修理費80万円は勘弁なのでカーナビHDDをSSDへ装換する(SATA200GB→SSD128GB)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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外車あるある恐怖のカーナビHDD故障の修理費60〜80万円コースの対策に、今回はSam0120さんの監修の元、HDDをSSDに装換するをやってみました。
なお、メルセデス・ベンツはナビのHDDが死ぬと(HDD取り外し起動)この画面のままナビ画面に映りませんが、ラジオや車両設定などナビ以外の機能は全て問題無く使用できます。
恐ろしいのはBMWで兄の古いE87はHDD故障でラジオ含む全てのオーディオ機能とカーナビ、加えてウィンカー作動時の電子音すら出なくなります。中古部品の流用不可でディーラー作業のみ、60万円〜80万円の修理費が掛かります。
もうすぐCLAも10年目でHDDの寿命を迎える事からの予防保全で交換です。
Sam0120さんのW117CLAクーペは2013年式、NTG4.5(厳密には4.7)
SamさんのCLAはエンジン1発死んで、丸々1機エンジン載せ替えして間もないのでまだまだ現役車両
マイX117CLAシューティングブレークは2015年7月製造のNTG5.0(厳密にはNTG5.0Star1)
こちらは10万キロ突破のあちこち壊れまくりでいつ捨てても良いポンコツ過ぎるCLA
共にHDDロックが掛かっているので車両からHDDを取り外し、お家でHDDコピー機を使用して複製することは出来ません
(まんまコピー出来るのはNTG5.0のStar2以降の認識です)
HDD取り外してクローン取ろうとしDisk読めなかったらロック有りと思いましょう
このため、ナビ、HDDを取り外し
一旦、外部電源でカーナビのHDDを接続、
HDDのシリアル通信側はアダプターを介し、車両HUに繋いで、車両側アクセサリー電源On
車両画面にカーナビ画面が表示されたらアンロックされた事になるので
故障する可能性が多いにありますが
カーナビ起動後に、HDDをアダプター事取り外し、外部電源は生きたまま(HDDは回転を維持)
クローン接続環境のあるPCに繋ぎクローンディスクを作成しなくてはなりません
PC作ったり、クローン作成した事無い人は意味がわからないと思います、無知の方はしないほうがいい作業で、HDDやデータ構成が壊れる可能性のある手法しかないのでリスク&知識のある方前提の作業です
万が一HDD死んだら、純正のユニット全部捨てて、AliさんマートのアンドロイドHUにそっくり替えればいいだけの話しでもあります。5万もあればDIYで交換できますからね。
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ナビ(HU)は鬼フルパワーのぶっ壊す覚悟でエアコンダクトを撤去
すると内部アームがトルクスネジでとまってるので緩めて、
黄色矢印のアームを手前に倒すとHUが引き出せる構造です
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HUは2-3センチ引き出したら右下にあるコネクターを外します
あとはHUが引き出せるので
裏返しにするとHDDのアクセス部分が露出してますので、適当にネジ外してバラしてきます。
勿論アクセサリー、キーはオフ状態で。
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HDDのアクセスネジを外し
ユニットを持ち上げるとHDDのアダプターからゴソっと取れます。
2.5インチのシリアルATAドライブです
純正ハードディスクは:
SamさんのNTG4.5は容量128GB
マイCLAのNTG5.0は200GBでした。
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HDD側面のカバーを外してきます
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こーんな感じになります
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HDDに繋がっているアダプター子基板を外したら、コネクター両端の出っ張りをニッパーで切断します。
外部シリアルケーブルを繋ぐ時、この出っ張りがあると半刺さり状態で通信不良を起こす可能性があるためです
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截断後
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NTG4.5、NTG5.0共に、ロックが掛かっていてそのままでクローン複製出来ないので、一度車両HUに繋げて電源を起動させる必要があります。
オリジナルのHDDの電源は外部電源に繋げています
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車両HUにはHDDに接続されていた子基板(アダプター)を設置し、シリアル通信ケーブルを、アダプターとHDDに繋げます
写真観てもらうとわかり易いかと思います
この状態でアクセサリー(キーオン)でHU(カーナビ)を起動します
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少しわかりにくいですが、カーナビの地図情報が画面に映りだしたら、HDDのロックが解除された事になりますので、画面が出たら、HUのHDDアダプターに繋げた側のシリアルケーブルを取り外します
これでHDDは起動状態で生きたまま持っていける事になります
この作業、生きたまま通信をブチ切りますのでHDDのセクターを壊す可能性が多いにありますので、天に祈って作業するしかありません
外部AC(HDDが回せる)電源は準備しときましょう
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生きたまま持ち出したHDDをPCに接続します。
赤いケーブルがシリアルATA、そいつをUSBに変換ケーブルで延長しPCに繋ぎます。
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アンロックされていれば、複数のパーティションがPC上で見えるようになります。
マイCLAのNTG5.0はロック有りなので、この手法を用いないとHDDデータにアクセス出来ません。
因みにノーマルの200GBのHDDは、PCで見るとこ、実領域は186.31GBでした。
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てっきり全てのCLAは128GBと思い込み、SamさんとマイCLAと128GBのSSDを2個買ってしまう(笑)
どうせ200GBあっても使用領域なんて殆ど無いでしょ!と踏んで
パーティション領域を減らしてクローン展開
純正200GB→128GBでSSD化を試みます
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これはHDD革命(有料ソフト)でHDD構造をデータ化したものです。
全パーティションのセクター情報から一通りの構成が観れるので、クローン展開後の複製と比べて確認が出来ます。
html形式でデータ保存になります
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オリジナルHDDがDisk2
128GBのSSDがDisk3です
Disk2の一番左側の未割り当てとあるのがBootRecordです。
これがないとHDDはブートしません。
一番右側の未割り当ては単に余り領域かと思います。
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HDD革命はパーティションサイズを変更してクローンイメージを展開出来ないため、フリーソフトを使って200GBから、128GBに展開します。
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オリジナルのHDDをエクスプローラーで観て、使用領域とキャパを書き出しておきます。
(後に手作業でパーティションサイズを割り振る必要があると判明した為)
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因みにNTG5.0Star1、2015年7月製造のCLASBのノーマルHDD200GBの構成はこのようになっています
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フリーソフトを使って、Source(Disk2)からTarget(Disk3)にクローン展開させます。
この時、SourceとTargetを間違えるとナビのデータ全損失になります
自爆しないようにエクスプローラーでHDDのアサインドライブやら色々チェックしてミス無く作業しなくてはなりません
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フリーソフトでDiskパーティションクローンで展開させていきます
Disk to Diskでコピー展開です
コンピューター側にクローンは取ってません
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1時間足らずして複製が完了です
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みんカラ内では数々の諸先輩が使用されているシリコンパワー社製のSSDですが、Samさんは2個起動不可、相性が悪いようで、Samsung製のSSD128GBで動作可能になったようです
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で、車両にSSD化した200→128GBのSSDを搭載し、キーをオンにするのですが、、、
Disk無しと全く一緒でこの画面のまま。
HDDがBootしません。
失敗です。
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PC環境に戻り、Source(オリジナルHDD200GB)とTarget(SSD128GB)を見比べます。
パーティション情報はhtmlで全く同じでデータのコピーは完全遂行していたようですが、未割り当てとなっている一番左側のBootRecordがありません!
クローンソフトなのにBootRecordを持ってこないソフトってなんやねん!
有料版HDD革命にもパーティションのサイズ変更の機能は無かったのでサイズ変更によるSSD化は(手持ちのソフトの限界で)出来ないという結論でした
オリジナルと同じか、それ以上の領域を持ったTargetのSSDを準備しないといけないな。
クローン展開も完全Disk to Diskもしくは、Sector to Sectorでコピーしないと駄目みたいです。
Sam0120さんのお家のPCに、
200GBのオリジナルHDDのクローンイメージを取得させてもらったので、後日、200GBのSSDは世に存在しないので、256GBのSSDを買ってクローン展開するとします。
ので、また後日レポートします。
せっかく千葉まで行ったので
THORの電子エキゾースト
KENWOODのウーハーとTHORエコー搭載状態でSamさんにV10AudiR8サウンドを堪能して頂くドライブをご一緒しお別れしました
THOR+ECOの電子エキゾースト音はかなり好評で、またTHOR友達が1人増えそうです☺
SamさんのCLA、社外マフラーが搭載されてますがー😁
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