在るべき場所へ

突然の出来事から５ヶ月…
眠らせがちだった彼のカプチを あることがきっかけで動かすようになりました。
ささいなことがきっかけで、初めは不動にならない程度に街乗りして、なんとか維持していければ…と思っていました。

しかし彼と深く関わったお仲間さんたちと話すうちに、彼がどんな思いをカプチに注ぎ、どんな思いでセントラルを駆け抜けたか…を知りました。
そして『またあの場所へ連れて行ってあげたい』『彼の感じた世界をこの目で見て、感じてみたい』と思うようになりました。

とは言え、メンテ部分は誰かに頼らねばならず、無理を承知で『先生』にサポートをお願いしました。
先生とは カプチのドクターであり、細かいところを詰めたりしていただいたり、彼の生前と これからを共にするはずだった方です。

先生や他のカプチ仲間や 古い付き合いの仲間に誘われ、支えられ、セントラルデビューして参りました。

あまりのダメ具合に 最初で最後となるか、もしくはハマるのか…
結果は後者でした。

彼がどんな思いで コンマ１秒を削るための努力をしてきたか、またそれが叶ったときの喜びも わかった気がします。

それだけに どうしてもっと真剣に話を聞いて共感してやれなかったのだろうと 後悔さえします。

タイムは…
自分的にはまずまずといったところですが、お仲間さんたちからは 太鼓判をいただきました。
初めてにしては上出来だそうです。

大した疲労感もなく…ってことは まだまだ限界じゃないってことですよね(汗)
まだまだ縮められる予感(。-∀-)


無傷で帰り 彼に報告。
仏前に 今日のゼッケン『83』と タイムが記された紙を供える。
大切な愛車が無事に戻ってきたことを安堵しているだろうか？
それとも タイムが不満で『このヘタレめ!!』と言ってるだろうか？

初めてサーキットを走らせて 比べる対象の車もないけれど、初心者の私でもわかった。カプリコ号は、乗りやすい。
どこからでも立ち上がる、レスポンスの良さ。
足だって、突っ込み過ぎたかな～て思っても ちゃんと曲がってくれるし、ヤバい流れる！って思っても そうそう尻は出ない。
一度だけ オシリがズルリとなりましたが、全然立て直せる範囲で よく食いついてました。

ホントによくできた車なんだなぁ…と感心。


しかし、本気モードの合間にも 笑いもいくつかあり(笑)

前日に届いた15年ぶりのツナギは 皆から特服呼ばわりされ、やれ刺繍は!?だの裏地は!?だの 果てにはサラシは!?なんて声も…
巻くかいっウコ座りで斜め45°で見上げるかっちゅうの
そない人相悪いかな～!?いつもニコニコのつもりなのに

同じくデビューの器用貧乏@てつくんは 朝から何も口にできず、タバコとリップクリームを交互に繰り返しながら うろうろ～うろうろ～動物園の熊っぽかった手汗びっしりだったし
横でパンかじってたら『どないな神経してんすか!?』って 普通なんすけど(笑)

走行会とは別の会員枠で走った 先輩のエボ兄はどこかでフォグのレンズ落としてくるし

そうそう、誰もブログでは触れていませんが…
お空はなんたる晴れ模様雨の予報すら蹴散らしてしまう、見たか晴れ女の強さを！!カプリコの雨男説を見事に打破させていただきました

ともあれ カプリコと愉快な仲間たち(代表でもなんでもないが)は 今日も明るい笑いに包まれて 楽しい１日を過ごしましたとさ

PS 走行直前にちょっとしたアクシデントがあり、バタバタしまして カメラを車載するのを忘れました２本目も
なので動画はなしです、あしからず