こんばんは。
銀匙です。
土曜日は久しぶりの終日お休みでした。
7月以降は少し穏やかになりそうです。
3月末から5月まで、ほんと辛かったです。
さて。
6月1日から、ガソリンの値段が上がります。
うちの近所で最も安い所で、5月31日時点でハイオク、リッター163円。
1日からは
178円だそうです
・・・・。
GW前に大幅値上げされたのは記憶に新しいところですが、夏のお盆は狙いすまして大幅に上げるのが通例です。
ガソリンが灯油需要に引っ張られて値下がりするのは早くても12月。
WTIの先物では1バーレル130ドル台に乗った事からも、下がる要因はありません。
冗談ではなく、今年中に200円越す可能性が出てきました。
私の525は幾つか燃費対策をしており、カタログ燃費こそ上回っていますが、直近3000kmの燃費は写真の通り9.5~10km程度しか出ていません。
(ちなみにカタログ値は8.4KM/L)
年間1万キロを走る私にとって、リッター200円なら年間20万円以上ガソリン代に使う事になります。
というわけで、買い替えの4文字が頭をよぎるわけですが、色々考えると踏み切れないのです。
現在の車達を燃費という目で見てみます。
昔は外車は国産より大きく悪かったのですが、今では実際の差はほとんどなくなりました。
国産セダンでも2~2.5リッター級なら9~11kmという所でしょう。
これは安全対策と大型化で重くなった事と、個人的な主観ですがアクセルペダルが軽すぎる為、アクセルを「意図的に戻す」という操作が辛い為と考えてます。
(525は重いので踏みづらく戻しやすい)
実際、前のトヨタアベンシス(2リッター版)で11km程度でした。
現時点で最も燃費の良い車といえば、1.0~1.5リッターのハッチバック車やハイブリッド車。
しかし、ハイブリッド車は実質燃費平均は17km程度と聞きますし、電池という媒体の特性上、極端な寒さの中では燃費が悪化します。
先日の氷点下15度の日光において、もしガンガン燃料ゲージが下がってガス欠になっちゃった・・なんて考えたくも無い悪夢です。
それに、300万近い購入価格を燃費の差で回収なんてできません。
なお、昔は燃費で敵無しだった軽自動車も、安全対策や居室を広げた事から現状ではリッター10~14km程度が相場といわれており、差は縮まりましたが、税金・保険等の諸費用まで考えると依然としてアドバンテージがあります。
そうなると、順当路線はハッチバックのリッターカーか軽となります。
この2つの選択肢なら、525と比べて燃費・保険・税金・車検(軽なら高速料金も)を含めたトータルの維持費で安くなりますから、節約という意味で正しい方向です。
次に、用途との相性を考えてみます。
私は長距離がメインであり、炎天下から氷点下、高速あり市街地あり山道あり、計2000キロなんてザラ。ただし乗車人数は1ないし2人です。
軽であれば、あまり燃費重視にしすぎると用途と合わなくなってしまいますので、例えばジムニーといったクロカン車が候補として浮かんできます。
雪路や山道等なら525など及ばない頼もしさです。
レギュラーとハイオクの価格差を考えれば燃費は事実上525と一緒。
高速代も安くなりますし、総維持費では大幅な向上が見込めるでしょう。
リッターカーならスズキのスイフトは良いシートを持ってますから腰痛の心配はありません。
実燃費は雨天で200kmほど走って、初めてでも13km程度行けましたから、レギュラーとハイオクの価格差を考えれば十分良くなるでしょう。
保険・税金・車検は多少の差ですので、総維持費はやや下がるといったところ。
他もありましたが、今回はこの2台で更にそろばんを弾いてみましょう。
まずジムニーですと燃費差はなく、税金で約4.5万/年安くなり、2年毎の車検で10万違ったとして年5万、保険料で年間1万くらい安くなるでしょう。高速料金が若干下がるとして、年1万円違うかなという所。
一方でエンジンオイルが2000km毎に交換で毎回3千円かかるとすれば、525が2万キロ2万円の1回で済む事から2万キロあたり1万円高くなるので年間5千円の増加。タイヤ等は却って525より高いくらいですから、これ以上の差は無いでしょう。
よって、合計年に11万円程度安くなる事になります。
スイフトの場合はリッター13kmとして年1万キロでハイオクが200円、レギュラーが190円として、525との差が年に5万円程度。
税金が年1万円安くなり、2年毎の車検で8万安くなるとして年に4万、保険は年間6千円くらいは安くなる・・はず。
一方でエンジンオイルは4000kmで1回4千円とすれば2万キロ単位では525と同じ、タイヤ代は1台分で1~2万安いので、2.5万キロで履き潰すとして、だいたい年に4千円弱。
高速料金などは変わりませんから事実上これ以上の差は無いとして、合計年に11万安くなる事になります。
結局同じなのね・・・
そんでもって。
車を買い換えるということは、当然オカネがかかります。
未使用中古でジムニーなら大体150万、スイフトで大体130万弱。
うちの525の下取り額は素グレードである事と、1.7万キロ過走行から60万には届かないでしょう。
ジムニーに買い換えれば総維持費で年間11万安くなるとして、90万の差額を回収するには約8年かかります。
スイフトなら差額が70万ですから6.3年かかります。
もちろん、この間に大した修理費等のトラブルは出ず、オプションパーツは手を出さないものとします。
一方で、525をあと何年乗れるか考えます。
現在5年目約6.7万キロという走行距離を考えると9年目の2012年には10万キロを超え、多額の費用を要する各パーツのオーバーホールが待っています。
また、E39型525は2003年4月で製造終了しており、部品保持期限が2013年で切れることから、あと4年でリミットと考えるのが順当でしょう。
よって、どちらにしても差分が回収出来ない事になります。
従ってこのまま乗り続けて大修理が来たら軽かリッターカーに買い換えというのが最も安価な手段という結論になってしまうのです。
2年程度先には各社からリッターカーのハイブリッドや電気自動車が出ているでしょう。
ただ、1年後にリッター300円ともなれば根拠が大幅に変わる可能性もありますし、そもそも車を持っていられるか危ぶまれます。
少なくとも、今の私は525の与える快適さに満足しています。
緻密なステアリングとブレーキ、抜群の遮音性、作りの良いシート、クルーズコントロール等の快適装備。
色々考えると、将来はこんな贅沢な車には乗れなくなるし、うちの525をロングドライブ専用として大人しく乗ろうと考えてしまうのです。
というわけで、ほんとに燃料代の値上げには困ったものです。