電動格納ドアミラー内部分解

前回の故障でギヤ交換した際の、内部を分解した大雑把な様子・手順。

ブラックBOXは粘着性のあるボンド状の液体でゆるく固定されており、隙間に－ドライバー等を差し込み、こじれば開きます。

丸いゴムのパッキンの付いた2本の配線はモーター電力用で、モーターの基盤に差さっており、樹脂の先端をつまんで引っ張れば樹脂ごと抜けます（ロック無し）。

同じく、モーター格納部のフタも粘着性のあるボンド状の液体でゆるく固定されており、こちらは先の細い針状の工具を隙間に差し込み開けました。

モーターに刺さっている基板は簡単に抜けます。

モータはフタに2本のビスで固定。

モータ先端のギヤは刺さっているだけなので簡単にすぽっと抜けます。

外観は一見普通のモーター。

モーター軸先端に滑り予防のミゾ付き。ビス用のメスネジが2か所。ここは専用品らしく汎用品と差別化されています。

マブチモーターだと読み取れましたが、品番等は一切記載しておらず不明。

ミラーの上下左右調整用ユニットの配線は刺さっているだけで簡単に抜けます。丁寧に黒とグレーで色分けし、本体表面に色の指示もあり、とても良心的。

樹脂製ギヤが3点、根元のみ金属製ギヤでした。

基板もざっと確認しましたが、液漏れや膨らみも見られずまずまずの状態。

バッテリーから直接電源をとりモーターを回してみても、元気よくまわったのでモーターはまだ大丈夫そう。

ネックになるのが経年劣化による樹脂パーツの強度不足に伴う劣化・破損ですね。トラブルの大部分がここに起因し。モータそのものは比較的耐久性は高そう。

タイラップ等でブラックＢＯＸの隙間が開くのを防止するだけでもギヤへの負荷が減らせ長持ちしそう。

内部の生クリームみたいなグリースも丁寧に塗布し直すことでギヤへの負荷が減らせ長持ちにつながるかもしれません。