2015年02月11日
クロスオーバーSUVはエコだ
ジュークに乗り始めてはやもうすぐ2年というところまで来て、気づいたことがあります。
クロスオーバーSUVというのは、エコだ、ということです。
もちろん、同クラスのハッチバックと比べれば、カタログ上の燃費では劣りますし、同じような走り方をしていれば、実燃費だって劣ります。
けれど。
そもそも実燃費というものに関わってくるのは走り方です。車の燃費というものは走り方によって10%も20%も、あるいはそれ以上に変わってきます。
カタログ燃費で10%や20%といえば、メーカーが鎬を削り、技術を尽くしてようやく改善できる数字です。それが、我々ドライバーの走り方で活かすことも、台無しにすることもできます。
だからこそ私は、カタログ燃費で車を選ぶ人間をどうかと思っていますし、同様にアイドリングストップのような小手先だけの燃費向上技術を嫌っています。―もっとも、それは今回の本題ではありませんが。
では、燃費に重要な走り方とは何なのか。
一般に言われているのは、ふんわりアクセルというものです。ただこれは、どうしてもストレスフルですし、場合によっては交通の流れを妨げかねません。
むしろ重要なのは、先を読んだスムーズな走行だと思います。
つまり、例えば2車線の道路の右車線を走行中、3台前の車が前に車もいないのにブレーキランプを灯したら、(もちろん左車線の状況を把握していることが前提ですが)タイミングを見計らって左車線へと車線変更、そして予想通りその車が右折待ちを始め、その後ろの車がそれにつられて止まっているのを横目に自分だけはその車をすり抜けて右車線へと戻る。
てな具合です。
(ちなみにこの文章、ちょっとおかしい点があります。右折待ちの車が「ブレーキランプを灯したら」、という部分なのですが、普通ならば「右ウインカーを出したら」という記述になるはずです。でも残念ながら、世にはブレーキを踏んでからウインカーを出すドライバーが五万といます。)
そしてそういった運転をするのに一番重要なのが、十分な車間距離を開けることです。とはいえ、前の車が大型トラックだったりすると前の前の車の様子がどうしても見えなかったりするので、前の車の運転の巧拙に自分の走りも影響されてしまいますが。
そしてこういう面において、着座位置の高いクロスオーバーSUVは有利となります。前方視界がいいため、より先を見越した運転が可能です。
車間を詰めて、前の車がブレーキをかけたら自分もブレーキをかける。前の車が右折待ちをしていたらご丁寧に自分も止まって待つ…なんてことをしていたら燃費なんて伸びるわけがありませんし、もっと言えば、前の車がパカパカブレーキランプを光らせるような下手なドライバーであれば、なおのこと最悪です。
クロスオーバーSUVというのは、一般には同クラスのハッチバックよりも見た目もいいですし、現在それなりの人気があります。一方で、燃費が悪いと批判されることがあります。
けれど、実際に走ってみればむしろ、ドライバーがまともであればあるほど、ハッチバックよりも燃費の優れた車なのではないでしょうか。
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Posted at
2015/02/11 18:24:47
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