こんにちは、銀匙です。
さて、私は先日ワゴンRを購入・納車となったわけですが、自分の車となると代車と違ってきっちりシートポジション決めて運転したいわけです。
ところがうちのワゴンRでポジションを追い詰めると1つ問題が出てきました。
それは
「ルームミラーが自分の目の高さにある」
ということです。簡単に言えば
左折時に左前中央から上が見えない
わけですね。
左折時にいちいち上半身を左右に動かしてミラーを避けつつ左前方を確認しなきゃならないわけで、非常に塩梅が良くない訳です。
問題のルームミラーを横から見てみます。
うーん・・天井とフロントガラスが前に向かって傾斜してるとはいえ、特段ルームミラーがだらーんと下がってるわけではないんですけどね。
ただ、ブレーキサポートシステムのデュアルカメラがフロントガラス中央上部にある為、ミラーが必然的に後方かつ下方へ押されてる気もします。
スイフトだとフロントガラスにミラーの基台が接着してあり、位置はもっと上で遠かったです。
もしかするとデュアルカメラの無かった世代のワゴンRだったら離れた上方にあったかもしれません。
私が背もたれを寝かせるとかシートスライドを下げるといった事でミラーと離れれば良いのですが、そうするとテレスコピックハンドルではないので両肩がシートから浮き、長距離走った時に腰痛が襲ってきます。
ソリオやスペーシアのようないわゆる「スーパーハイトワゴン」ですとルームミラーは明らかに上方かつ前方にあるので全く問題無かったのでチェックしてませんでした。
とはいえ、もう納車されており今更取り替えなんて無理ですからワゴンRを何とかするしかないわけです。
一応、我が家のワゴンRはカスタムZ系なので運転席だけシートリフターがついており、最も下げてみましたが状況はあまり変わりません。
色々考え調べて辿り着いた結論が
じゃあミラーを上げちゃおう
という方法です。
さらに、
どうせなら防眩機能も付けちゃおう
というわけで、納車早々割と大きな手を入れる事に致しました(笑)
※※注意※※
本方法はどっかネジを回せば良いとかではなく部品交換を伴う作業になります。
ただし、売ってる物を買ってきてちょっと工作すれば完成というレベルです。
これを見てやってみようという方、先に全部読んでどれだけ物を手配しなきゃいけないかとか、どんな作業なんだというのを確認してくださいね。
もし上手くいかなくても自己責任でよろしくです。
では見ていきましょう。
まず、今回用意するものはこの2つです。
1つずつ説明を。
まずミラーですが、これはスズキの純正部品(ルームミラーアッシー)です。
ただし、ルームミラーはルームミラーでも「ソリオ・ジムニーシエラ用」です。
品番が「84703-54M03-6GS」で値段は5千円くらい。
これの良い所は「防眩機能がある」ということです。
次に左上にある箱の中身は「ジムニーシエラ(JB74)専用のショートミラーステー」であり、LikeOneという会社がAmazonで売ってる製品です。
お値段3千円。
ポイントは「ジムニーシエラ(JB74)専用」であること。
シエラのボディは軽ジムニーと同じなんでこういう基台とかは全く同じかなと思ったんですが、上記ルームミラーはあくまでシエラとソリオ用であってジムニーは違うんですね。
じゃあ何が違うかというと、基台とミラーを繋ぐボールジョイントのボールの直径なんだそうです。
そして、私は上でソリオ/ジムニーシエラ用の防眩機能付きのミラーを買っていますからシエラ用を買ったというわけです。
防眩機能を付けずワゴンRの純正ミラーをそのまま移植する場合はJB64用基台の方が合う?そこは未確認なので解りませんが。
この2つを合わせると「基台の短い防眩付きミラー」となるのですが、本作業での最も大変な事がこの「基台とミラーの着脱」です。
まず、ミラー裏側にある、黒い+ネジを「ちょっとだけ」緩めます。
このネジは基台とミラーを繋いでいるボールジョイント自体を締め付けていて、ミラーの硬さ調節も兼ねています。なので外したい時は緩める必要があります。
これですね。
なぜちょっとだけ緩めるかというと、ネジと対になっているナットがミラー内で固定されていないそうです。
よってネジを全部抜いてしまうとナットがミラー内部に落ちてしまい、取り返しがつきません(湯煎してミラー分解して救出するか、買い直すことになります)
よって、ネジはあくまで緩めるだけとし、内部にナットが落ちないようにしてください。
ちなみに走行でちょっとずつ緩む可能性もありますから、なんかルームミラーがゆるゆるだなあという時、このネジがあれば締めてみてください。
本格的な対策は後程書きます。
そんな軽いジャブを食らったうえで基台とミラーを繋ぐボールジョイントを引き抜いていくわけですが
鬼硬い
です。
適当にやっても全然抜けません。
先にボールジョイント根元が折れそうです。
絶対に運転席で出来るような作業じゃありません。
部屋で装備を整えて作業してください。
で、対策なのですが、1つ目はLikeOneさんが仰っている、ミラーのジョイント部分をドライヤーで温めてから引き抜くこと。
でも私は指先を火傷しただけで上手くいきませんでした。
なので私はボールジョイント部に「シリコンスプレー」を少し吹き、何度もぐるぐる回して全体に行きわたらせ、両手に軍手を2重に嵌めて力任せに抜きました。
ええ。
結局は力任せです。
軍手を2重に嵌めたのは基部にある角や突起が掌に食い込んで痛かったんです。
それくらい全力込めないと抜けないんです。
これでジョイントが抜けましたから、シリコンスプレーさまさまです。
なお、外したらすぐにミラーの根本の窪みとボール部に付着したシリコンをアルコール等でよく拭いて徹底的に除去しておきましょう。
ほっとくと後でミラーがゆるゆるになります。
さて、外した純正の基台とショートステーを比べてみましょう。
右が純正、左がショートステーです。2cm短いとのこと。
なお、ワゴンRの純正とソリオの基台も比べます。
奥がワゴンR純正、手前がソリオ純正です。
根元からジョイントまでの角度とか全く同じですね。
いちおう先駆者がいたので大丈夫とは思っていましたが、現物で確認が取れて一安心です。
ここで「ルームミラーのゆるみ止め」についてお話します。
実はこのショートステー、ボール部の直径はソリオ純正と比べ、実は0.1mm程度小さかったんですね。
最初は家のデジタルノギスで測ったので誤差かなと思ってたのですが本当に小さかったようで、組付けると先程緩めたネジを締めてもなお、最初の状態に比べると緩いんで、さてどうしようと。
割と年数が経った車でもルームミラーのボールジョイント部が緩んで走行中に垂れてしまう現象がある訳ですが、こうしたボールジョイントのゆるみは摩擦を増やす事で止める事が出来ます。
隙間が広い場合はレジ袋やジップロックといったビニールをボール部の先端というか凹みの底に挟むとか、両面テープをボール部先端に貼るといった策もあるんですが、今回はそこまで広くなかったので木工用ボンドを少し水で薄めた物を使います。
ええ、普通の木工用ボンドです。
まずはミラーの根本、ボールジョイントがなるべく良く見えるように基台を動かします。
次に木工用ボンドに対して水をごく少量、それこそ1滴とかそんなレベルで少しずつ加水していき、粘りはあるけどシャバシャバ、そんな濃さに薄めます。
薄めた木工用ボンドを綿棒に含ませ、ボール部とミラーの接合部に水滴のように落としていきます。
何滴分か垂らしたらボールジョイントをぐるぐる回し、全体に馴染ませます。
さっきシリコンスプレーで行ったのと同じですね。
これを数回繰り返します。
塗布直後は何にも変化ありませんが、ボンドが固まると摩擦が増えて固くなります。
古い車のルームミラーに施工する際も、可能であれば基台ごとミラーを外して施工した方が上手くいくと思います。
さて、本題に戻りましょう。
先程の加工でショートステー付きの防眩ミラーユニットが出来上がりましたので、ワゴンR純正ミラーと交換といきたいのですが、先に結論を言うとこのままだとミラー上の単体で外せるカバーと干渉してしまいます。
そのままだとミラーを動かせないので、動かせる分だけの余裕として5mm程度削り、カバーの突起部の高さを減らします。
↓の写真中央に写っている真四角のカバーですね。
ちなみにこのカバーは写真でいう上、ミラーから最も遠い辺の溝の真ん中に内装剥がしの小さいものか、養生テープを貼ったマイナスドライバーを差し込んで爪を浮かせた後、車の後方下部に向かって引き抜くと取れます。
取り付ける時は逆の要領です。
削るのはカバーを横から見た時、山の頂点となる部分ですかね。
削ってる途中の写真がこんな感じです。
割と柔らかい樹脂なので、紙やすりで削っていくと出来なくはないですが割と果てしないです。
私はこういう時に粗削りできる「のこやすり」という物を使います。
大根おろしの粗目の物に「鬼おろし」というのがありますが、まぁあんな感じでガリガリ削ってくれます。水平を保ったまま削れるのも良いですね。
マイナーな製品かもしれませんがあると便利ですよ。
さて、カバーも削った所で取り付けていきましょう。
少し時間軸が前後しますが、流れとして。
まず、元の状態です。横から見ます。
下から見ます。
カバーを外します。
カバーを外すと基台の根本、車体との接合部が見えます。
MH95SのワゴンRは珍しく取り付けネジがプラスではなくトルクスネジで、T30という大きさになります。

私はトルクスT30の6.35用の軸ビットを、ラチェットハンドルに延長棒を経由してはめ込み、目一杯押しながらじんわり回して外しました。
バキッとか音はしなかったので、特にネジ止め剤とかは塗布されてないみたいです。
普通のドライバーの柄タイプでも回せるかもですが、なにせトルクスのT30なんて化け物みたいなサイズを使って締め付けてるんでね・・
まぁ巨大なプラスネジの方が舐めやすいのでトルクスにしてくれた方が合理的ではありますけどね。
2本のトルクスネジを外したら基台ごとミラーが外れますので、ショートステー付きの防眩ミラーを代わりに取り付けます。もちろんカバーも。
装着後の状態です。
まずは横から。
接写で。
数字上は2cm上がっただけなんですが、実際どうかというと、全くミラーを避けることなく左前が見えるので、普通に左折出来ます。
あまりに普通にやっていたので、試乗から帰ってきて、「あ、何も意識せず普通に曲がってた」というくらい自然でした(笑)
そして通常状態をミラーノッチの「手前」、防眩をミラーノッチの「奥」と設定するとミラー自体が防眩状態で下がるのでカバーと干渉しにくいです。
ボンドで摩擦を上げたのでミラーもズレません。
実際、ショートステーは本来はシエラ用なわけですが、全くの無加工でワゴンRにもつけられて良かったです。
負荷のかからないカバーの表面を削るくらいどうってことはありませんが、もし基台を自分で切り詰めるとかになれば、10年単位で振動や衝撃、夏の暑さや冬の寒さといったものを相手にしつつ、ミラーを吊り下げる接着方法とか考えなきゃならんわけで、材質も良く分からない樹脂相手では苦戦すると思います。
このショートステーを使えば理屈上はソリオのルームミラーも上げられることになりますが、まぁソリオはスーパーハイトワゴンですからあまり需要は無いかもしれません。
ワゴンRでも悩んでる人少ないのかな。
まぁ私が座高が高いうえに立てて座りたい人なのが悪いんでしょうけども。
いずれにせよ、ワゴンRで今最も困っていた問題を解決できて良かったです。
なお、取り外したワゴンRに元々ついていたルームミラーはそのまま取っておくことにします。
何万キロか走ったらシートクッションがヘタレて元のミラーの方が塩梅良くなるかもしれませんしね(笑)
以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました。
参考になれば幸いです。