こんばんは、銀匙です。
α7レビューの第1弾はかなりマニアックでしたが今回は普通のレンズ中心で行きます。
全てα7に当該レンズをつけた状態の写真と、その構成で撮ったサンプル写真という流れでご覧頂きます。
サンプル写真は長辺を1024ドットに縮小した以外はα7のJPG撮って出しそのままです。
では1本目。
ホルガ25mmF8(アダプタ不要。直接装着)
ご存知NEX用のホルガ。1個2500円の広角トイレンズですね。
これ、NEX用なのでα7ではダメかと思ったのですが、レンズ裏側に貼ってある「ブラックコーナーエフェクター」とか言っているレンコンみたいに穴が開いたフィルムを引っぺがすだけで使えました。
剥がしても四隅はどっすんと光量が落ちますが、その辺も含めてのホルガ。温かい目で見てあげましょう。
まずは装着写真をば。
こいつの利点はとにかく軽い事。
本体も軽いですがレンズがバカみたいに軽いので、本当にフルサイズとは思えない軽さ。
機動性高すぎです。しかもフルサイズ25mmは雑なスナップにも使いやすい。
サンプル写真を載せます。
新品2500円の広角レンズとしてはまぁ良いんじゃないでしょうか。
お遊びで持っておいてもよろしいかと。
2本目
Canon-FD 17mmF4(FD-NEXアダプタ使用)
FD世代の超広角レンズ、17mmF4です。
まともな品は今も高いので、私は物凄いカビ玉を落札し、全てバラしてレストアしました。
丁度良いフードが無く、しかも純正品はフード単体で3000円位するので、ゼラチンフィルタのアダプタを代わりに付けてます。
まずは装着写真から。
MFレンズにしてはタマがデカく、結構重いです。
それでも今のAFズームレンズとどっこいどっこいぐらいですけどね。
そして、ここまでの超広角にフルサイズCMOSカメラだと描写範囲は圧倒的です。
サンプル写真を載せます。
富士山と山中湖全体が余裕で入ってしまいます。ススキの原っぱも入ってますね。
時間を変えれば星空も入るでしょう。
レストア品ですからこのくらい写れば充分。このレンズは画角が命です。
3本目
ローライHFTプラナー 50mmF1.8(QBM-NEXアダプタ使用)
カールツァイスのTスターコーティングをあえて入れず、ローライ独自のHFTコーティングを施したプラナーレンズです。これは特に問題のない中古品でしたが、レア玉なので探すのに苦労しました。
まずは装着写真から。
至極普通です。
NEX時代は画角が狭くて使いにくかったのですが、α7だと丁度良い感じ。
なるほど、標準レンズと言われるだけあります。
サンプル写真を載せます。
水の流れを出す為、シャッタースピードを幾つか変えて手持ちのまま撮影してましたが、撮っていて何の不安もないですね。安定した出力を誇ります。
4本目
ロシア製ミール1B 37mmF2.8(M42-NEX使用)
ロシアレンズの中でも特に紅葉のシーズンに連れ出すことの多いタマ。これも普通の中古品。
まずは装着写真から。
このレンズ全体なのか個体なのかは解りませんが、独特の滲み方をします。
それゆえに紅葉を撮らせると飴細工のような描写をします。
サンプルをご覧頂ければ解るかと。
ね?
5本目行きます。
ヤシカML 35mmF2.8(ヤシコン-NEXアダプタ使用)
ヤシカがCONTAXの廉価レンズとして出していたMLラインのレンズですが、
写りはディスタゴン35mmF2.8を超えると言われています。
まずは装着写真から。
今回、HFTプラナーとこのレンズの出番がほとんどを占めました。
少々逆光に弱いですが、実に使いやすいです。
サンプル写真をご覧ください。ちなみにミール1Bと同じ場所です。
こちらの方がまともな一眼らしい写真ですかね。
ミールはミールで好きなのですが、α7だとNEX6よりもレンズの違いが良く解ります。
6本目
コミナー引き伸ばしレンズ 48mmF3.5(自作ヘリコイド付きEマウント)
番外編ということで。
まずは装着写真から。
まぁ自作マウントだし引き伸ばしレンズですから見てくれは不思議ですよね。
でも、外見に似合わず写りは悪くないのですよ。
何せ現像用ですから。
と、いうわけでα7サンプルその2をお届けしましたが、使っていて思うのは本当に昔のMF一眼レフの操作感覚そのまんまだなーという事です。
露出補正もダイヤル見れば解りますし、絞り優先(A)にして、レンズでピントと絞り合わせて、本体で露出補正だけ弄りながらシャッター切れば、後はα7が適切なISOとシャッターを考えてくれます。
確かに手振れ補正デバイスはありませんが、家に帰って確認しても、特に「あぁ手振れしてる」と解るようなショットも無く、普通に構えて撮ればちゃんと撮ってくれる感じです。
気難しさは全くありませんし、傷んでるレンズでもNEX6より安定して描いてくれます。
さすがにレンズそのもののゴーストとかは出てしまいますが、それも視野角100%のEVFゆえ、ファインダーを見ていれば「あ、ゴースト出るな」と解りますから、ちょっとカメラを振るなり何なりで対応できます。
とにかくミスショットが少ない。
そして、HDRをほとんど使う必要が無いくらいDROが優れています。
HDRも使ってみましたが、「DROで充分だからHDRいいや」となってしまう感じですね。
ハイも飛ばさず、ローも潰さず、よく頑張って写してるなあと思います。
なので、財政が厳しい事もあり、α55とNEX6は手放しました。
先月手放していればもうちょっと良い値段だったようなのですが、しょうがないですね。
というわけで、うちはα7一本でいきます。
うちの関連日記・・よろしければこちらもどうぞ。
α7とα7R、オールドレンズ向きの母艦はどちら?
α7にお勧めオールドレンズ
α7を操作した第一印象
α7のレビュー編その1
α7のレビュー編その2
番外編:引き伸ばしレンズについて
α7とオールドレンズ(インダスター50とカールツァイスプラナー編)
α7とオールドレンズ(再びカールツァイスプラナーとXRリケノン28mm)
2014/4/20追加
α7とオールドレンズ(LEICA引き伸ばしレンズ、FOCOTAR)