6速 アイシン AZ-6型 レボリューション クロスミッション 組み付け
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コツのみ書きます。
①整備解説書を購入した方が良いです。
ディーラーに購入したら3か月待ちましたが1,160円で買えました。
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②整備解説書で一番分からないかったのが図の赤色部分の3つの9.5球の位置です。分解時に球が落ちてくるのと整備解説書が言葉のみで書いて有ったのでサッパリ分からずにシフトロッド、ケースを破壊しました。
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③図のクラッチハブのボールとバネが組み付けが難しい問題ですが、通常は2人掛かりで3個のボールを同時に組むらしいですが、1人でも組めました。
矢印の部品が実際はガタツキが有り1ヶ所組んだらボールが飛び出さいギリギリまでズラしてもう一ヶ所を組んでいく方法です。
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矢印の白色はプラスチックでガタツキ部分に入れてボールが飛び出さないようにしています。その間に他のボールを組んでいきます。
写真はシャフトにクラッチハブを組んだ状態ですが、クラッチハブ単品でしたらプラスチックを入れなくても組めます。
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それ以外の部品の調達は青色部分とスプリング、球、ボルト等も同じでしたのでRX-8のミッションを分解して使用しました。
緑色部分のケースはシルビアS15も同じでした。
AZ-6型のミッションの車種ごとの違いはアルミのケースのエンジン側、プロペラシャフト側、インプット、アウトプット、カウンターシャフト、ギアの違いだけかもしれません。
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⑦ワコーズのラスペネを塗って全てのギアをプレスで抜きました。
試しに部品取りのRX-8のミッションを塗らないで分解したら油圧プレスのバーがしなってきました。
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⑧矢印のカウンターシャフトのローラーベアリングの隙間が4mmで特殊工具が必要ですが、L形鋼3×30×30サイズを切断して2本作り抜きました。ギアと違い軽い圧入でした。
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⑨全て部品にマーカーで記入しました、特にギアは表裏が逆にし易いので表(エンジン側)は青色、裏(プロペラシャフト側)は赤色に決めてました。
余り汚れて無いミッションだったのとマーカーが消えるので洗浄もしませんでした。
外して部品は全てピニール袋で保管しました。
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⑩緑色のケースのフチと溝の中央が61mmにしてケースを組んで尚且つケースの穴から覗いてズレが無いか確認してからボルトを入れます。溝がズレている場合は水色のシフトロッドを左右に回転させて戻します。
私は無理インパクトレンチで入れたらケースを割り、シフトロッドを曲げました。
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⑪ロードスターNB8のみですがオレンジ色矢印のフリクションギヤが有るので整備解説書では、SST特殊工具で回してから位置を決めて更にSSTを入れて固定すると書いてしたが、Ф4の鉄のピンを入れて代用しました、位置決めの為回すのが大変です、私は旋盤を治具にして回転させました。
バックギアにもフリクションギアが有りますが手で回せました、Ф2のピンを入れて固定しました。
ロードスターNB8が最初のアイシンAZ-6型ミッションでその後フリクションギアが廃止されたので、無くて良いような気がします。
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⑫左がレボリューション、右が純正です。
上記のフリクションギアが有るのでカウンターシャフトのみレボリューションの物と違っていて組み付けが不可能でしたので下記のように加工しました。
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レボリューションのカウンターシャフトを加工した物です。
本来は円筒研磨加工すべきですが、フリクションギアにガタツキが有り精度が余り必要でないので旋盤加工です。
旋盤屋さんに依頼する場合は純正と加工するカウンターシャフトを2個持って同じように加工して下さいと頼みピン色の溝は突っ切りバイトの幅で良いです左側が余計に削れてもOKです、と依頼しましょう、溝の幅まで同じにすると工賃が上がるからです。
加工後確認する為にこの部分に入るフリクションギアとスペーサーも持って行って嵌めて確認してもらった方が良いです。
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⑬全てのギアを油圧プレスで交換しました、白色はビニールテープでギアを直接当たらないようにして保護しました。
ベアリングプーラーも試しに使いましたが抜けませんでした。
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⑭組み付け時はミッションオイルを塗ると整備解説書に書いてましたが、臭いのでエンジンオイルで代用しました。
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ロードスターNB8の純正(赤色)とレボリューションのクロスミッションのギア比(青色)の比較です、2速がやたらと3速に近く不安です。
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アイシンAZ-6型ミッションは色々なサイトにOH方法が載っていたので参考にしました。
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