マスターシリンダーOH

よそ様のヴィヴィオを乗ると、ウチのはブレーキがスポンジーで気になります。
今回はマスターシリンダーのオーバーホールをする事にしました。今月ブレーキオイルを交換したばかりだと言うのに、勿体無いです。
まとめてやった方が、ブレーキオイルが無駄にならないで済むのですが、そこは勉強と言う事で。

まずストラットタワーバーを外し、ブレーキオイルを抜きます。
私の場合どうせエア抜きをしなきゃいけないので、キャリパーから通常のエア抜きと同じようにガボガボ抜きました。

シリンダーから出ているブレーキパイプ２本をフレアナットレンチで外します。

この時、マスターバックに繋がっているバキュームホースも邪魔だから外しておきましょう。
液面警告センサーを外し、マスターバックに取付けているナット２個を外したら簡単に取れます。
時間にして大体１０分くらいです。

ナットは結構奥まったところにあるので、ラチェットもエクステンションやユニバーサルで延長しないと、届かないので用意する必要があります。

外れたら、シリンダーを留めているストッパーを外し、シリンダーを外します。
この時シリンダーを指で押さえていないと、スプリングの力で勢い良く、シリンダーがオイルと共に飛び出すので注意が必要です。

こうやって指で押さえながらストッパーを外すのですが、油断すると飛び出すので注意して下さい。
またブレーキオイルが塗装面につくと。塗装が溶けてしまうので、十分注意する必要があります。

分解ついでにリザーバータンクも外し、シール２個も交換です。
リザーバータンクがすごくしっかり入っていて、外すのに苦労しました。
これだけしっかりしていれば、交換する必要が無かったかも知れません。
まあ予防と言う事で、やっちゃいました。
さらにパーツクリーナーで綺麗に掃除しておきます。

リザーバータンクを外し、上からみたところです。
片側にだけストレーナーと言うかフィルターと言うか、まあ網が付いています。
塵や埃は厳禁です。
ここは念入りに掃除しておきます。

ついでに全体を磨いて綺麗にしました。
リザーバータンクのシールを組みまして、タンクを取り付けます。
そしてピンを打ち込んでタンクを固定します。
あとはピストンとシリンダーをオイルまみれにして組付け、ストッパーで固定したら完了です。
ピストンを組む際は、ゴム部分にラバーグリスを塗っておくと良いのですが、どうせ溶けちゃうんだから必要ないかも…でも塗ります。

あ、そうそうセンサーも組付けます。
でもこのセンサーは刺さってるだけなので、コネクターから外す必要は無かったですね。

今回交換した部品です。
しめて約￥５０００…安いか高いか微妙なトコロです。
ﾘﾍﾟｱｷｯﾄ､ﾏｽﾀｼﾘﾝﾀﾞ 26490KC020 ￥4,840
ｼｰﾙ､ﾘｻﾞｰﾌﾞ 725746010 ￥300X2

後は外したナット、ブレーキパイプ、センサー、ホース類を取付け、エア抜きして完了です。
通常のエア抜きと違い、ひたすら出ますので根気良くブレーキペダルを踏み続ける必要があります。
くれぐれも重要保安部品なので、出来るなら指定工場で作業を行った方が良いと思います。

今回も場所が場所なだけに肝心の画像がちょっと少なかったかも…
次回もがんばろうがんばろう！