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銀匙のブログ一覧

2023年02月25日 イイね!

安価で効果的なシーリングスクリーン交換とドアの防音施行。

ご無沙汰しています、銀匙です。

※作業中に撮影した写真が全部消えてしまったので写真無しで行きます。
SDカードの突然死は予測できなかったんだ・・・

※さすがに写真0だと解らないので施工後に撮り直した写真を入れます。


それはさておき。

標題の通り、今回パジェロミニに行ったのは以下の2つの作業。
・シーリングスクリーン交換
・ドアの防音加工
です。
別にパジェロミニに限らず効果が出ると思いますし、セットでやるととても効率的なので、一緒に紹介します。

予備知識としてシーリングスクリーンって何ってコトですが、ドアの内張を外すとドア側にビニールシートが貼られてますよね。
あのビニールシートをシーリングスクリーンと言います。

「シーリング」というだけあって、目的は防水です。
ドアガラスの側面を伝ってドア内部に入り、サービスホールから水や湿気が車内に入らないようにしています。
なので、プロがデッドニングの為に金属テープなどでサービスホールを徹底的に塞いである車ではシーリングスクリーンを外すこともあるようですが、大体の車ではついてるようです。

じゃあ今回はデッドニングするのかというとそうじゃなくて、ビニールを新しくします。
パジェロミニ君は今年で製造27年目だけあってビニール自体が縮んでおり、サービスホールを隠しきれてなかったのです。
応急的に養生テープやアルミテープで塞いで誤魔化してきましたが、作業するたびにテープが裂けたりブチルゴムがベタベタくっついてきてうっとうしかったんです。

↓これが施工前状態



で、このシーリングスクリーン。
当然純正部品でもありますが、パジェロミニのように年数が経ってると廃番もありえますし、所詮は防水が出来ればよいので単なる厚手のビニールです。
なので市販品で代用します。

何で代用するかというと農業用ビニール、いわゆる農ビというやつです。
ビニールハウスを覆う為のビニールであり、耐熱(冷)性、耐埃性、耐水性、耐汚性があり、引っ張りや折り畳みに強い優れもの。
農業関係を扱っているホームセンターなら量り売りもあります。
私が購入したのはごく一般的な、厚さ0.1mm、幅3mで長さ10cm辺り25円というやつ。
3mも幅があるのでパジェロミニの長いドアでも2枚分の長辺が楽々入ります。
なので高さ方向(60cm)に少し余裕を足して80cm分購入。
ドア2枚分でお値段200円ちょい。
シーリングスクリーン交換の素材としてはこれが多分一番安いと思います。
ちなみに厚さ0.1mmがどれだけ厚いかというと、レジ袋が大体0.02mmなので5倍の厚さとなります。
超重量物用のビニール袋も0.1mmとなっている場合が多いですが、農ビの方がさらに丈夫。
試しにブチルゴムにしっかり接着した状態で引っ張ってみましたが、ブチルゴムが先に剥がれて農ビ自体は全然伸びませんでしたし、ちゃんとブチルゴムで接着できてます。

これに加え、電材コーナーなどで純粋なブチルゴムを買います。補修として継ぎ足すだけなので50cm程度。
最後にブチルゴムを相手にしますのでニトリル手袋と腕カバーを購入します。
腕まである手袋は高いので、腕カバーと普通の手袋の方が安く済みます。
マスクもあるとモアベター。

シーリングスクリーン交換だけならここまでですが、私は防音加工も行いますので以下の物も購入しました。

・シリコンコーキング剤(ガン装填型、300mlくらいの奴)x3本
・コーキング材吐出用ガン
・コーキング材用ヘラ数種類
・ニトリル手袋2セット

それに加え、手持ちの以下の物を使用しました。
・折りたたみ式の小さな椅子
・内装剥がし
・はさみ
・極太マジック
・養生テープ
・ゴミ袋
・ティッシュ
・ドライバー
・濡れ雑巾

さて、作業方法です。
まずは準備。
しっかり腕カバーとニトリル手袋を装着してください。
ブチルゴムは服にくっついたら本当に取れません。手や爪の間についても剥がすのに苦労しますからね。
続いてコーキング剤はガンで押し出すと惰性で出てくるので、ガンを置く床部分にゴミ袋を敷き、地面にコーキング剤が垂れても汚さないようにしておきましょう。
それなりの作業場所が確保出来るなら、小さな折り畳み椅子があると長時間の作業となっても足腰が痛くなりません。

準備が出来たらドライバーを使って内張を固定しているネジを外し、内張剥がしを使ってドアの内張を外します。
また、スピーカーも可能なら台座ごと外します。
復元時に配線の+-を間違えないよう養生テープで印などをつけておきましょう。


これから現物合わせで採寸していきますので、まだ古いシーリングスクリーンは剥がさないでください。

そして購入した農業用ビニールのドア1枚分を養生テープを使って古いシーリングスクリーンの上に重ねます。
貼る領域に対して上下左右の端まで足りてる事を確認したら、農業用ビニールに極太マジックを使って古いシーリングスクリーンや塗られているブチルゴムのやや外側となるよう線を引いていきます。
また、スピーカーの台座に農業用ビニールを挟ませるため、台座取付穴の少し内側で線を引いていきます。

なお、ドアノブや配線などの貫通穴は都度都度対応していくので線は引かなくて良いです。
また、スピーカー台座以外の部品でシーリングスクリーンを挟んでる部品があっても、ネジが外れないなら無理に外す必要はありません。ネジをなめる方が大問題ですので。

線を引く時は上部には余裕をもって、下部はタイト目に引いていきます。
なぜならドア上部が足りないと雨漏りしますし、ドア下部は排水穴が開いており、これを塞ぐとドアの内側がカビるので、これらを防ぐ為です。

引き終わったら線の1cmくらい外側にハサミをいれ、ビニールを切っていきます。
これで外周とスピーカー穴だけ開いた、新しいシーリングスクリーンの切り出しが出来ました。
↓こういうイメージになります。



ここで一旦シーリングスクリーンの作業は止めて、続いてドアの防音加工を行います。
新しいシーリングスクリーンは無くさないよう仕舞っておきましょう。

といっても購入した材料から分かる通り、やることはシリコンコーキング剤を塗るだけです。
どこに、というのがポイント。
1つはコーキング剤らしく、サイドドアビームとドア外板裏側との間の隙間を埋めていきます。
このとき排水性を考えて、全部塞ぐのではなく、ところどころ切れ目を作って下に流れ落ちるようにしてください。
コーキング剤を塗る部分の鉄板は先に濡れ雑巾で汚れを落としておき、コーキング剤はガンで塗布部分のどこかに一気に絞りだし、ヘラで伸ばしながら形を整えると良いでしょう。

そして次がポイントですが、スピーカーを台座ごと外したサービスホールの奥に見える、ドア外板裏側に薄く塗り広げてみましょう。

シリコンコーキング剤はホームセンターなどで乾燥後のサンプルが置いてある場合がありますが、非常に強力にくっつきます。
そしてシリコンコーキング剤は乾燥後も十分な弾力が残ります。
ですのでドア外板の裏側に塗布するとゴム板を張り付けたように振動を吸収し、なおかつ自力でくっつき、乾いた後はべたべたしません。
ブチルゴムとは違って。ブチルゴムとは違って!


また、上記ではスピーカー裏側と限定しましたが、サービスホールから見えるドア外板裏側にくまなく塗っても良いです。
ただ、そのように塗るとシリコンコーキング剤はあっという間に無くなってしまいます。
感覚的にはドア外板の下半分位塗り広げるだけでもドア1枚に対しコーキング剤1本くらいのペースで無くなります。
とはいえ、使い切ったところで溶剤込みで300gですからドアヒンジにダメージを与えるような重さではありません。
なので広い面積に塗り広げるならコーキング剤は多めに買っておきましょう。
作業中は内張を剥がす為、万が一足りなくなると車が動かせずどうにもならなくなります。

↓サイドドアビームとドア外板の内側との間を埋め、ドア外板内側に塗り広げたイメージ


あと、ヘラを駆使してもサービスホール越しの作業は大変なので、ニトリル手袋や可動部などにコーキング剤がついてしまうことがありますが、落ち着いて乾いたティッシュでふき取りましょう。
変に水拭きやパーツクリーナー使う方と薄く広がって事態が悪化します。

コーキング剤の乾燥には最低5時間、完全乾燥には丸1日はかかります。
なのである程度乾かしたら後は何度かに分けて揮発した溶剤を換気して追い出すと割り切り、新しいシーリングスクリーンを貼って内装も戻してしまいましょう。

さて、それでは復元手順です。

古いシーリングスクリーンは出来るだけ剥がしますが、ブチルゴムは再利用していきます。
ただし土やホコリの汚れが鉄板についていて、そこにブチルゴムを足す場合は汚れを濡れ雑巾などでふき取った方が良いでしょう。
新しいシーリングスクリーンを上から下に貼っていきますが、この時配線やドア内側のノブやリンク機構など、スクリーンを貫通させる部品については最小限ハサミで切れ込みを入れて通しましょう。
この時穴をくりぬくのではなく、ハサミで×印や一文字に切れ目を作っては通し、なるべくスクリーンを残しましょう。
上から下まで貼り終えたら、そこで明らかにブチルゴムが不足してる所だけ極少量追加します。
この時、ドア下部の水抜き穴をシーリングスクリーンやブチルゴムで塞がないように注意しましょう。
極少量、とわざわざ限定する理由は新しいブチルゴムは大変臭いからです。
シリコンシーリング剤は溶剤が抜けて乾燥してしまえば臭さはなくなりますが、ブチルゴムは何週間経っても臭いです。

後はスピーカーやドアの内張を元通り戻せば完了です。
文字で書き起こすと面倒そうに見えますが、やってみるとイメージよりはずっと大した事ありません。
とくにスクリーン交換のみなら全然大したことありません。ブチルゴム対策さえしていれば、ですが。


今回の作業を終えて気づくのは、まずはドアの閉まる音が変わります。
燃費を売りにしてる車や昔の車はドアの外板が薄いので、いかにもペラペラの鉄板がいつまでもバインバインと振動してるような安っぽい音を出しますが、それがバスッとしたイイ感じに締まった音に変わります。
走ってみると車内に入ってくるロードノイズやエンジン音もドア面積が広いほど減ります。
つまり2ドアの古い車であるパジェロミニでは馬鹿みたいに静かになりました。
ついでにいうとスピーカーから聞こえる音も良くなりました。共振が無くなってビリビリ音が減るんです。

コーキング剤なんて1本500円程度であり、シーリングスクリーンも含めた諸々合わせても1台分4000円も払ってないのにこの効果は嬉しい驚きでした。

お時間のある方はぜひお試しください。
Posted at 2023/02/25 15:04:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | パジェロミニ | 日記
2022年12月25日 イイね!

Eマウント純正レンズの使い方。

御無沙汰しています、銀匙です。

さて、タイトルの通り、Eマウントは初期のNEX-3からずっと使っているのですが、何台も使ってきたのはボディの方で、純正レンズの方はあまり使っていません。
なぜなら、

 性能対値段のバランスが悪すぎるから

です。

特にα7が出た後の、いわゆるFEレンズには泣かされました。
買う時の値段だけでなく、性能にも泣かされました。
それで買って1~2回使って出来にしょんぼりして売る、下手すると買う前の店舗内試使用で「あー・・」となって買うのを止めたのも1度や2度ではありません。

ただ、SONYだけが単独で自爆してるかというとそうでもありません。
ニコンもキャノンもオリンパスもパナソニックも、シグマやタムロンでもライカでもツァイスでもそう変わりません。

私はレンズには

 「持って外出出来なければ、肝心な時に使えなければならない」

それだけを基準に、持ち続けるか下取りに出すかを決めます。
前者は主に値段、後者は望む撮影状況下での応答と仕上がりです。

どんなに素晴らしい性能のレンズでも、30万40万する物を雨天の中鷲掴みにして無造作にカバンに突っ込むなど無理です。
その挙句、撮影して緑のゴーストが何重にもべったり貼り付いてたり、そもそもピントが迷ったり合わない合わせられないなどではお話にならないのです。

華やかな桜並木に僅かに乗る寂しさを緻密に切り取れるか。
夏のじめりとした蒸し暑い青空をその通り撮れるのか。
黄金の稲穂が一面の海となって見えた時、ゴーストなく撮れるか。
紅葉してる木を見上げ、逆光ごしに透ける葉脈を撮れるのか。
一面の銀世界で陰影と冷たくも柔らかな雪の膨らみ撮れるか。
満月にしっかりピントを合わせて画面一杯に大きく撮れるか。

 カメラを持つに値する出力か。
 撮りたいと思った時に、カメラはそこにあるか。
 スマホのように持ち歩けるか。


無論1つ1つの状況にそれぞれ適切なレンズを割り当てますから、上記を全て1本でやれとは言いません。
そんなレンズはありません。
それぞれそうおかしな要求では無いと思うのですが、FEレンズとして考えると叶えてくれるレンズはほぼありません。
そしてフルサイズレンズになると、それに加えてとても重く、かさばるようになります。
別に何本も携行しなくても、重さは単純に機動力を奪います。
持ちたくなくなるのです。
ミラーレスカメラは一眼並みの画質を、一眼より遥かに軽くコンパクトに持ち運べることこそ正義です。
重くてデカイので良かったなら、別にD3X辺りの一眼レフで良かったのです。


さて、そんな初心に帰り、じゃあEマウント純正レンズで使えるものは何もないのか。
そんなことはありません。
じゃあ例えば何を、どう使えば良いのか。

私が手元に残している3本を、ボディや使い方と合わせて紹介します。


1つめ。
SEL16F28 & NEX-5R


SEL16F28は、普通の呼び方で言うと16mmF2.8のレンズです。
APS-C専用レンズですから、35mm換算でいうと24mmF2.8です。
このレンズは、SONYがNEXというミラーレスカメラを売り出す為にNEX-3と同時発売した2本のうちの1つ。
極めてシンプルな5群5枚のレンズ構成、最短24cmから撮影可能、軽く絞っても円形を保つ円形絞り採用、
そして何よりも

 長さ2cm、重さ67gのAFレンズ。

という事です。

これをAPS-C系Eマウントボディの名機であるNEX-5Rに取り付けます。
電子水準器搭載、オールドレンズにも使える悪食受光部、レスポンスよく静かなシャッター、つるりとして服に引っかからないボディ。
そして極めつけは重量276gという軽さ。

 総重量、343g。
 幅11cm、高さ6cm、奥行6cmというサイズ。

現在のフルサイズ一眼ではボディどころかレンズ単体ですらこれより遥かに重く嵩張る物もザラです。
その用途は何か。

ずばり、昼間の風景、です。
スナップショットから朝焼けから夕陽まで、いわゆる明るいうちの風景を収めるならこれでいいのです。
散歩のお供でも良し、出張のカバンに放り込んでもよし、新しいレンズと比較するスタンダードレンズとしてよし。
機動力を阻害しない重さ、大きさ、その中で24mmという広い世界を適切に切り取れる能力。
このレンズはパンケーキサイズを得る為、パンフォーカスならF6.3かF8で撮影する事を求めます。
Pモードやカメラお任せモードで撮るとロクな結果が得られないのはレンズ特性とカメラプログラムの回答が異なるから。
なのでひと手間、人間が手間をかける必要がある。
かけた結果はそれぞれでご確認を。
カメラボディの世代的な問題とレンズのFの制約のせいで夜景や室内では無力です。
決して汎用とは言えないレンズですが、用途はあるのです。
ちなみに5Rのボディは中古で2万くらい、SEL16F28は中古で1万くらい。計3万で揃うのです。



2つめ。
SEL1855 & NEX-6


SEL1855は、普通の呼び方で言うと18mm-55mm F3.5-5.6のレンズです。
APS-C専用レンズですから、35mm換算でいうと27mm-82.5mmです。
このレンズは、SONYがNEXというミラーレスカメラを売り出す為にNEX-3と同時発売した2本の残り1つ。
最短25cmから撮影可能、軽く絞っても円形を保つ円形絞り採用、
SEL16F28ほどではないにせよ、194gという軽さと6cmという長さ。

これをAPS-C系Eマウントボディでファインダを持つ最小最軽量の名機であるNEX-6に取り付けます。
電子水準器搭載、オールドレンズにも使える悪食受光部、レスポンスよく静かなシャッター、SEL1855と組み合わせるとファストハイブリッドAFも使えます。
重さは5Rより少し重い345g。

このセットの総重量は539g。

つまりはミラーレスカメラの王道である、28-80というズームレンズをつけた一眼並みの性能を、掌のサイズと重さで実現した組み合わせです。

ファインダがあるので逆光に立ち向かったり、厳密なピント調整やフレーミングも可能です。

一方で、9群11枚というレンズ構成ゆえ、解放Fが3.5(5.6)まで下がること、そしてパンフォーカスならF6.3(出来ればF8)での撮影を求められます。
メーカーも気にして一応手振れ補正(OSS)はつけてくれましたが、それを加味してもSEL16F28より遥かにシビアな扱いが求められます。

ゆえにボディを両手と額で押さえられる、ファインダ付のNEX-6で扱うのがベストなのです。

では、用途は何か。
お供、です。

例えばdp0のような癖のあるカメラを主兵装として装備する時のサブとして。
例えば家族でちょっとしたお出かけして、どんな状況を撮影するか分からない時に。
例えばふらりとドライブに出かける時。

28mmという準広角から82mmという中望遠まで幅広いレンジで対応してくれるので、とりあえずの1台として頼みやすいのです。
それでいて雲を白1色のベタに写すような間抜けではありません。
こちらもカメラボディの世代的な問題とレンズのFの制約のせいで夜景や室内では無力です。
確かにRX100M3の290gよりは重いですし、嵩張ります。
でもファインダの質や、レンズの出力結果は格上です。
ミラーレスとはかくあるもの、そう一番純粋にSONYが表現した組み合わせだと私は思うのです。
なお、NEX-6のボディは中古で3万、レンズは中古で1万円位、合計は4万見ておけばいいです。


3つめ。
SEL1670z & NEX-6


SEL1670zは、普通の呼び方で言うと16mm-70mm F4通しのレンズです。
APS-C専用レンズですから、35mm換算でいうと24mm-105mmです。
このレンズは、1つ目と2つ目のイイトコどり。そしてツァイスブランドのレンズです。
広角は24mmから、解放Fは望遠側でも4を確保しており、なおかつ105mmまでズームできます。
円形絞りも採用しており、ファストハイブリッド、手振れ補正も対応しています。
ただし最短は35cmから、そして長さは7.5cm、重量は308gに達しており、上の2本よりも劣る面はあります。
なにより中古でもレンズだけで4万以上。新品なら7万以上です。

NEX-6の紹介は上でしましたので、総重量だけ言うと653g。

一眼でも28-80レンズの上位互換として存在していた、24-105mmレンズ版というわけです。
こちらはSEL1855よりレンズが重くなり、長さが長くなる分、SEL1855より手振れのリスクがシビアです。
ゆえにこれもボディはNEX-6が適切でしょう。
もちろんご予算があればα6600でも良いのですが、お値段以外にも重く、大きくなることを忘れてはいけません。

話を戻して、このセットの用途はというと、旅行です。
国内だろうが海外だろうが旅行での高画質で残したいほぼ全ての状況を網羅してくれるでしょう。
パンフォーカスならF5以上である方がより良いのですが、割とカメラのPモードなどに任せても追従してくれます。
旅において、意外と夜景の用途は少ないですからね。
ただし暗い室内の場合はF4まで絞りを開けても厳しいので、そういう時はスマホ使ってください。
お金を出しても全てを解決してはくれないのです。
とはいえ、慌ただしい旅行でレンズ付け替えるとゴミが入りやすいため、つけっぱなしでいけるという価値は思ったよりも高かったりします。
画角を割り切れるのであればSEL1855の方が壊れた時のダメージは少ないです。
それと、これは意外かもしれませんが、ツァイスブランドといってもSEL1855との「画質的な差異」はそうありません。

それだけSEL1855が優秀とも言えますが、このSEL1670zの投資額から期待しすぎてがっかりしやすいレンズとも言えます。
とはいえレンズで4万、NEX-6で3万の計7万ですから、上2つのセットを両方買えるのです。

このように、ソニーのEマウントレンズはほんの少しを求めるだけで急激に値段が跳ね上がるのですが、SEL1670zはまだ納得できる方です。
ちなみに、更なる広角を純正で求めるとSEL1018となりますが、あれはダメです。マゼンタフリンジや歪みが酷いです。
それならシグマのdp0か、フォクトレンダーのウルトラワイドヘリアーの12mmF5.6等を勧めます。
実は星景写真ならRX100M3が精度よく使えたりします。

とはいえ、この3つのレンズでは葉脈が見えるほどのマクロとか、画面いっぱいの人物や月面とかは撮れません。
マクロなら50mmF3.5マクロ、人物ならシグマの60mmF2.8Artを揃えておけば大体間に合うと思います。
月面クラスの超望遠を望まれるなら、SONYのRX10M3かM4、ニコンのB700かP1000など、1インチか1/2.3インチ受光部に専用レンズを組み合わせたコンパクトでないコンパクトカメラを勧めます。
何でも一眼でと考えず、適材適所で行く事が肝要です。
35mm換算600mm相当のレンズなんて、一眼フルサイズ用なら100万クラスになりますからね。

というわけで、純正Eマウントで残した3本のレンズの御紹介でした。


では、では。
Posted at 2022/12/25 17:08:23 | コメント(6) | トラックバック(0) | NEXとオールドレンズ | 日記
2022年09月04日 イイね!

25年前のパジェロミニを買って1年乗りました。

25年前のパジェロミニを買って1年乗りました。











こんにちは、銀匙です。
昨年、25年落ちのパジェロミニを購入してから1年が過ぎました。
そんなパジェロミニと共に、今日は夜の内から移動して日光は中禅寺湖まで行きました。


昨夜は雨も降ったようで、いろは坂は濡れた枯葉があちこちに落ちており、久しぶりにタイヤが滑って車がズレるというのを経験しました。
安全運転大事。

男体山もこんな感じで雲に隠れたり見えたりを繰り返してました。


さて、パジェロミニはまもなく13万5千キロというところ、1年点検の後にもフリーホイールクラッチ用のオイルを交換したりしています。
たった65ccしかないのですが、これを変えたら一段と静かになりました。
そしてこのオイル、どうやら納車した中古車屋も今まで出してた整備工場も替えてなかった様子。
ディーラーで交換をお願いしたのですが、新車から未交換だったんじゃないかというくらい真っ黒だったそうです。
納車した中古車屋は自称専門店だったのですがね。
専門店とは一体・・
やはりディーラーが一番任せて安心なのかな。

そんな訳でこの1年、フロントガラスの交換を除けば修理というよりは消耗品の交換などの定期メンテと予防整備を行ってきたわけですが、車体本体や諸費用も含め、ざっくり言って80万ほどかかりました。
元々乗り出し30万少々の車ですから50万近く整備にかかった事になります(ガソリンや保険等は含みません)
とはいえ、最も高かったのはフロントガラスの5万円なんですよね。
1つずつは安いけどチリも積もればこんなもん、というわけです。

とはいえ1年経った今でも不具合は起きていませんし、間違いなく納車時点より今の方が程度は良くなりました。
高速道路で遅い車の追い越しも行えますし、90kmで巡航しても良いかなと思う程度のノイズになりました。
これはオイルやフルードと言った液物を一式交換した事と、アーシングのおかげだと思います。カーペット外すの大変そうなので静音シート貼りとかやってないですしね。
最初はあちこちから変な音の大合唱で80km以上出す気になれませんでしたから、随分進歩(新車時に戻っただけ)しました。
エアコンも効きますし、ブレーキも効きますし、燃費は大体13km位。
NAは非力ですがターボより燃費は良いです。
といいますか本当に普段使いして問題ない燃費です。
また、時折意図的に7000回転まで回すようにしてるので、最近は踏めば回るようになってきました。
普通車の感覚だと5000回転位で止めたくなるんですが、この車の場合高回転まで回ってくれないと坂道登れないとかあるので仕方ありません。
逆にエンブレが効きにくくなってますが、まぁトレードオフですね。

後は少しでも長く大過なく過ごして欲しいですね。
最後まで付き合えればいいのですが。
Posted at 2022/09/04 15:39:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | パジェロミニ | 日記
2022年07月10日 イイね!

パジェロミニを12ヶ月点検に出した結果・・

投票行きましたか?銀匙です。
随分騒がしい事になってますが、私は期日前投票で済ませました。
その方が圧倒的に空いてますし、感染予防という理由で通るので。

さて。
先日渋峠まで連れて行ったパジェロミニ君を12ヶ月点検に出してきました。
500km以上走って特に問題無かったから大丈夫とは思ったのですが、車齢が車齢ですから念のためお世話になっている整備工場に頼んだんですね。


出して良かった。


なんでかというと、不良個所が見つかったのですよ。
マフラー本体を車体に取り付ける部分が取れかけていたのです。
しかもその部分、やたら団子状になった稚拙な溶接跡があり、それが剥がれてたそうです。

納車整備時にマフラー修理したと販売店は言ってたのですが、素人が作業したのかな。
こういうのが出てくるとその販売店で再び買いたいとは思えなくなりますよね。

今回は幸い再溶接と耐熱塗装で済み、綺麗になった処置後の写真を見ていたのですが、ふと思い出したことがありました。

乗り始めて半年くらいたったころ、買い物の帰りか何かで発進しようとしたらパキン!という甲高い音が1回だけしたんですよね。
どっかのリベットでもぶっ飛んだかしらと思ってあちこち見回ったんですが、結局見つけられなかったなあと。
溶接個所が取れた音と考えれば確かにそんな音でした。

やはり素人じゃ解らないものです。

ちなみに1年で大体5000キロ乗ってブレーキパッドは減っておらず、タイヤは前後とも0.5ミリ程度減ってたそうで。
FRってタイヤの摩耗具合が前後均一になるので良きですよね。
さすがにショルダー部は前タイヤの方が削れますけど、ほとんど解らないです。
トーヨーのオープンカントリーA/T、減らないし滑らないし静かだしで優秀です。

エアコンやその他の部分に異常ない事も解ったので、引き続き安心して乗れます。
うんざりしますけど、これから夏が来ますからね・・
もう秋が来て欲しいくらいですけど。

とりあえず、点検は大事ですということで。
Posted at 2022/07/10 09:32:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | パジェロミニ | 日記
2022年07月03日 イイね!

パジェロミニのNAを峠に連れて行った結果・・

パジェロミニのNAを峠に連れて行った結果・・こんにちは、銀匙です。

6月末から9日連続猛暑とかトチ狂ってる今年の日本ですが、そんな中でタイトルの通り、うちのパジェロミニを峠道に連れて行きました。

まずはどこの峠かというと、渋峠です。
Wiki先生によると、

渋峠(しぶとうげ)は、群馬県吾妻郡中之条町と長野県下高井郡山ノ内町の間にある峠である。
標高は2172mで、日本全国の国道でも最も標高が高い地点である。

だそうです。

さらに、渋峠付近にある白根山の一部は現在ももっくもくと硫化水素ガスを噴き出してる状態であり、途中「硫化水素出てるからな?駐停車禁止だぞ!止まるなよ!止まるなよ!」という、これはフリなのかなと思うほどしつこく禁止看板が出ている地帯があります。
そしてそこだけ植物が育っておらず岩石剥き出しの異様な光景であり、とっても硫黄臭いです。

さて。
今回のルートは関越道の渋川伊香保ICから榛名湖の脇を通ってひたすら一般道を上り続けるルートを取りました。

で、どうだったか。

普通車の感覚で操作すると登ってくれません。

どういう事かというと、普通車ってレッドゾーンが大体5500回転位から始まるじゃないですか。
その1000回転前、つまり4500-5500回転はイエローとしてあまり常用してはいけない領域と思ってるので、私は3000ー4000回転でシフトアップする肌感覚なわけです。
そしてその感覚で私の家の近所で走らせるには十分だったわけです。

ところが峠道どころか草津温泉に連なる坂道でさえ、3rdから4000回転でシフトアップすると4th2000回転となり、エンジンパワーが坂に負けてアクセルベタ踏みでも速度が下がっていくわけです。
遅くなってから慌ててシフトダウンすると、もはや3rdでも下がっていく悪循環です。
さすがに2ndまで下げれば加速しますけど、とんでもなくうるさいですし、30kmそこそこで4000rpmをカンタンに超えていくわけです。

ただ、うちのパジェロミニはレッドゾーンは7500回転からです。
なので肌感覚を捨て、メーターを視界の隅で睨みつつシフトアップのタイミングを5500-6000回転まで引っ張ってみると、どうにか加速を続けてくれる。
とはいえ少しでも傾斜がきつくなると4thでは速度が維持出来なくなるので3rd5000回転で引っ張り続ける方が確実。
すると速度は45kmしか出ないわけです。
25年選手に常時イエローみたいな運用して良いのか、エキマニ溶けてバルブがぶっ飛んでいくんじゃないか。
嬉しくない意味でドッキドキです。
タコメーターに加えて水温計もにらみ続けます。
さらに先述した駐停車禁止エリアでエンストしたらどうしようかとヒヤヒヤしましたし、追い打ちをかけるように猛暑&窓開けると虫の大群!
窓閉めて冷房全開でイエロー常時で坂登りなんて負荷テストやってるのかという有様ですよね。
ここまでやろうとは思ってなかったのに。

まぁ25年前の52馬力のNAエンジンで大体1トンの塊を登らせてる訳ですから、大型クレーンみたいな建機並みの速度しか出せないんですね。
そんな有様なので後続が来たらさっさと道を譲り、バイクはもちろんのこと、Jeepや軽バンとかにもバンバン抜いてってもらいました。

なので随分遅い到着だったと思いますが渋峠には行けましたし、その後元来た道を引き返して家まで戻ってきました。
この暑さの中、道端で呆然となる展開にならなくて良かった。
明日故障しない保証はありませんけどね(汗)


さて、走った道路の比率ですが、感覚ですが一般道1割、高速5割、山岳路4割という感じかと思います。

高速では他車に合わせてほぼ90km以上、エアコンは常時ONかつ酷暑の中で冷房最強と、全く燃費に配慮出来る状況ではなかったです。

高速で渋滞がほぼ無かったことと、山岳路の下りではアクセルを踏まずエンブレだけでこなしたのがせめてものプラス要因ですかね。

それで合計556km走破し、総給油量は40.58リットル。
燃費はリッター13.7kmとなりました。
もうちょっと悪いかと思ったのですが、案外伸びました。
同じ道をスイフトで走るとアクセルを頻繁に踏み込みはしますが、冷や汗をかくような状況は無いんですよね。
この辺りが普通車というか1200ccと660ccの違いですね。

ちなみに給油は計3回行った合算値です。
タンク容量が35リッターしかないので、警告灯を加味すると大体片道200kmが無給油行動範囲ですかね。
普通車みたいに片道300kmくらいあると良いんですが、頑張ってる方でしょう。

なお、高速道路のGS、ついにリッター190円を掲げました。
レギュラーです。給油以外、窓拭きとかのサービスもありません。
でもこれが、参院選で自民が勝った後の市街地価格です。
元売りへのリッター35円の補助金を10月で止めると言ってますからね。

ここで今回の全ての給油を行うと大体7600円・・
ちょっとあり得ない金額です。

ちなみに現時点(リッター170円)でさえ貧民国であるブラジルより日本の方が高いのです。
円安で仕入れ損してる上に暫定税率と消費税かかってますからね。

ほんと、政府与党にちょっとは投票でNOを言わないと好き放題に金を取られていきそうです。
昔の自民党はあんなんじゃなかったのになあとか嘆きつつ、こんな所から投票先を考えることになるとは思ってもみなかった訳で。
投票は来週日曜、もう自民圧勝で値上げラッシュという展開は止められないのかなあ。

では、では。
Posted at 2022/07/03 15:34:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | パジェロミニ | 日記

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