケの画像ですが、ボックスにはφ20の穴をホールソーで空けました
そこにフランジを溶接したアルミのパイプをボルトで脱着出来る様にしました
パイプの中にはグリスアップした耐油ホースを入れ、この中をプッシュロッドが通ります
各クリアランスは少なく出来たので、プッシュロッドのたわみ防止にもなりました
マスター本体の固定用のステーは、フロアに負担がかかるのでボックスからリアシート部分まで一杯の長さにしました
軽量化の為ホールソーで限界まで肉抜きし、プレート1枚につき220g軽量化出来ました
この時飲んでいた缶コーヒーと同じ重量だった為、この数字は忘れません・・・
6
このキットにはアクセルペダルは付いていないので試しに純正の吊り下げペダルで運転しましたが、操縦性がハナシになら無かった為、同じくオルガン式で作りました
これもミニ用のアンダーガードを切り刻みました
各ペダルはSUPER GTの車両等を参考にし、少し大きめに作りました
スロットルとの連結はデルタ製のペダルをカットして角度調整出来る様にし、スロットル開度や重さ等、ピロボールを介してスムーズに動く様に試行錯誤しました
リターンスプリングには、リフォームの現場で廃棄処分となった照明のカバーに使われていたトーションスプリングを2本掛けし、ペダルの重さがイイ感じになりました
あと画像ではわかりませんがアクセル、クラッチ共にストッパーを溶接し、アクセルは必要以上に踏んでケーブルのストレスにならないよう、クラッチは必要以上踏み込まなくても切れるポイントに調整出来るように、ボルトとナットで調節出来る様にしました
7
フットレストも元々付けていた物では角度が合わない為に作りました
これもアンダーガードと、仕事で余ったカーテンレールです
フロアは高さを上げた方が操縦性が良いのと、プッシュロッドが邪魔なのもあり、後輩にもらった厚みが1cm位あるカーボンのプレートを使いました
これがメチャクチャ硬く、丸ノコでカットしました
8
ペダル表面には3M製の滑り止めテープを貼りました
アクセルとブレーキに貼るとヒール&トゥがやりにくくなったので、最終的にクラッチペダルのみになりました
構想時間1ヶ月、作成に3ヶ月程かかり、頑張り過ぎたのか痔になってしまいました(´;ω;`)
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