こんなことはあまりないだろうと思いますが、いざなってみたら結構困ったことになった、ドアロック故障の話。
備忘録として。
長いので、ご興味ある方のみご覧下さい。
さて、今年になってくらいかな、時々、クロスポロの右後部ドアのドアロックが一発では解除されない事がありました。
でも、何回かキーリモコンのボタンの開閉を押していれば解除されるので、あまり深刻には考えていませんでした。
しかし、先日、リモコン操作を何回やっても解除されなくなり…。
仕方ない、内側から手でドアノブのレバーを操作すればロック解除されると思ったら…
全く解除されない上に、ドアも開かない…。4ドアなのに、『3ドア車』になってしまったのは、かなり不便ですね。
ただ、防犯上はロックされたままなのが、せめてもの救いか。
調べてみると、今の車はドアロックの動作が電動アクチュエーターになっており、セキュリティシステムの関係で、キーレスでロックしてセキュリティが有効になると、ガラスの隙間などから針金等引っ掛けて車内側のドアノブを操作してもドアが開けられなくなっている。
ドアノブやロックの手による操作も、ワイヤーを介して、そして全てアクチュエーターを介して動作しているため、いざアクチュエーター自体が壊れるとロック解除できなくなり、ドアも開かなくなるんだと…。
同時に複数ドアで故障することはないとは思いますが、要は、車内に乗車したまま不幸にも壊れると、閉じ込められてしまう事にもなるんですよね。
そして、一時期のVW車、9N&6Rポロのみならず、ゴルフやビートル、パサート等、発生することも多いらしい。
修理に関する記事も多く…
① 同じ9Nクロスポロで、まだ時々作動しなくなる軽症のうちに修理できた事例。
→ロック解除できた場合の修理事例
② そして、こちらが私と同じ、ロック解除もドアを開くこともできなくなった事例。こうなると、かなり面倒なことになってしまう様で。
ドアが開かないので、内張りを外すのが非常に困難で、最悪は内張りの破壊が必要になる上に、ロックされたままのアクチュエータをドアの内側でバラバラに破壊して摘出しなければならないんだと…。
→ロック解除出来なくなってしまった場合の修理事例
この記事を書いていた、千葉県の松戸にある『小林モータース』さんに連絡、②のケース同様、今のところロックが解除されると気配もなく、ドア開不能の状態で修理可能か?の相談したりしていました。
→修理をお願いした、小林モータースさんHP
ちなみに、ドアが開いたとしても、アクチュエータの交換はかなり手間のかかる作業の様子。今回は、DIYは断念です。
→ドアロックアクチュエーターの交換修理
なんとか内張りやアクチュエータの破壊に至る作業は回避できないものか?と、一週間ほどの間、リモコンで開閉をトライするも、全く開く気配もなかったのですが…。
その想いが通じたのか、ある朝、試してみると突然、ロックが解除出来、ドアを開くことが出来たのです!
ここで再度ロックしてしまったら、もう開かない可能性も高く、その日はポロで出勤して、ロックしないまま、職場の駐車場に停めておくことにしましました。防犯上、自宅に停めておくよりはましかなと。
ここで、先の『小林モータース』さんに連絡、無理言って修理を早めて頂けました。
帰宅した後は、右後部ドアが自宅門柱に近接するように、頭から駐車場に入れて、目一杯、右に寄せて駐車。
無事な左ドアは内側からロックし、右側ドアに関しては、無事な運転席ドアもロック厳禁です。
リモコンを使わずにキーを運転席ドアの鍵穴に差し込んで操作しても、集中ドアロックが作動し、右後部ドアがロックされてしまうためです。
修理までの数日間は、日中は職場に乗っていき未施錠で駐車、夜は門柱に寄せて未施錠で駐車する形でなんとかやり過ごことにしました。
実は、こう停めても運転席ドアは開いてしまうんですけどね、仕方ない。
まぁ、誰もこんなドアロックの壊れた古い車を盗む人もいないでしょうが。
そして迎えた、先週の土曜日。
松戸にある『小林モータース』に到着。
部品の入手時間含めて、完了までに約1週間程度かかる見通しという事で車を預けました。
緊急で修理予定を入れたため、代車は無し。代車を待つと、1ヶ月以上先になってしまうということで。
この日は、以降、電車で行動し、先週は二子玉川にテスラの試乗に行ったりしていました。
車を預けて数日。
提示された見積りは、6.4万円。。。
アクチュエータ自体が約4万円と、結構高額なんですよね…。
中古品がオークションなどで1万円位で安く出品されてたりすることもありますが、故障品だったりで、交換してもすぐ壊れて工賃が無駄になったりもする様なので、痛手ですが、新品を。
→VW各車のドアロックアクチュエーター
最近は、こうしたパーツも値上がりが顕著だそうです。
ただ、今回、幸運にも修理直前にロック解除出来たので、この値段に収まったんですよね。
もしあのまま解除できないと、内張りやアクチュエーター自体の破壊作業が必要になり、工賃はもっと嵩むそうです。
さらに、内張りを破壊した場合、新品は入手できないことが多く、色違いの中古品を探す必要があるそうで。
こうなると10万超の修理になってしまうので、不幸中の幸いと諦めることにしました。
まぁ、古い車に乗ってるから、仕方ないところですよね……。
1週間くらいかかるので週末になるだろう予定が、破壊せずに交換できたので、思ったよりも早く仕上がった様です。
11/3の昼過ぎに修理完了の連絡を受けたので、急遽、引き取りに行くことに示した。
近所の遊歩道を歩いて駅へ。
紅葉がきれいです。
京成線〜新京成線を乗り継ぎ…
新京成線の五香駅に到着したのは夕方でした。
小林モータースさんに到着。
これが故障して摘出されたアクチュエーター。そう。こうして無事に摘出されたものが中古品で出回ってたりするそうで、要注意です。
まだ壊れかけで時々解除ができない症状だと、故障の線引きは微妙ですよね。
手のひら大のサイズで、結構大きく感じます。
これで、無事にロック解除されて、4ドアに戻りました。今後は他のドアにこの症状が出ないことを祈るのみです。