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銀匙のブログ一覧

2016年09月23日 イイね!

GR28mmF2.8(L)を手放しました。

はいこんばんは、銀匙です。

ええ。
タイトルの通り、先程GR28mm(L)をカメラ屋に売ってきました。
理由はお察しの通り、意気揚々とGR用設定を施したα7Ⅱを持って行ったのに、再びマゼンタ被りが出たからでございます。
ただし、それだけじゃなかったんです。

私は大体月に1~2回、海の朝焼けを撮りに行きます。
この用途に耐えられるレンズが現在手元に残っているわけですが、今朝は
α7Ⅱ用として3本のレンズを持っていきました。
うち2本は

 GR 28mmF2.8(Lマウント)
 XR RIKENON 28mmF2.8(Kマウント)

を持って行ったんですね。

そう。

かたや探し続けて7万払ってやっと手に入れたGR。
かたやひょっこり見つけて7500円で手に入れたXR。
メーカーは同じリコー、値段はその差約10倍。
携行性、写り、操作性etc、全てにおいて10倍とは言いませんが、GRがXRを凌駕してくれないと困るわけです。

しかし。

GR



XR


実際に見た感じに近いのは、なんとXRの方だったのです。
今朝は10分と経たずに弱い小雨が降ったり止んだりして、常に雲に覆われていました。
そこに斜めから日が入り、どんよりと暗い赤紫と紺色の繊細なコントラストだったわけです。

しかしGRの方は、登録していったニュートラルモードだとその色を全然拾えません。
そして風景モードに切り替えれば御覧の通りたちまちのうちにマゼンタ被りが両端に出現し、おまけに左右端の像はひどくぶれています。

これでは色合いも解像度もありません。
ただXRより小さいから持ち運びやすいというだけで、あとは何も勝っていません。

なのでドナドナしてきたわけですが、案の定カメラ屋はあれこれぶつくさ言って結局買った値段の半分にもなりませんでした。
普段も中古で買ったレンズを売る時は大体買った値段の半分から1/3にされるわけですが、普段はもっと安い物を売るわけです。
1万円が5千円になろうと5千円の損で済みますが、7万の半分ですと3万5千円も一気に損してしまうわけで、口からエクトプラズムが出そうなくらいショックでした。
これあれですよ、私がもし新品のLOXIAとか14万とかで買って、飽きて売る時に7万の減額なんて言われたら多分家までの記憶無いでしょうね。
あ、α7Sは新品5年保証までつけて買ったから半分どころじゃなかった気が・・
今年はダメージでかいなぁ・・高い物買い過ぎですね。

ちなみに随伴させたα330&バリオゾナーDT1680でこの後数分後に撮った写真はといいますと・・

まぁ、さすが赤の表現に定評のあるCCDです。
見た感じもこんなでした。
ただ、α330は約1000万画素ですから粒子の粗さは見えますね。



そうそう、本日α7Ⅱ用に持って行った3本目はこれです。


そう、CONTAX-Tについているツァイスゾナー38mmF2.8です。
こちらはどうだったかというと、フルで使いますと35mmになりますから、準広角という扱いになります。
私は準広角というとスナップショットの視点になります。
ある物を目立たせるために他をボカして処理するわけですが、さすが京セラコンタックスは手抜き仕事をしていません。


単なる防波堤の先端もこの通り。


モノクロだって変なハイコントラストチックのべた塗りじゃありません。


なお私は、準広角を持つとどうしても変な物取っちゃうみたいです。

そして家に帰ってきてから首を傾げるわけです。

まぁ・・高いから良いってもんでもないんですよ。
LOXIA35mmF2も意外とゴースト出やすいですし、FE35mmF2.8もイマイチ値段に見合ってない気がします。
とはいえ、PENTAXのA35mmF2.8とかもボケは奇麗じゃないですし、意外と35mmのオールラウンダー的な名玉ってあまり無いのかもしれませんね。

やれやれです。
仕方ないので謎肉祭でも頂きますよ…

Posted at 2016/09/23 16:51:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | α7とオールドレンズ | 日記
2016年09月17日 イイね!

GR28mmF2.8 Lマウントが色被りしないようα7Ⅱを設定してみた。

こんばんは、銀匙です。

先日、LマウントのGR28mmF2.8をついに手に入れたのですが、
手に入れた状態で、普通にα7Ⅱで使いますと、

 端っこがマゼンタ被りを起こす

という切ない問題がある事が分かりました。

なので。

GR28mmが色被りしないための設定がないか、あれこれやってみました。

まずは論より証拠。
今日はほぼ晴天でしたので、幾つか屋外で撮ってきましたよ。

市街地でも


縦でも


広い場所でも


斜光でも


輝度差のある所でも



出てませんよね?色被り。
あとはまぁ、この渋い色合いをどう評価するかだと思います。
特に緑。


こういうのを澱って言うんでしょうかね・・うーん。


ちなみに私はこうして並べてみると結構好きでした。
うまく言えませんが、洋物のフィルムというか、シネマ調というか。
有償アプリとかは入れず、設定だけでこれだけ変えられるα7Ⅱは結構融通が利くボディだと思います。
モノクロ専用にするには惜しい描写だったので良かったです。

では、どうしたか。

その1:フィルタを変えた。
GR28mmF2.8(L)のフィルタ径は40.5mmです。
私は購入時に前オーナーが付けてたフィルタ以外に、プロテクタとUVフィルタを1枚ずつ持ってたので比べてみました。
すると、付属フィルタやプロテクタだとゴーストが出たりするんですが、UVフィルタだと出なかったんですね。

まぁマゼンタ被りと直接の関係はないかもしれませんが、ゴーストが出ない方が良いに決まってますからね。


その2:α7Ⅱの設定を変えた。
といっても弄ったのはクリエイティブスタイルだけです。
これを
・ニュートラルベースで
・コントラスト-1
・彩度-2
シャープネス+1
と設定します。
ピクチャエフェクトとかは使ってません。
後はAWBのDROオート、ISOオートと普通の設定です。

レンズ側は基本的にF5.6か8で撮ってます。
前回は普通にF5.6でも色被りを起こしてましたので、この辺りは無関係かと。
というか絞りを自由に使えないなんてありえないので。

そんなわけで、マゼンタ被りを避けるため、色々弄った結果のお知らせでした。
私はこの設定をカメラのM1に登録させました。
GRだけの特別設定ですね・・肝心な時に忘れそうで怖いですけどね(笑)


GRはそう古いレンズではありませんが、ライカマウントのレンズのようにフランジバックが短いマウントのオールドレンズ、それも35mmより短い広角レンズはマゼンタ被りが起こりやすいです。

NEX7やα7Rでは直しようがないほど出たわけですが、α7やα7Ⅱはある程度設定を煮詰めてあげると撮って出しができるようになるレンズもあるという事です。
ちなみにNEX-6は何も設定変更しなくてもGR28mmLマウントを付けて全くマゼンタ被りを起こしませんでした。
ただまぁ、APS-Cゆえに写る範囲は42mm相当になってしまいます。

以前も申し上げましたが、オールドレンズで遊びたいならNEX-6が一番トラブルが少なく簡単に運用できると思います。
ただ、APS-Cなので画角が1.5倍になってしまいます。
もしフルサイズを望まれるならα7かα7Ⅱですが、こちらはレンズによっては今回のような調整の追い込み作業が必要になります。
そういうのも込みで、オールドレンズ遊びを楽しんで頂ければ良いんじゃないでしょうか。

マゼンタ被りを避けたければ、基本的に一眼用レンズをターゲットにすればいいと思います。
一眼用レンズはミラーボックス分だけレンジファインダーレンズよりフランジバックが長いので、周辺まで光を届けやすいのです。
ただその代わり、一般的に大きくなります。

これは左が今回使用したGR28mmF2.8、右がXR28mmF2.8。
※どちらもEマウント用マウントアダプタをつけてます。
メーカーはどちらもリコー。
スペックも35mmフルサイズ対応の28mm、開放Fも2.8で一緒。
それでもレンジファインダー用と一眼用ではこれだけ違います。


私は多少のリスクを負っても携行性はあまり犠牲にしたくないので、レンジファインダー用も使ってます。
そこはそれぞれ優先順位が違うと思うので好みの問題ですけどね。

だからこそ人それぞれ終着駅が違うので沼と呼ばれるんですが・・・

ではでは。
Posted at 2016/09/17 21:29:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | α7とオールドレンズ | 日記
2016年09月11日 イイね!

GR 28mmF2.8 Lマウントをα7Ⅱで使ってみた。

GR 28mmF2.8 Lマウントをα7Ⅱで使ってみた。













こんばんは、銀匙です。

えー・・
今回ご紹介するレンズは滅法高いもんでございます。

私にとってのオールドレンズってのは(ライカを除き)

 単焦点でMFだから不便だけど写りはすげぇ良い。で、お安い。

だったものですから、いささか定義から外れるんですよね。
ともあれ。

このレンズはですね、
そもそもリコーがGR1という名の高級コンパクト(フィルム)カメラを
こさえたわけです。
それを売ってみたら結構評判が良かった。
それで嬉しくなったリコーさんは
「よし、それならライカLマウント版も作ってみるか!」
というわけで、

 1997年にたった1回だけ
 3000本(黒1000本銀2000本)ぽっきりだけ
 ライカLマウント版のレンズとして

売ったわけです。

詳細はこの辺りを見るといいです。


それから19年過ぎたわけですが、今なお店頭ではめっちゃ高いです。
大体ファインダー付きのセットなら普通に11万はします。
ええ。
じゅういちまん、です。
幾ら限定レンズでも11万はないわーと思ってたんですね。
いや、FE1635とかα7Ⅱとか買ってるじゃねーかと言われたらその通りです。
いつの間にか高い物にも手を出すようになっていましたね(遠い目)
しかもFE1635なんて残念感半端なかったですし。
あと、それこそF6とはいえ、Lマウントの名品であるオリオン15(28mmF6)を既に持っているわけです。
こいつは小型軽量、α7で色被りもせずヘリコイドマウントと併用すれば寄りまくれる。
フルサイズ28mmとして求めたいものはみんな持ってるレンズです。
ただ、店頭でGRを見かける度にちくちくしたものはあったわけです。

で。

私のところに来てくれたレンズは、ファインダーがありません。
外箱も説明書もありませんし、フード内側にはスレがありました。
でも、レンズはクリアで、絞りもヘリコイドも正常で、およそ7万でした。
確かにファインダー抜きの買取価格は5万弱ですから、ファインダレスなら
6万少々で店頭に出る事もあるのかもしれません。
しかし、私はファインダレスで売ってるの見たことがありません。
私はα7ⅡかNEX6につけるのでファインダなんて要りません。
ファインダの為に4万値引いてくれるならそれでいい。
ちなみにファインダの買取値なんて1万円にもなりません。
色々な意味で私にはちょうど良かったわけです。

それにしても、リコーさんは相当気合を入れて作ったんだと思います。
例えばフード。
岩みたいに硬くて重いです。
フードだけで42gもある。
私がいつも使ってるアルミ製メタルフードが12gですからね・・
ずっしりきます。

で、早速持ち出して1枚。


・・・げげっ。
マゼンタ被りが出てるじゃないの。
それにやたら色のりが濃いなぁ・・うーん。
GRに対する憧れとか払ったお金とかの大きさから、そのガックリ具合がいつになく深刻です。

というわけで2枚目はモノクロにしてみます。


ほっほー!
ほっほーう!
いいねいいね、これはいいね。諧調凄いね!
ピントあってるところの解像度が半端じゃないね!
気分的にもちょっと持ち直しました。
ただ、そうするとこの子はモノクロオンリーか?

ちょっと小雨が降ってきたので車の中に避難。


あれ、このショットだと被ってないなぁ・・うーん・・

そうそう。
GRはLマウントレンズとしては短い70cmまで寄る事が出来ます。
ただ、私は例によってヘリコイド付きのマウントアダプターを使ってα7Ⅱにつけているので、最短20㎝まで寄れます。
GRD4の1cmには勝てませんが、このくらいは運転席に座ったまま楽勝です。


雨が止んだのでもうちょっとだけということで再び外に。
モノクロでもう少し撮ってみます。


やっぱりモノクロだと周辺減光で済むねぇ・・
マゼンタ被りがなきゃねぇ・・

そんなことをつらつら思いながら帰途につきます。

帰宅後、α7Ⅱのパラメータを見てると、使っていたのがクリエイティブスタイルのランドスケープだったのですが、彩度を上げる設定にしてたことに気づきました。
そりゃ色乗りが濃いわけです。
ただ、マゼンタ被りは本当に厄介な奴なので、ちゃんと調べてみました。
すると、α7Ⅱの場合はクリエイティブスタイルをニュートラルにすると、カラーでも被りにくい(多分被らない)所までいけそうだという事になりました。
比較してみます。

クリエイティブスタイル:ランドスケープ



クリエイティブスタイル:ニュートラル



ちなみにモノクロ


同じリコーのXR28mmF2.8はマゼンタ被りを起こさなかったので油断してましたが、まぁ向こうは一眼用でこっちはライカL用ですからねぇ・・フランジバック問題がもろにでてしまったようです。
ただ、XR28はもとより、一眼レンズでは一番信頼しているOM28mmF3.5より鋭いピントピークを有しているのは驚きでした。
凄いレンズには違いありません。
あぁ、もちろんFE28のようにEマウント専用レンズなのに周辺が明らかに流れてるといった評価以前の問題はありません。
Aマウントの28mmF2をLA-EA4経由でα7Ⅱにつけた方が流れないって、どんだけ電子補正頼りの設計してるんだかね・・純正Eはほんとろくでなし・・

それはそうと。
総論として、GRは凄いレンズですがORIONほど柔軟ではありません。
難点としては彩度を上げる設定をした時にマゼンタ被りが起きやすいという事。
ただ、ズミクロン並みの解像度の高さで、2420万画素の受光部が求めるレベルをクリアしていますから、ORIONより絵はピシッとします。
推奨としてはモノクロですが、ニュートラルなどの低彩度モードであればカラーでも行けるんじゃないかなと思います。
なによりα7Ⅱにつけるとそれはそれは格好良いし、F2.8はぎゅっと寄れば大きくぼけます。ヘリコイド付きマウントアダプターは必須です。
せっかくうちに来てくれたのでこっちの良い所も探してみますよ。

とはいえ、ORIONは格好いいし軽いしマゼンタ被り起こしませんしGRより安いというわけで、やはりライカLマウント広角レンズの王者はORION15だねーという結論は現時点では変わりませんでした。
あぁ、エルマリートとかヘクトールは値段がスーパー過ぎますし、コンディションのまともな玉も今となってはね・・


追伸:
ORION15いつの間に値上がりしてたの?
オークションとか店の価格見たら8万とか9万とか・・ないわー
おいらは4万で買ったし、4~5万ならベストって思ってますが、ロシアンレンズに8万はないです。
製造年代でのリスクとか考えればORION15に8万出すくらいならGRで良いと思う。6でも高い。
3~4万位の安いの見っけたら考えてみてねってことにしておいてください。
3万が安いかといわれると、「ライカLマウントとしては」って事になりますけどね。
OM28mmF3.5とか1万円持ってれば選び放題だしね・・
いやぁ、びっくりしたので思わず追記してしまいました。

ではでは。
Posted at 2016/09/11 19:10:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | α7とオールドレンズ | 日記

プロフィール

「COLOR-SKOPAR 28mmF2.8を買った話。 http://cvw.jp/b/161516/48454387/
何シテル?   05/27 21:52
BMW318、ギャラン、ボルボS80、アベンシス、BMW525、そして現在のスイフトと乗ってきました。 セダン好きと言い切っていたのですが、スイフトの性能と使...
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