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銀匙のブログ一覧

2013年03月23日 イイね!

M42レンズ用ボディ考察2013年版

M42レンズ用ボディ考察2013年版M42愛好家の方、片足を突っ込んでしまった方、こんにちは。
銀匙です。
物凄くお久しぶりです。

私は2007年頃からM42レンズをデジタル一眼レフに付けて撮影するという趣味を持っておりまして、08年1月にはM42規格とマウントアダプタ、そして当時購入出来るボディでの制約事項などをつらつらと書かせて頂きました(関連リンクを参照ください)

このブログが今なおグーグルでそれなりのランクに居りますので割と参照されているようなのですが、レンズ規格等の話はともかく、デジイチのボディはさすがにもう絶版ばかりになってしまいました。
なので、ちょっとアップデートしてみようかと思います。


しかし、このアップデートはかなりショッキングです。
何故なら今からM42を始める場合でも、ボディは実はそう変わりなかったのです。


 見つけられるならα55がベスト。
 次点で*istDS2か、K-7。


という、とんでもない結論になったからです。

マウント毎の事情はほとんど変わっておりません。
フランジバックや素子面積規格が大幅に変わる事はありませんので、例えばニコンボディは相変わらず補正レンズが必要ですし、フォーサーズは焦点距離が2倍になってしまいます。
微妙なのはキャノンで、以前はファインダーが甘めらしかったのですが、今の事情は把握しておりませんので、もしかしたら好転しているかもしれません。
だとしたらフルサイズもあるし、経済性を無視すれば羨ましい話ですね。


変化があったのは、ソニーとPENTAXです。

ソニーはαとNEXの2系統になりました。
このうち、NEXはM42とのフランジバック差が大きいので、マウントアダプタが大型化してしまい、折角NEXボディもM42レンズも小さいのにマウントアダプタが長いのでずんぐりしてしまうという結果になってしまいました。NEXはライカLなど、もう少しオールドでフランジバックの短いレンズに向いてそうです。

次にαですが、こちらはトランスルーセントにより使い勝手の良いライブビューを搭載してきました。
これを始めて搭載し、なおかつボディサイズを最小化したのがα55です。
α55は動画撮影時の熱暴走問題で批判に晒されましたが、写真撮影能力は全く問題ありませんでしたし、ファームアップが何回も行われた結果、非常に多機能なボディとなっています。

このライブビューはリアルタイム性が良く、液晶モニターは手前180度、左に270度回す事が出来ますので、撮影方向を選びませんし、電子水準器をあわせたり、画面の一部を拡大して正確にピントを合わせたりする事が出来ます。
実戦上でいえば、多機能かつリアルタイムな液晶モニターはペンタプリズムファインダーより使い勝手が良いです。絞って被写界深度が上がったのを電子水準器越しに見つつテイストやHDRを選択して撮影、といった事が出来るのですから。
電子接点対応のM42-αマウントアダプタを購えばフォーカスインジケータも作動します。
ボディ内手ぶれ補正も作動します。
ISO自動追従のほか、輝度差の大きな場面で威力を発揮するDRO(ダイナミックレンジオプティマイザ)やHDR、手持ち夜景撮影モード等、最新カメラに必要とされる機能も揃えていながら、バッテリー込みで500gしかなく、幅12.4cm、高さ9cm、奥行8.4cmという小ささと相まって、小さくて軽いM42レンズとの相性が非常に良いのです。

タイトルに使った画像はα55とPENTACON auto 50mmF1.8を組み合わせて撮影したものですが、小型軽量のボディは取り回しがしやすいので、地面すれすれに水平に支えても苦になりません。

というわけで、軽さと機能の両方を併せ持っているという事を考えると、α55がイチオシとなります。
後継のα57はかなり大きくなったのと、EVFが余り良くないのでちょっと選外ですね。
α57の後継がもう少し小さくなるか、α3系がα55の血を引いてくれないかなと期待しています。
ちなみにα700も一時期所有しましたが、α55以降のトランスルーセントの持つ威力が絶大なので良さが霞んでしまいました。なのでα55以前のαボディは問題はないですが今更感が強いです。

次にPENTAXですが、K10D以降もM42向きのはずでした。
しかし、SR(シェイクリダクション)搭載機種ではM42を使おうとすると、

 電源を入れるたびに焦点距離を聞いてくる

という非常にイラッとする仕様になったので、即応性の面で大幅な減点をつけざるをえなくなりました。
なので、PENTAXボディでM42最強は、SR非搭載かつペンタプリズム搭載の、*istDS2に自動的に決まってしまいます。
中古市場でも反映されており、2013年3月時点で程度の良い*istDS2は12000円を超えてます。
でも、逆に言えばそんな値段でしかありません。

しかし、何でこんな仕様にしてしまったのか・・・
鳥追いとかの時には電源入れっぱなしにも出来ませんし、イチイチ入力もしてられないのです。
検知出来なかったら強制的に50mmとするカスタムモードとかが欲しかったです。
K-30とかにはあるのかなあ・・

そういう意味ではK-7なんかはモロにそうなんですが、出て来る絵は悪くないですし、ペンタプリズム搭載機種にしては安いのです。(リミテッドは高いです)
新品のボディは高いですから、それを払ってこの「イラッ」仕様と対峙すると余計ムカムカすると思うので、安くなった高級機種で如何でしょうかという意味で、次点としました。

ただ、K-30の受光素子はK-7世代のより飛躍的に良くなったらしいので、値段以上に性能が上がってる可能性も無きにしもあらず。

なので、色々考えると機能は割り切ってCCDの温かみを感じながら、手のひらにしっくり納まる*istDS2でM42遊びってのがオツな気がします。
CCDは今となっては貴重な色合いですし。

ちなみに、PENTAX用でピン押し対応するマウントアダプターですが、2013年3月現在ですと近代インターナショナルさんは手を引いてしまったようなので、レイクォール社製品しか選択肢が無く、大体7千~1万円というところです。
なお、α用は電子接点付き(ピン押し無し)は通販でしか見かけませんが、送料込みで7~8千円です。ピンを押してくれない事が不便ですが、フォーカスインジケーターは実に便利ですので手放せないです。


しかし・・余談ですが、PENTAXさんはそろそろM42専用のデジイチを出しても良いと思うのですよ。
APS-Cサイズで良いから、見やすい超大型マットスクリーンのファインダーつけて、完全自動絞り仕様の各メーカー対応M42マウントで、JPG+RAW出力で。
ライカレンズでいうEPSON R-D1Sのような立場を、PENTAXさんならM42市場で掴めると思うのですが・・・メリットが無さ過ぎるのかなあ。
Posted at 2013/03/23 23:19:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | M42 | 日記
2012年01月28日 イイね!

ロシアの魚眼(Zenitar-16mmF2.8)

ロシアの魚眼(Zenitar-16mmF2.8)復帰2回目の日記からカメラのレンズってどうよ?と思われるかもしれません。
が。

私が最もカメラに投資していた頃は、いわゆるリーマンショックも欧州危機も来ていない頃で、過去日記をご覧頂くと解るのですが、M42レンズも完全にバブルと化していました。

そもそも、レンズ自体お目にかかる事が少なかったわけで、出てきても高いし、少ない中から良い物を・・・となると、何度通っても何店巡っても無いものはない、そんな感じだったわけです。

しかし。

リーマンショックが来て、欧州も景気が悪くなり、さらに中国も失速となりますと、投機的な動きが減るのか破綻した人から流れてくるのか、最近、レンズのタマ数がじんわり増えているようです。

増えてくれば値も下がりますし、良い物も拾いやすくなるわけですね。
実はM42マウントのアダプタもアジア製のが出回ってます。
こいつらは安いけど品質がバラバラなので、ちゃんとした物だけ置く店を選んで安く買えば、意外と今はM42で遊ぶのが面白いかもしれない、そんな風に思っております。

さて。

今回ご紹介するのは、AF/MFを問わず、最近連れ出すレンズの中でトップクラスに入っている、
Zenitar-16mmF2.8という、ロシア製のレンズです。
私はリーマンショック崩壊後少しした頃(10年春頃?)に、M42の中古で2.5万ほどで買いました。
今は2万前後のようですね。

ロシア製って事はロシア語圏のはずなんですが、レンズの上には”英語”で

 MADE IN RUSSIA

と書いてあります。なんでやねんw

で、このレンズ、魚眼です。
ただし、35mmフルサイズの16mmと無理をしていない事、APS-C規格のデジカメにすると特に湾曲したり暗くなる部分が撮影範囲外になるので綺麗な部分だけ使える事、そして、


 F5.6の1.5m位に設定し、絞り優先モードにしておけば、ピント合わせが一切要らない
 パンフォーカス状態でAEが効く


というズボラ簡易撮影モードになりますので、AFに邪魔されずに撮りたい時にサクサク撮れます。
この感覚はまさにお散歩カメラとして素晴らしい。

お散歩カメラならコンパクトカメラの方が良いじゃんとか言われそうですが、電源入れてみよーんとレンズが出てきて起動完了するのを待って、カメラ向けてシャッター押しても、AF・・まだ合わないのか?みたいなイライラ感がありません?

実際、このレンズをα55にくっつけますと、電源入れて撮りたい方向を狙ってシャッターを押して撮影完了、電源オフとするまで5秒位で終わります。
α55でもISO1600なんて余裕ですから、朝夕でもF5.6やF8にしてても手振れはほとんどありません。今売ってる一眼ならもっと上のISOまで使えるみたいですしね。
昔のように0.2秒で1枚目の写真が撮れるとかのコンパクトカメラが出てくれば良いんですけどね。
ま、今のトレンドがそっちではないので仕方ないですね。

レンズ自体コンパクトですから、α55に付けても違和感がありません。
そして、16mmというサイズ。
昨今のAFレンズは18mm始まりが多いので、”後ちょっと”広さが欲しい時に16mmというのは非常に便利なのです。
最短撮影距離は30cmですが、不自由は感じていません。
ああ、M42以外にもニコンマウントとかEOSマウントとかもあるようです。


ただ、まあ、良い事ばかりではありません。
魚眼ですから撮影範囲の端になるほど歪みます。
それを利用して面白く撮影するのは楽しいですが、「歪んで欲しくないんだけど後ちょっと上に向けたい」とかが出来ない、とかね。
後は強烈ではないですけど、イマドキのレンズほど逆光には強くない、かな。
それほど気になるレベルではないですけども。

後はロシア製なんで新品でもハズレがあったり、誰も保証してくれないとか、新品なんてEbayくらいしか無いんじゃないのとか、「ロシア製」という事によるハンデもあります。


このレンズに限りませんが、いわゆるミラーレス一眼と呼ばれるコンパクト一眼とM42は、アダプタが分厚くなりますし、レンズも相対的に大きくなってバランスが崩れるので全くお勧めできません。
先日、NEX-3を中古で買って、アダプタとか付けてみたのですが、使いにくいしアダプタが嵩張る為にコンパクトではないし持ちにくいと思い、2週間も経たずに売りました。
とほほ。
フォーサーズ系にタムロンの500mmミラーレンズとかをくっつけて「超小型の1000mm相当だ!」とかやってる人も居るみたいなんですけど、持ちにくくないのかなあとか思ったりします。
はい。


カメラボディをα55のみに整理した事、α55がMFレンズの合焦サインをくれない事などもあり、M42レンズは9本まで減りましたが、このレンズはα55とも相性が良いのでよく使っていますね。
私の場合、このレンズの元は十分取ったと思います。
Posted at 2012/01/28 22:22:50 | コメント(2) | トラックバック(0) | M42 | 日記
2008年08月10日 イイね!

TYPE R11-NO.2

ええっと、昨日のブログで、2万円で手に入れたアンジェニュー。

今朝方浮かれて撮影に行ったらですね・・・


絞り機構が変です(;_;)

後玉に傷を幾つか見つけました(xox)

無限がピントあいません(T△T)


という状態。
やっぱり値段なりという事ですか・・・・とほほほほ
疲れた目では確認しきれないという事が良く解りました orz

正確に言えば、ピントはF16まで絞ったらある程度合いますが、それは絞り効果であってピント機構の不良は解決していません。
絞り、後玉、ピント機構って・・レンズの重要要素全部ダメって事?

さて、このレンズが希少な訳の1つが

物凄く分解調整が難しい

という事なんです。
ええ、素人が下手に分解したら二度と戻せないレンズです。
でも、広角レンズで無限が出ないというのはなかなかに致命的。
ちなみにカールツァイスのフレクトゴン20mmF4も素人分解厳禁のレンズです。PENTAXを除くM42広角系は多いかもしれません。

さてさて、今はどれくらいまでピント合うのかな~とじっくり調べてみたら・・


3mが良いトコ

・・・・・。
この世は神も仏も居ないのか。
塞翁が馬ではなかったのか。
ええ、正直ガッカリしました。

やっぱり相場である10万以上払わないと、まともなものは買えない?
このレンズ、どうしよう・・・
精密ドライバーとカニ目回しを手に取り、後玉とヘリコイドを外し、ウェスと爪楊枝で丹念に汚れを拭き、新しいヘリコイド油を薄く塗り、機構を幾つか調整してみます。
ピントは少し改善しました。15mくらいは何とかなりそうな雰囲気です。
これに気をよくして、絞りも見てみようかしらと考えました。
しかし、ふと、買う前からあった、前玉にある痛々しいカニ目が滑った後に目が行きます。
これだけ力を入れて外れない=絞りは打つ手なしという事。
ここで悟りました。

これ以上バラしてはいけない。

やっぱり、素人が触ってとりかえしの付かない事になってはいけない。
玄人なら直せるかもしれない。


なので、お店に電話して正直に状況を言って相談しました。
レンズの現状を確認させてもらえますか?との事だったので店へ出向きました。

私の*istDSで撮ってもらった結果、返金に応じますよ、との事。
でも、折角見つけたアンジェニュー、一旦手にすると手放すのが辛い。
返金されても二度と見つけられないレンズだし・・・

「実は、もう1本あるにはあるんですよ。元からM42のアンジェニューが」

やめてよ、どうせ10万超えるんでしょ?と聞いたら

「いや、6万です」

6万といえば清水の舞台から飛び降りる思いで買ったミノルタ製α85mmF1.4と似たような値段です。
金曜に買ったレンズの3倍!
確かにアンジェニュー28mmの相場から考えれば安いですが、新品のツァイスじゃあるまいし、中古のM42に6万なんて正気の沙汰なのだろうか。
このまま近距離専用で使うか、覚悟でバラすか、追金4万払うかと悩みましたが、結局買ってしまいました。
やっぱり二度と出会えない気がするんで。
当然予想外の出費なので素寒貧です。給料までどうするか・・・

・・・・・。
ええ、そりゃ6万も取るだけあって、アンジェニューがM42用として作ったR11は良い写りをしますよ。

無限も出るし、絞りはちゃんと動くし、綺麗です。
こんな写真も撮れます。


※PENTAX *istDS2 + Kindai M42<->Pentax-K +P.ANGENIEUX RETROFOCUS TYPE R11(28mmF3.5)
 600万画素ナチュラルモードでJPG撮影。サイズとトリミング以外無修正。

しかし、M42に6万なんて・・・遠くに来てしまったなあと思います。

ローン始まる前の最後の道楽でしょうね。
レンズ集めはそろそろ止めにして、地道に使っていこうと思います。

次回は良く使っているM42レンズをご紹介しようかと思います。
M42の中でもメジャーからマイナーまで買い求め、その中で数回の選別を経て残ったレンズ達。
それぞれ、取っておく理由がありますし。
Posted at 2008/08/10 23:10:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | M42 | 日記
2008年08月09日 イイね!

TYPE R11。

余りにも暑くて早くもヘタレの銀匙です。
こんばんは。

ふと私のブログのアクセスリポートを見たら、依然としてこのブログのアクセスカウントは増え続けております。
2位のこのブログとダブルカウント近い差が付いてます。

それにしてもトップ10のうち6コンテンツがM42レンズ関係・・・
車のブログで唯一ランク入りしているのがこれ
ご時世ですね・・予想より悪い現状ですが。

さて。

以前、このブログで「神格化されたレンズ」として挙げたレンズ。

P.ANGENIEUX TYPE R11 
 RETROFOCUS 28mmF3.5

はい。長い長い名前のレンズです。
通称は「アンジェニュー TYPE R11」ですね。
このレンズは独特のボケをかます「おフランスのレンズ」として有名な1本。
また、M42の中でも市場で滅多に見ないレンズです。
人気で品薄ですから、お値段は美品だと高い所で15万くらい。
ふんだくりますね。

で、先週の金曜日。
残業続きでへろへろだった私はふと行きたくなって新宿へ出向きました。
時間が遅過ぎて、いつも回るカメラ屋の多くは店仕舞いしていまして、
一番遅くまで開いてるところだけ行きました。
そこに、ぽつんと置いてあったのです。

2万円で。

・・・・・。
最初はジャンクで修理不能のカビだらけかと思ったのですが(それでも2万くらい平気で付きます)、店長は
「いや、外観は傷んでるけどちゃんと機能したよ。曇りやカビも無いし」
との一言。

私も実際確認しましたが、確かに前玉や鏡筒に傷は多い。
素人が分解しようとしてカニ目回しを滑らせた跡もある。
でも肝心のヘリコイドや絞り機構の故障や後玉の傷みは皆無。
曇りやカビも無い感じ。

だけど、この程度の傷みでM42マウントなら6万とか付いても不思議じゃないので、なんでこんな値段なのさと詰め寄ったら、
「マウント変更してるのよ、エギザクタからM42に。でも無限遠は出てるよ。」
とのこと。

この先極上品が出たとしても、10万オーバーじゃ私には買えません。
2万で機能のまともなR11と出会う事は無いかもしれない。
なら、これしか私は買えない。
というわけで、お買い上げとなりました。
店長からは
「土日の目玉にしようと思ってさっき出したのになぁ・・」
と、お小言を頂戴しましたけども(笑)

まずはα700につけたレンズの写真です。



次に、その構成でLUMIXを撮った写真です。
画角は多少トリミングし、リサイズしていますがその他は無修正です。



LUMIX自体がぽうっと浮き上がり、ボケがなんとも柔らかい。
そんな感じがします。

・・・・・人生塞翁が馬。辛い事も、良い事もある。
そんな事を思った金曜の夜でした。

Posted at 2008/08/10 00:22:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | M42 | 日記
2008年03月29日 イイね!

ロシアレンズ、もう1つの名玉。

M42が気になっている方、おはようございます。
銀匙です。

先週は本当に忙しくて、皆さんのブログさえ満足に見られませんでした。
そんな状況だったので、金曜の夜に気晴らしに新宿へ寄ってしまいました。
もうレンズ買うのは控えようと思ってたんですけどね・・

で、あるお店の奥にぽつねんと置いてあり、あっさり買ってしまったのが

Jupiter37AM 135mmF3.5 
F・Rキャップ付 6300円。

でございます。

37AMもJupiter9 85mmF2と同じでロシアがカールツァイスのゾナーレンズ設計を流用した品と言われています。
絞りが枚数12枚で真円絞りと85mmF2とよく似てます。
また、06年製の為、85mmF2よりはマルチコーティングが進化しているようです。

大きさは直径5.5cm、長さ10cmのすっきりした円筒型。
M絞り専用レンズなので、連動ピンもない、プレーンなM42マウントです。
実はこのレンズは、本来は望遠鏡用のTマウントで、レンズ鏡胴後端がTマウントからM42に変換するアダプタになっています。
このアダプタを使えば望遠鏡がM42で使えるのかな?
これに関してはちょっと真偽の程は解りません。


まだ部屋の中でしか試写していませんが、真円絞りゆえに安心して絞り込めます。
この日、タムロンの200mmF3.5(MF)も見つけたのですが、F4での絞りがガタガタだったので買いませんでした。
軽く絞って1枚、という状況は多いですから、失敗要素は出来るだけ外したいのです。

これでうちにロシアレンズの名品が揃いました。
ミール1B後期型、Jupiter9-85mmF2、そしてJupiter37AM-135mmF3.5です。



M42で真円絞りにこだわる方であれば、この3玉がお勧めですかね。
いずれも性能の割にコンパクトで、クセの少ない玉です。
小さな肩掛けのカメラバッグに余裕を持って入れられますし、いずれもマウントがシンプルなので、PENTAX-SPといった国産のM42銀塩マウントカメラでも問題無く使えます。

なお、この揃い踏み写真を撮ったレンズも昨夜買ったものなのですが、こちらはM42ではないので、今度改めてご紹介します。
Posted at 2008/03/29 09:51:35 | コメント(0) | M42 | 日記

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