オーディオのデッドニングとインナーバッフル取り付け(その1)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
スピーカー部分のデッドニングを施工しました。
今のままでも、それほど音に不満はなかったのですが、せっかくいいスピーカーを入れてるんだから、なるべくその力を発揮してもらわなきゃと思っていました。
現在の構成は、HUがKENWOODのI-K77になっているのとフロントのウーハーがJBLのP560Cになっている以外は純正のharman/kardonのシステムそのままで、スピーカーもポン付けしているだけです。
尚、P560Cに付属のツイーターは今回は使わずに、純正harman/kardonのスコーカーとツイーターをそのまま活かすことにしました。
今回の改善ポイントは、低音域の音を引き締めることです。
中音域はドアのスコーカーが結構いい仕事をしているので、あまり変わらないだろうという予想です。
※このサイズのスピーカーは「ミッド」と呼ぶのが一般的だと思いますが、フロント3WAYのいちばん低音側なのでここでは「ウーハー」と呼ぶことにします。
2
運転席側(左側)から始めましょう。
写真は純正の吸音材です。
材質はニードルフェルトというやつでしょうか。ただ、結構固められているので空気は殆ど通さないと思います。
つまり、スピーカー背面のお椀型の空間のみでスピーカーの背圧を受けていることになります。
この背面の空間をもっと広げてあげて、スピーカーのコーンがもう少し自由に動けるようにしてあげましょう。
3
スピーカーを外した空間を確認してみると下はあまり空間がなさそうです。
横は数センチ程度の空間があり、上の方は20cm以上はありそうですがそれ以上は手が届かず、確認できません。
真ん中に縦に通っている黒いチューブは、水抜きのパイプでしょうか?
写真では確認しづらいですが、黒いチューブを境に角度が90度違います。
向かって右側が進行方向に対して直角、左側が進行方向に水平です。
4
鉄板はかなり厚みがありそうで、変に共鳴するような平面もないので制振材の効果は薄そうですが、レアルシルトはたくさん買ってあるので貼っておきます。
ある程度は防音効果も期待できるので、外部への音漏れ防止にも役に立つでしょう。
狭いところに貼ったので少しシワになっちゃいましたが、あまり問題はないと思います。
5
その上から防音シート(エプトシーラー)を貼ります。
向かって左奥は形状が複雑なので、防音シートは貼らずに住宅用吸音材で対応しました(下の写真参照)。
6
住宅用の吸音材を、上の方の空間に押し込み、更に下、左、上と囲むように入れました。
この後、インナーバッフルを取り付けますが、隙間ができないように丸く切ったレジェトレックスを貼り付けました。スピーカーの振動がボディに伝わりにくくなる効果も期待できます。
7
前もってスピーカーとキックパネルとのクリアランスを確認しておきましたが、運転席側は10~12mm程度の隙間がありますが、なぜか助手席側は6~7mm程度しか余裕がありません。
(P560Cはノーマルより5mm程度出っ張るので、出っ張らないスピーカーならもう少し空間があります)
バッフルボードは自由な寸法で作成してもらえるところを探して作ってもらいました。
運転席側(左側)は厚さ8mm、助手席側(右側)は厚さ5mmです。
5mmでもパネルに当たる可能性があるし、この薄さだとかえって振動の原因になるかもしれません。
作ってみてダメなら外してしまう覚悟で作り始めました。
ちなみに寸法は外形165mm、内径121mm。
8
運転席側は、ボンネットのオープンレバーがあるので、これを避けるように加工します。
まずはダンボールでダミーを作り、車体に仮合わせしながら形が決まったら、ダミーにあわせてバッフルをカットします。
気密性を高めるため、円の内径に沿って細く切った防音材を貼り付けました。
←その2 へ続く。
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