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銀匙のブログ一覧

2007年11月17日 イイね!

*istとM42レンズ(備忘録)+Jupiter9試写

えっと、昨日アップしたJupiter9へのコメントで、macmanさんから実装写真を頼まれました。
今日は腰痛が再発して外出できないので、これ幸いと本日のネタにさせて頂きました(笑)

折角なので手持ちのM42レンズの中で、特に気に入って使っているレンズの実装写真を作ってみました。
時間かかる割に地味ですが、備忘録という事で(汗)
撮影はαSweetDigitalに50mmF2.8マクロです。

今回撮影した全てのレンズの集合写真です。

左側に写っている白いものはタバコの箱(高さ10cm)です。
ちなみに、最後尾中央もレンズです。金属バットではありません(汗)


【広角系】
PENTAX製 SuperTakumar 24mmF3.5

これ以上の広角だと撮影する時に余計な物が入りやすいので、これで良しとしています。
広角でF3.5ゆえによほど寄らないとボケは出ませんから、5角形の絞りでも余り気になりません。
大きさが小さく、F8の3mに設定すると1.5mから無限遠までピントが合うので、専ら全体を撮るパンフォーカスレンズとして使ってます。
9450円で購入。



【標準系】
PENTAX製 SuperMultiCoated Takumar 50mmF1.4

非常に青を綺麗に映し出し、全体の色乗りが濃いレンズです。
マルチコートゆえにかなりの逆光でも耐え、ド開放にした時のボケも美しい。
ただし絞り羽の数が少ないので絞ると光源が多角形のボケになってしまう事と、フォーカスエイド無しではかなりピント合わせに苦労することが惜しい所です。
4800円で購入。


PENTAX製 SuperMultiCoated Takumar 55mmF1.8

物凄く使いやすいレンズで、現在常用装着しているレンズです。
ピント合わせが極めて正確に行えること、F1.8と明るくボケも綺麗です。
流通量が大変多く値ごなれしているので、M42入門レンズとしては最高のコストパフォーマンスを誇っています。
50mmF1.4と同じく多角形のボケになる点のみ残念です。
レンズカビのジャンク品として1800円で購入、復旧させました。


カールツァイスイェナ製 ビオター58mmF2

これも絞り羽の多いレンズです。最前面のリングで絞りを決め、2番目のリングでピントを合わせます。
PENTAXの55mmF1.8と比べるとカッチリした写りという印象ですが、嫌味な感じはありません。
古いレンズですが開放でもホワイトバランスが暴れる事はなく素直です。
絞り羽が多い為、軽く絞っても光源ボケは真円を保ちます。
銀色の筐体はPENTAX-SPには似合いますが、*istだとちょっと浮いてますかね(苦笑)
3900円で購入。



【中望遠系】
ロシア製 MC Jupiter9 85mmF2

まだ数枚しか取っていませんが、F2.8程度まで絞っても1週間煮込んだハッシュドビーフのようにとろとろに周辺をボカしてくれます。
F5.6を過ぎるとシャープに写し始めるので、単なるボケレンズとは一線を画しています。
設定よりやや明る目かつ薄目のコントラストで写しますので、露出補正を1コマ下げると塩梅が良くなる気がします。
7350円で購入。


コシナ製 フォクトレンダー・アポランサー90mmF3.5SL CloseFocus

何とも長い名前です(笑)
このレンズも9枚の絞り羽を持っていますが、真円にならないのが不思議なところです。
またAuto専用レンズである為、PENTAX純正のアダプタを使うと開放専用レンズになってしまうのは要注意です。
とはいえ50cmまで寄れ、ド逆光でも泣き言を言わず、赤と青の表現は50mmF1.4を凌駕し、緻密な描写、光量バランスの良さ、ボケの始まりの自然さ、ヘリコイドや絞り操作系の良さなど、さすがに最新の設計技術をもって作られた名玉です。
あまりにも常時優秀な結果を叩き出すがゆえに面白くないというのは贅沢というものでしょう。
29800円で購入(新品で・・高いなあ)



【望遠系】
ドイツ・イスコーゲッチンゲン製 イスコナー135mmF4

最初は観賞用として買ってきたという、マニアックな経緯があります。
筐体は長いのにPENTAX-Takumar135mmF3.5より軽いため、つい念の為とカバンの隅に突っ込んでしまうレンズ。
16枚の絞り羽は確実に真円を描き続け、5m前後離れた被写体を撮影する際はスポットライトの光さえ確実に溶かします。
ポートレートに良し、景色に良し、ホールド性良し、携行性抜群と、文句のつけようがない逸品です。
強いて言えば装着時にレンズだけ妙にほっそりしているのが玉に瑕?
5000円で購入。


三協光機製 コムラー200mmF3.5

とにかく動きが速く、遠い被写体を確実に捕らえたい時に使ってます。
絞り羽数が多く、常に真円を保ちますが、F3.5のド開放でも全く光量不足が起きない為、専ら開放か、半段未満程度ごくごく軽く絞ります。
コムラーは200mmF4.5という、絞り羽は多いまま携行性を重視した軽いレンズもありますが、こちらの方が写りは気に入ってます。
しかし、レンズ単体で750gというのは、持ち歩くにしんどいと思う事も確かですね(苦笑)
レンズカビのジャンク品として1500円で購入、復旧させました。



【超望遠系】
AICO製(?) 500mmF6.3 テレフォト

・・・・。
いえ、天体望遠鏡でも、金属バットでもありません(汗)
オーナーに2kgも支えろと言う代わりに、500mmという超望遠でF6.3という性能を与えます。
まぁ、東京湾の中ほどを進む船体の文字が読めるほどの望遠ゆえ、出番は少ないです(笑)
加えて超望遠系という意味ではαマウントのTAMRON200-400mmF5.6LDの方が実性能は高いですが、我が家の最望遠レンズとして静かに鎮座しています。
9450円で購入。


というわけで、私のM42レンズ構成は標準のやや中望遠寄りに集中しています。
フォクトレンダーを除き、残ったレンズはいずれも1万円以下・・(汗)
高いレンズは相性が悪いのかな(笑)
ちなみにM42では他にも2~3本ありますが、全く使ってないので紹介を割愛しました。

私はαのAFレンズでタムロンの18-50mmF2.8、ミノルタ28mmF2、同50mmF2.8マクロ、同50mmF1.4、同35-80mm、同100-300mm、タムロン200-400mmというラインナップも持ってます。
本来ならα系で十分なんですが、強いて単焦点、あるいは銀塩のSPでも撮りたいというのがこの範囲という結果でした。

余談ですが、α君はちょっと様子がおかしいのでメーカーに出して様子を見てもらう事にしました。
3万枚は撮りましたので銀塩なら90万円分(!)撮っています。
1枚30円のサービスサイズで換算してる自分も悲しいですが(汗)

ゆえに充分元は取ったのですが、これだけ使っているとそのままポイするのは可哀想で・・・
修理代がα100(700ではない)を超えるなら乗り換えようかとも思いますが、出来るなら治してあげたいです。


追記:
幾つかの比較用写真を乗せます。

遠くに建物が沢山あり、2m先と1m先に2段で柵がある状態。
ピントを2m先の柵に合わせた場合どうなるか。
まずはJupiter9。F2.2程度です。


次にフォクトレンダー90mmF3.5.当然開放です。


とろけ具合が違いますよね?
こういう状況ではJupiter9の圧勝です。

引き続きJupiter9で、背景処理が難しい状況を幾つか。




葉っぱに直射日光が当たって反射し、一方で部屋が暗い場合でもこの通り。


風鈴も背景処理が良いと爽やかに見えます。



さて、次は上でちょこっと書いた色の比較です。
赤と青に着目してくださいね。
なお、茶色の蛍光灯の下で撮った為、ホワイトバランスだけは各レンズ毎に補正してあります。

PENTAX製 SuperMultiCoated Takumar 50mmF1.4


PENTAX製 SuperMultiCoated Takumar 55mmF1.8


フォクトレンダー アポランサー90mmF3.5SL CloseFocus


Jupiter9 85mmF2


ちなみにホワイトバランスの修正が最も少なく、色や全体的トータルにおいて破綻していないのはフォクトレンダーでした。
近接域はやはりフォクトレンダーのほうが強いですね。
青表現の凄さに関してはPENTAX50mmF1.4も負けて無いってのも凄いんですけどね。
何せ50mmF1.4は1960年代、フォクトレンダーは2000年前後の設計・製作ですから。
Posted at 2007/11/17 15:14:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

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