FSW主催のタイムアタック競技会、
「FISCO SPECIAL STAGE TRIAL」通称FSSTに
参加してきました。
3月の第1戦目から半年経っての第2戦です。
この半年での仕様変更と言えば
ミッションオーバーホールとクラッチ変更が
大きなところでしょうか。
あとは前車の使い古しですが
ノーマルシートからフルバケに交換した事かな。
シートポジションは改善の余地ありですが、
とりあえず慣れましたw
練習もある程度積み重ねて、個人的には気合を入れて臨んだこの第2戦。
しかし朝からまたもや雨です・・・
FSSTの日はゲート入場前から雨というのも
もはや恒例に思えてきましたw
いつものように徐々にドライ路面に回復してくれれば良いですが・・・
週間の天気予報である程度の見切りは付けて、
ウェット路面用の対策として、冬のアタック用に取っておいた新品のRE-71Rを
FSSTの3日前(筑波2000走行の翌日)に急ぎ組んでおきました。
しかし4本積んでしまうと、他の荷物やストックパーツが積みきれないので、
当日サポートに来て下さる魅さんに2本積んできて頂く事に。
色々お世話になりました。^^;
他にもこのような物も作ってみたりw
かたやアルミテープにこだわるのであれば、
こうした小さな対策もアリなんじゃないでしょうか。^^;
4時過ぎに自宅を出発、5時40分頃に東ゲート周辺に到着。
開門前でしたが、既に魅さんが到着されていました。
やはり雨の日はピットガレージ争奪が激しいですね。
6時半のゲートオープンとともにコントロールタワーに向かい、
A棟ピットガレージを2つ取れました。
一つはUZURAレーシングさんの分です。
隣同士で借りたので、仕切りを取り除きガレージを繋げて使用できました。^^
UZURAさんのチーム、UZURAレーシングさん、
今回はメカニックさん2名帯同体制でしたが、
ストックパーツと食料備蓄のほうも万全の態勢ですね・・・^^;
もはやUZURAマーケット状態・・・w
こちらのほうもタイヤのストック1セットはあるので、
履いてきたRE-11Sか新品バリ山RE-71Rかチョイスができます。
今後路面が回復に向かい、ハーフウェット位でしたら
11Sのままで行こうと思いましたが、
小雨が続き、ウェットのままでしたので、71Rに換装しました。
路面とタイヤのグリップの感触を確かめる為、
午前中の会員走行枠、NS-4 Cを走行する事に。
FSST受付時間直前の枠ですが、珍しい20分走行枠なので、
走行料金4,400円のところ、2,000円の割引券を使用し2,400円で走れました。
ウェット路面であれば途中のクーリングは不要の20分走りっぱなしで行けるので
ボリュームとしては充分ですね。
以前にも71Rでウェット路面を何度か走った事がありますが、
中央に溝はあってもショルダー部が丸く、溝が無くなってしまっていると、
コーナリング時にフロントが入っていかず全然曲がらないんです。
フロントタイヤが食いつく速度域まで車速を落とさないとならないので、
ペースがガタ落ちでした。
そもそも私の荷重のかけ方に問題があると思いますが。^^;
今回はバリ山タイヤなので言い訳できませんw
しかし違いは歴然、コーナーでも進入からフロントタイヤがぐいぐい入ってきます。
ブレーキングもフラフラせず安定。
リヤはアクセルの踏み方によっては流れるものの、充分コントロールできる範囲で
楽しかったです。
この走行枠では2分26秒台でした。
走行終了後そのままコントールタワーに直行し、FSST参加受付。
ゼッケン・計測器を受け取り、ピットに戻り貼り付けと車検対策。
車検場に向かうとかなりの行列ができていました。
前回は早々に終わらせたので並ぶ事は無かったのですが、
今回は大きく出遅れてしまったようです。
車検もそのまま問題無くパスし、ブリーフィング。
今年から講師は
竹内浩典氏に変わりましたが、この方面白いですね。
昨年までの黒澤琢弥氏も口数は少ないものの、
堅実かつ的確なアドバイスが特徴でしたが、
竹内氏はジョークを交えたユーモア豊かな講習で印象に残りました。
その後のIS Fペースカー同乗走行にも申し込んだので、
コースイン待ちの車内で雑談があったのですが、
「俺は車の運転がうまいと女にモテると思っていたからレースを始めたんだ」
「当時首○高で速くて自信を持っていたから、いざサーキットに乗り込んだら、
コテンパンに打ちのめされたよ」
と仰っていました。
FSST走行1本目TA、皆さん路面状況を掴みかねているのか
探り探りのようで走行ペースがバラバラです。
幸いにも私は先ほどの練習走行を経験していた分、
早い段階から臨戦態勢に持ち込めました。
1周回ってきて2周目からアタック開始した後半セクションで
赤旗が激しく降られています。
どうやら最終コーナー立ち上がりでクラッシュがあったようで、
走行中断、ピットに戻ってきました。
まだ1周もタイムを出していないので、
中断が長引いたらどうしようと不安でしたが、
5分位で再開され一安心。
徐々にペースアップを図るも、フロントの入りは問題無いんですが、
リヤが音も無くズルズル滑るので微妙に安定せず。
大きくカウンターを付けない程度なら
小回りのきいたコーナリングで距離を稼げるので
それほどロスにはならないんですが、
Aコーナー(コカコーラコーナー)や100Rの高速区間で流れると怖いですね。
以前にもやらかしている区間なので、
ビビリミッターがより強くなっています。
反面、ストレートでは結構安定しますね。
以前はフワフワしている感じで床まで踏み込めなかったんですが、
今回はタイヤがしっかり設置している感触が伝わってきて、
心おきなく踏み込めます。
タイヤの溝の深さ、排水性の重要性を再認識できますね。
1本目の後半で出たベストは2.21.522。
会員走行C枠と路面状況はほぼほぼ変わらない感触でしたので、
約5秒のタイムアップ。
1本目走行が終わり、状況によってはSタイヤに戻す事も視野に入れていましたが、
結局路面もほとんど変化は無いので、そのまま71Rで続行。
オーバーステアが顕著で、プリウスコーナーで見ていて下さったお友達の方々も
車の動きが硬いという感想でしたので、
リヤタイヤのエアーを下げ、リヤの減衰も若干下げました。
フロントの入りは悪くないので、フロントはそのままで。
1本目が終わった時点で、順位的にはクラス内3番手。
圧倒的な差を付けてトップはUZURAさん。
2位の方とは3秒差なので、頑張ってもう少しペースアップを図りたいところです。
2本目TA開始。
霧が少し深くなり、時間的にも15時半で周りも少し暗くなってきた?
路面状況的にはやはり変わりませんね。
小雨は降ったり止んだりでしたが、ウェットな路面はもう変わらないでしょう。
脚の設定変更のおかげで、立ち上がりで同じように踏んでも
リヤのスライドが少なくなりました。
アクセルを踏み込む箇所も多くして、ペースアップに努めます。
しかし周りの車も同じ事を考えているようで、
1本目より明らかに後ろから迫る車が増えています。
霧でいつもより視界が悪く、バックミラーでの確認も遅れ、
気が付いたらピッタリ張り付かれているという状況も多く、
一度ビックリして急にラインを譲ってしまった為、
挙動を乱しハーフスピンしてしまいました。
無事復帰しますが、走行終了時間も迫ってきています。
エアコンオフにして窓がどんどん白く曇る中1周を走りきった所でチェッカー。
このラスト1周はある程度の手ごたえはあったはずなんですが、
結局1本目のベストは上回れず、2.22.549でした。
3秒差は覆せず、
クラス3位に終わりました。
ちなみにUZURAさんはさらにタイムを短縮し、2分8秒台。
・・・ウェット路面のタイムですよね!?
猛者揃いのFSST参加車両の中でも、高排気量車・ターボ車・4WD車含め、
2分1ケタ台のタイムは全81台中6台位しかいないようでした。
ただただ圧倒的でしたね。
UZURAさんには及ばずとも、なんとか2位を狙いたかったですが、
あれ以上のペースアップは難しかったです。
走行の終盤では、
あ、これ以上は今日自走で帰れなくなるかも・・・
と思われる局面が何度もあり、今回はこれで一杯一杯でした。
今回見学&応援に来て下さった、呑龍さん、大将さんありがとうございました。
おかげで楽しく過ごせました。
ならびに期待に応えられない結果で申し訳ございません。
本人もこの通り反省しておりますので↓
刻々と変わる路面、その状況変化にいかに対応できるかという点も問われる奥の深いFSST。
毎回同じコースで走る以上、
そういった要素も絡んでくれたほうが面白みはあるものの・・・
・・・でもやっぱり最終戦はドライ路面で限界ギリギリの走りを楽しみたいなぁ~^^;
● 161001 FSW レーシングコース 走行中 温度 終日ウェット路面
NS-4 C 油温 120度 水温 91度 吸気温度 21度 外気温 19度前後
FSST1本目 油温 122度 水温 91度 吸気温度 21度 外気温 19度前後
FSST2本目 油温 114度 水温 90度 吸気温度 21度 外気温 18度前後
<走行写真提供、魅さん・パトリオットさん、ありがとうございました。>
最終戦は12/25クリスマス。
仕事が無事に休めるかどうかという点だけなので、
参加を予定しています。
同日の午前中に
プロアイズ走行会があるようなので、
FSWを走る機会のあまり無いお友達の方々、一度走行されてみては?
3クラス分けの走行枠と、団体5台以上の参加でピットが無料貸し出しみたいですよ。^^