3月の第1戦から半年ほど間を置いて
FSST 2015 2戦目にエントリーしました。
86/BRZクラス クローズド部門です。
やはりこのイベントはJAF部門のほうが人気ですね。
JAFの公式競技会という位置付けですからね。
FSWライセンスがあってもJAFライセンスを持っていない人の為の
クローズド部門という感じでしょうか。
私はまさにそこに当てはまるのでありがたい訳ですが。^^;
当日のFSSTスケジュールは第1戦と同じく、10時頃から受付開始、
実際の走行は13時台と15時台の20分×2本で行われます。
Sタイヤ使用が認められているTAイベントなので、
今回は新品のRE-11Sを投入するつもりで準備していたんですが、
前日の天気予報の時点では雨の予報でしたので、
ヘビーウェット・ドライの両方に対応できるように
急遽RE-71Rに履き替え。
そして当日のピットガレージ空き状況は
「A棟貸し出し不可・B棟空きわずか」と聞いていたので、
雨の中でガレージ無しは準備等々ちょっときついかもと思い、
朝一にガレージを取るつもりで3時半起床。
4時に出発し、下道オンリー道志みち経由でFSWゲート前には
5時半頃到着。
辺りはまだ暗く、雨が降り続くなか先頭を確保できました。
6時半ゲートオープンと同時に入り、コントロールタワー直行。
後続車も続々とタワー周辺に集まってきますw
早速B棟ガレージを借りようとすると、
FSST参加の方はA棟も貸し出し可能ですよ、との事。
A棟貸し出し不可と月間スケジュールに書いてあったのは
そういう事だったんですね。
ただ朝のライセンス走行が終わって10時からでないと
申し込みは出来ないですが、
そのライセンス走行も一緒に走るのであれば
今からでも貸し出し可能ですという話でした。
わざわざ朝一に来て借りる事が出来ないのもアレですし、
ウェット路面であれば本番前に練習もしておきたかったので
その場でNS-4(8時~)の走行券も一緒に購入しました。
そのおかげでA棟5番、タワーに一番近いガレージを確保できましたw
その後ろにはUZURAさんも並ばれていたようでしたので、
前回ガレージを使わせて頂いた事もあり、
今回はこちらのガレージにお誘いしました。^^
程なくして魅さんと今回応援兼カメラマンのくぉんさんも到着。
魅さんの86レーシングはFSST初参加ですね。
朝早かったので準備時間は充分にあり、
じっくりマッタリ過ごしつつ、8時にはNS-4の走行枠を走行。
路面はウェットのままですが、雨はほとんど上がっていて、
コース上に水たまりは無く、タイヤで水しぶきが上がる程度の
ライトなウェット路面。
ウェット路面のFSW走行はFSST第1戦同様、既に何度か走っていますが、
ウェットの度合いによって基準タイムが変わってくるので
今までの走行との比較が難しいところですね。
今回ウェット走行を想定して、何点か対策を講じてきたんですが、
今までのウェット走行の感触と比較しても
一定の効果は出ているようです。
FSSTの直前走行枠で、混雑するかと思っていましたが、
やはりこの路面ではそれほど台数は多くなかったです。
ちなみに今回もフロントガラスにオイルを吹かれても対応できるように
油膜落としを常備していますよw
NS-4 20分の走行を終えてからも10時からの受付には充分に余裕があります。
ゼッケン・計測器を付け、公式車検を受けに移動。
徐々に雲が晴れてきました。
箱根の山々も見えるようになってきましたね。
車検も今回は何事もなくパス。
ドラミを終えて1本目コースインの為整列する頃には
日差しが暑い位の晴天となり、路面も完全に乾いてドライ路面へ。
雨用のセッティングからドライセッティングに変更します。
UZURAさんもメカニック帯同で現地でタイヤセットも何通りか選択可能な体制。
さすがUZURAレーシング・・・
雨は途中で止んだとしても、路面はウェットのままと想定していましたが、
まさかここまで急激に回復するとは予想外でした。
私は別のタイヤセットを持って来ていないので、今回はこのままです。
まあこのRE-71RならSタイヤには及ばずとも、
充分過ぎるほどの性能でしょう。
86/BRZクラスは今回の第2戦からは、区分Aから区分Bの走行枠に
変更となりました。
区分Aは小排気量車が大半を占めるクラスで、実質86/BRZが一番速い位置付けの為、
整列も先頭に並ばないと前方が詰まる事が多かったんですが、
今回の区分BはS2000・中排気量ターボ車・大排気量NA車と混走枠の為、
2リッターNAの86/BRZでは前よりも後ろを気にするほうが
多くなりそうです。
そしてパドックで同枠車両のタイヤをチェックしてみると、
走行車両の半数近くがSタイヤを装着されています。
私も前回ブログでは、自分がSタイヤを使用するのはアンフェアにならないか?と
気にしていたんですが、
これは競技会であり、レギュレーションで認められている以上、
そんな事を気にしている事自体が甘い考えだと認識させられました。^^;
慣熟走行を終え、1本目走行開始。
路面もドライに回復し、先ほどのウェット路面とは段違いのグリップ感で
走行ペースをドライの感覚に戻して2周目からアタックに入ります。
しかしなかなかタイムが思うように出ず、
2分7秒台前半が精一杯。
あとはタイミングが悪いのか、アタックラップ中に前走車に遭遇し、
アタックを中断してクーリングに切り替えた周も何度か。
第1戦のようにピットスルーで車間を調整するのは
このFSW本コースだと時間のロスが多過ぎるので
今回は途中でピットには入らず、コース上で調整しました。
全9周のうち、3周はまともに走れて走行終了。
今年8月のベストには遠く及ばずでした。
2本目までのインターバルにはドライバーの軽食と、
クルマにも12L程食事をさせて、少し減衰を変更。
色々やっていたらコースインが時間ギリギリになってしまい、
OB-LINKからの温度表示を設定しないまま走行。
全8周のうち、4周はアタック出来ました。
しかしタイムは1本目となかなか変わらず、
71Rのグリップはあるものの、なんとなくモッサリ感が付いて回ります。
それとこの15時台の走行枠ともなると、路面にはタイヤカスが散乱していて、
レコードラインを外すと溶けたタイヤがカスを拾いまくって
トレッド面がボコボコになってしまいます。
特に100Rではミドルのラインもタイヤカスが散乱して、
コーナリング中に乗っかってしまうと、
そのままコース外に飛び出すラインになってしまうので
この走行枠では100Rは極力インベタのラインに徹していました。
2本目の後半、ストレートで遠くに見えていたUZURA号が、
じわじわと近付いてきて、ダンロップシケインを越えたあたりで
完全に後ろにベタ付けされていました。
走行ペースがまるで違うので、普段なら速攻で譲っていたのですが、
その周はちょうどアタックラップ中・区間ベスト更新中だったので、
ラインをふさいで申し訳ないと思いつつも
そのまま前を走らせてもらった結果、なんとか2分6秒台が出て
当日のベストとなりました。
UZURAさんにそのままストレートで抜かれて、
その後を必死に追いかけようとしてみたものの、
全く追いつけず置いていかれてしまいました。^^;
当日の86/BRZの中では、11台中、私は3番手のタイムで終わりました。
http://www.fsw.tv/mileage/list2?year=2015
トップのUZURAさんはダントツでしたが、
2番手のIさんも見事に自己ベストを更新されていました。
あの路面状況の中での自己ベスト更新は腕の成せる業ですね。
素晴らしいです。^^
今回初参戦の魅さんも、スピードリミッター規制あり、改造範囲規制多数の中、
あのタイムはさすがでした。
私が乗っても同じタイムを出せる気がしませんw
私もクローズド部門のくくりでは優勝を頂けましたが、
8月のタイム更新をひそかに狙っていたものの、
目標達成までには至りませんでした。
8月の自分のベストラップ走行データと今回の走行を比較したところ、
ストレートの伸びと最高速はほぼ変わらず。
タイヤ銘柄や減衰・エア圧設定はほぼ同じ。
走行ログを比較してみると
100R・アドバンコーナー・13コーナーの立ち上がりで差を付けられていました。
今回走行のそれぞれの区間ベストを合わせた仮想ベストだと
そこそこのタイムが出ていたので、
単に自分が乗れていなかっただけでしょうね。
この長いコースで区間ベストを維持したまま1周走り切るには
やはり地道な練習の積み重ねが必要という事ですね。
次戦には事前練習もキッチリしたうえで臨みたいと思います。
2本目走行後、車両保管エリアまで車を引き取りに行く際、
夕日に染まる富士山が印象的でした。
走行中もダンロップシケインから登っていく区間で
綺麗な富士山が見えてテンションが上がるんですよね。
FSW本コースを初めて走行した時も、
夕方の時間帯の走行会で、
夕日に照らされた富士山をバックにコースを走行していた時、
タイムと関係無しにサーキット走行の喜びを実感したものです。
やっぱりFSWは最高ですね(走行料も高いけどw)
そして走行後は打ち上げで御殿場かつ榮のとんかつ。
退院後初めての揚げ物、しかもとろロース。
一口ごとに肉の旨みを噛みしめつつ、大変美味しく頂きましたw
FSST2015 最終戦の第3戦は12月12日(土)。
12月13日(日)の筑波2000 ハチロク祭 86/BRZエキシビジョンレースと
連走になりますが、なんとか休みを取って参加するつもりです。
http://www.procrews.co.jp/86/
今回の走行写真はくぉんさん・クロハチ☆71号車さんに撮影して頂きました。
ありがとうございました!
● 151017 FSW本コース 走行中 温度平均値
NS-4練習 油温 110度 水温 90度 吸気温度 27度 外気温 16度前後 ウェット路面
1本目TA 油温 126度 水温 93度 吸気温度 30度 外気温 20度前後 ドライ路面
2本目TA 計測エラー 外気温 21度前後 ドライ路面