「土佐藩京都屋敷址」-京都市
幕末政局主導獲得の拠点の一つ
2006年10月22日
元・立誠小学校地。校舎はまだ存在しています。
その地附近に江戸時代、土佐藩の藩邸がありました。高瀬川に面しても門が開かれ、高瀬川には土佐橋が架かっていました。藩邸がはじめておかれたのは江戸時代で、元禄3年(1690)には、京都藩邸の守るべき法律が詳しく定められています。藩邸は藩の京都連絡事務所で、留守居役が詰め、町人の御用掛を指定して、各種の連絡事務にあたりました。
幕末の土佐藩は、薩摩、長州とならんで政局の主導権を握った雄藩。武市瑞山、坂本竜馬、中岡慎太郎、後藤象二郎ら土佐藩出身の志士が活躍しました。藩邸は、土佐藩の活躍の京都における根拠地でした。
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