撮影
くぉんさん
86に乗り換えてから、初めてのサーキット走行をしてきました。
場所は筑波サーキット コース1000、
走行イベント名は「
ワークスチューニングサーキットデイ2012 Rd.1」です。
当日は3時頃起床、3時半頃に出発してそのまま高速道に乗り、
道中も順調で5時半頃に筑波1000ゲート前に到着。
途中の守谷SAでmurajiさんのSWを見かけましたが、
まだ仮眠中のようでした。^^;
ゲートオープンも6時半位からなので
スタッフ以外の参加者ではさすがに一番乗りで早すぎましたが、
現地に着いたら色々と準備しておきたい事がありましたので。
その一つは、前日に届いたクスコの牽引フックの装着。
一応競技専用品なので、現地での着脱が基本ですね。
あとは新車載カメラ&ステーの取付。
サーキットアタックカウンターの設置などなど。
車が変われば色々と勝手も違う。
初物づくしも多いので、そんな事をやっていたら
あっという間にゲートオープンの時間になり、
中で作業を続ける事に。
サーキットでの走り仲間の方々にご挨拶をして、
走行受付を済ませて準備再開。
ノーマル車なので、準備やセッティングもほとんど無く、
荷物を下ろしてレンズ類にテーピングをしてから、
タイヤのエアー調整、ホイールナット等のトルクチェック。
その位で終わってしまいますね。
今回の走行にあたって、安全装備の一つである
4点式シートベルトを導入予定でしたが、
事情により今回は断念しました。
理由はそのうち書きます。^^;
開会式が終わり、走行開始。
久々のスポーツカー・MT車でのサーキット走行。
感慨深く思いつつもコースイン。
他の車にペースを乱されたくなかったので、
先頭でコースインしましたが、
数周すると、他の車が後方からどんどん詰めてきます。
皆さん速いんだな~と、広いところで端によってスローダウンして
道を譲ります。
・・・いや違うな。私が遅いのか。^^;
速いほうから数えて4番目の走行クラスならゆったり走れると思っていたら
そのクラス内でも私は遅い方だったようで、
前を追っかけるよりもバックミラーを気にするほうが多かったです。^^;
最初の数周は様子を見つつ、徐々に全開率を上げていきますが、
タイヤが流れるかどうかという所で、その都度
VSCが介入してきます。
本来車体が流れるべき所で強引に制御されてしまう。
普通に走る分には安全性重視の機能だと思いますが、
スポーツ走行の際はドライバーの入力を否定して、せっかくのFRの楽しさまで奪ってしまうので、
ちょっと余計な機能ではありますよね。
一度ピットインして、スイッチを長押し。
VSCとTRCがオフになりました。
再度コースイン。
先ほどと較べての違いは明らかで、
大きく横Gがかかっている所でアクセルを開けていくと
あっという間にリヤが流れていきます。
最初はカウンターが間に合わず、一度スピンしてしまいましたが、
これこそが後輪駆動の醍醐味、FRはこうでないと。^^
それ以後は、適度にグリップ走行で車の挙動を確認しつつ、
ある程度流せるコーナーでは意図的に流してみて
スライドコントロールを試していました。
今回の私の86の仕様は、ブレーキパッドとフルード以外は
走行性能はノーマルのまま。
他車と較べても、ストレートの加速は他のNA車に遜色は無かったのですが
コーナリングスピードが明らかに遅かったです。
ブレーキングからのコーナー進入も甘すぎ。
かなり手前からのブレーキで、制動距離も長めに取っていました。
この辺りはもう少し走り込まないとちょっと怖くて突っ込めませんね。^^;
ブレーキは強めに踏むとスポーツABSがすぐ作動します。
ブレーキパッドの制動力は充分なんですが、
タイヤの縦グリップが足りていない感じ?
ABS作動中はそのまま真っ直ぐ行ってしまうので、
車体の減速が完了するまでステアリングはあまり大きく切り込めません。
車体のロールも顕著で、ブレーキを踏むと車体が前に大きく沈み込み、
ステアリングを切ると、そのまま車体が横に大きく傾きます。
タイトコーナーではそれなりにアンダーが出るのですが、
速度の乗ったコーナー(筑波1000でいうところの1コーナー)では
ロールはしても破綻せず、アンダーも強くなく、
意外と粘ってくれる足だという印象が強かったです。
荷重が乗っていなければそれなりにアンダーが出ますし、
コーナー立ち上がりでアクセルを早く開けすぎると
オーバーになってタイヤがスライドを始める。
ロールするのは荷重の変化の目安になると捉えれば
スポーツ走行の練習用としては最適の足なのではないでしょうか。
先日のインプレで
「普通に街乗り~ドライブという用途ならノーマルの仕様で充分」
と書きましたが、まさにこの通りでした。
純正の車高の高さを許容できればですがw
ノーマル車高は確かにカッコ悪いと思う人が大半かと思われます。
私もそうですしw
しかしだからと言って納車後にすぐ社外の足に換えてしまうのは
勿体ないと思えるほど、純正の足としては
良くできているんじゃないかと思います。
外から走行を観た人からエンジン全開の走行でも本当に静かな走行だったというお話でしたが、
車内ではサウンドクリエイターにより、やる気の出る音が響いていたので、
音関係で物足りなさは感じなかったですね。
最近の筑波1000は磁気の埋め込み方法が変わったと聞いて、
手持ちのHKSサーキットアタックカウンターを付けてみましたが、
ちゃんと磁気を拾ってくれて毎周きっちり計測できていましたね。
タイムはあまりにもお粗末すぎてここに書けないほどですw
私の当初想定していたタイムよりも1秒ほど遅く、
同枠の86よりも2秒ほど遅かったと思います。
私の腕の無さが露呈した結果に・・・^^;
まあタイヤをスライドさせるほうが面白かったので、
まともに1周まるまるグリップ走行をした周回も少ないんですけどね。
しかしタイムは出なくても楽しく走行ができました。
今回は86の全開走行時の挙動を学ぶという意味では、
当初の目的は充分に達成できたと思うほどの内容でした。
<今回の走行の様子>
今回スライドコントロールをメインに楽しんでみましたが、
コーナー進入ではFタイヤが逃げてしまって、
ブレーキングからの進入でスライド状態にするのはできなかったので、
横Gがかかっている状態でアクセルを開けてリヤスライド状態に持っていく
立ち上がりのみの疑似ドリフト走行でした。
進入で車体を大きく左右に振ってサイドを引けば一気に横を向く事も出来たんでしょうけど、
グリップの走行会でそれをやってしまうのは、
あからさま過ぎて黒旗を出される確率が高いですよね。
あくまでグリップ走行で無理をし過ぎた結果、リヤがスライドしてしまった風を装わないとw
純正のトルセンLSDも程よく効いてくれて、
ノーマル状態でここまでスライドを楽しめるのは
凄い事だなという印象でした。
これで足を固めてキャンバーを付けて、
Fだけハイグリップタイヤを履かせて、リヤのエアー圧を高く張っておけば
もっと面白くなりそうです。
今度ドリフト練習会で思いっきり振り回してみたいですね。
純正シートと純正の3点シートベルトのままでも
意外と身体がズレない事にも驚き。
このままでもそこそこ行けますね。

<撮影
THIRDさん>
お友達に写真も撮って頂きましたが、
スタイル重視で牽引フックを付けたり、ナンバーステーを取った甲斐があり、
素晴らしい写真を撮って下さいました。
初走行の記念になりました、ありがとうございます!^^
今回の「ワークスチューニングサーキットデイ」は走行会以外にも
カート走行・プロドライバーによる講習・デモラン・模擬レースなどもあり、
サーキットイベントの楽しさを体感できる豊富で充実した内容でした。
そのあたりの様子は
お友達のブログに、
LFAの走行と86・BRZ・S2000の模擬レースの動画付きでアップされていますので
そちらを参照して下さい。^^
LFAの走行は滅多に見られないので、
写真に収めたかったんですが、
今回は一眼カメラの機材一式を持ってきたにもかかわらず、
全く使いませんでした。
自分が走行する日には撮る余裕がないんですよね。
特に今回は初モノが多かった日だったので。
ワークスチューニングサーキットデイは10月にもFSWショートコースで開催されます。
トヨタのお膝元なのでおそらくまたLFAも走行&同乗走行もやるんじゃないかと。
LFAに乗れるだけで見学に来る価値は充分にあると思いますよ!