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ここ数日、再セッティングについて色々考えていました。

そして達した結論が「ボディのみにエナジーが伝われば良い」ということです。BLBoosterを取り付けた初日にボディがもの凄く「どっしり」したのに、翌日には効果が落ちて、最終的には全体的に底上げされたけど初日の「どっしり感」は戻りませんでした。

おそらく、これは最初にボディのみに作用していたのが、時間が経過するにつれて足回りに作用したため、ボディ＞足回り の比重が崩れてしまったのが原因ではないかと思われます。ストラットに取り付けたSEM-V(nano)も同様の現象が原因かもしれません。

「経過過程では良かったのに、最終的にはマイルドだけどやや硬め」で落ち着く場合は、他のポイントに負荷がかかっているので追加施工で解決できますが、悪路で一体感がなかったりハンドリングが軽いなどの挙動にまで影響する場合は、足回りへの作用に偏っている、のが原因ではないかと思われます。

旧SEM-ULTIMA(L)では、エンジンブロック中央に１枚取り付けるだけでフロント周りが「どっしり」しました。エナジー量は、300KTeです。SEM-V(nano)は、その約４倍強。さすがに、取り付けるだけでボディバランスが崩れるわけです。

というわけで、これまでSEM系でセッティングしていたのを、すべてEGBに変更することにしました。ですが、EGBだけではSEM系独特のどっしり感を再現するのは難しいと思います。BLBoosterは全体の底上げにはなりますが、ボディのみに作用させるのは不可能でしょう。ある程度は、SEM-Mutiの活用も必要なのかもしれません。

とりあえず、EGBが不足しているので２セット追加注文しました。週末あたりに、手持ちの分５セットで再セッティングします。
(-"-;)

ホイールチップを取り外して作用が完全になくなるまで２～３日かかるため、乗り心地とは関係ない別のポイントに手を加えることにしました。

ポイントはオルタネータです。しばらく乗り心地改善で手を付けていませんでしたが、過去にDIチップを取り付けて加速系で好結果となったポイントです。

今回は、カーオーディオの音質改善を目的に再施工しました。
エンジン始動前と始動後でオーディオの音質がかなり落ちるため、おそらくオルタネータかプラグからのノイズだろうと思い（バッテリーはBLB装着済み）、オルタネータにEL(nano)２枚重ねを取り付けました。

取り付けから１５分くらいで効果が現れ、オーディオの音質がクリアになり、それから３０分経過すると、音量が２段階上がったくらいの大きさになりました。効果覿面です！
(^-^

加速性能はというと、こちらも予想通り向上しています。
走行中に少ないアクセルペダル踏み込み量でもグングン加速するのを体感し、車が軽く感じられました。追い越しなどでアクセルをグッと踏み込んだ時の加速も、これまで以上に前へ出ようとします。

うーん、久々に嬉しい結果となりました。

再セッティングの方向性をいろいろ考えましたが、結局決まりませんでした・・・。

ストラットにSEM-V(nano)を取り付けてから、突き上げのアタリが非常にマイルドになりました。
フロントもどっしりして良いのですが、フラット感が落ちています。路面に追従しているのはわかるのですが、サスが受け止めて吸収しているのではなく、上り下りを繰り返しているような感覚です。フロントのサス下アームにSEM-Vを取り付ける以前は、これ以上に同様の挙動が発生していました。

というわけで、まずは車からホイールチップ(V-nano)１６枚すべてを取り外しました。SEM系の剛性感作用がボディバランスに影響するのであれば、現在はボディと同じくらい足回りに作用していることになります。
ホイールチップは、車体そのものの重量感・剛性感がしっかりしている車とは相性が良いかもしれませんが、軽自動車のような軽いボディでは調整が難しいです・・・。

「車を１日以上放っておくと乗り心地が良い現象」が、足回りにチップを取り付けて以降に効果が落ちているのをみると、何かしらボディバランス・剛性感作用（上下）との関係もありそうです。

車が点検から戻ってきました。

おそらく、すでに「車を１日以上放っておくと乗り心地が良い状態」だろうと思いながら乗ってみると、案の定かなり乗り心地が良いです。
(^-^;

車を預けている間は、よく親のホンダ フィットに乗る機会（助手席ですけど）が多かったのですが、「車を１日以上放っておくと乗り心地が良い状態」はフィットを超えていました。
路面のザラつきをほとんど感じず、突き上げの衝撃は小さくて、しなやかでマイルドな乗り心地です。
同じ車を持っている方なら、「この車がなんで？」と理解不能なほどの変貌ぶりです。（元がひどい乗り心地なので）

前回、ストラットにSEM-V(nano)を取り付けた時は最終的に挙動がフラつく結果となったのですが、今回は「バルクヘッド中央」と「フロントアーム」にSEM-V(nano)を取り付けたおかげで、挙動が軽くなったりフラつく感じはありません。

「もうEGBで再セッティングするのやめようかな」とか「もうこれ以上望むのは無謀じゃないの？」なんて思っていましたが、「車を１日以上放っておくと乗り心地が良い状態」のパターンである、「しばらく走行すると乗り心地が落ちる状態」に。
(-"-;)

やっぱり、現状の考え方を見直すのは避けて通れないのかな。
SEM系からEGBで再セッティングするのは良いのですけど、まだ考え方が不十分で単純にEGBにすれば良い結果が得られるとは思っていません。まだ何か足りないような・・・。

そういえば、ボディバランスを作るのは「剛性感作用」ではないかと思い始めています。その根拠は、過去に取り付けた「エンジン吸排気のSEM-V(nano)」です。
剛性の必要なボディに取り付けたわけではないのに、フロントヘビーになりました。それを解消するために、今度はリアにSEM-V(nano)を取り付けるとバランスが取れてくるのです。
ラジエターホースに、ウォーターラインチップを取り付けただけでフロント周りの剛性感に変化があるのも、やはり剛性感作用が原因ではないかと。

うーん、で結局どうしたら良いのやら。週末までに考えます・・・。
(__)。。oｏＯＺＺＺＺ

ふと思いついたことを、メモ。

チューンチップを使ったボディ剛性セッティングには、
　・SEM系
　・EGB
があり、SEM系は広範囲に作用することから「剛性＋剛性感」、EGBはポイントに絞った「剛性」が得られる。

以前、質問メールをした時に「取り付けポイントに作用して周りは影響を受けるだけ」という内容をいただいた。なので、Ａピラーにエナジー量「240KTe」のチップを１枚取り付けたからといって、車全体に「240KTe」が作用するわけではない、今更感な当たり前の話。

ということは、ポイントに取り付けた部分は「剛性」、そして周りに影響を与えるのは「剛性感」。なので、EGBは「剛性」(重視)、SEMは「剛性＋剛性感」。
バッテリーに取り付ける「アーシングチップ」や「BLBooster」は電気を介して車全体に、そして「マイルドミスト」はホイールチップのように部分的ではなくタイヤ全体に吹きかけるので「剛性感」が得られる。

つまり、欲しいものが「剛性」か「剛性感」なのか、そしてバランスを崩して他に追加施工が必要なほどの高エナジーチップが本当に必要なのか、もう一度考え直す必要があるのではないかと・・・。

極端な話、Ａピラーやストラットのように剛性の必要なポイントには「EGB」を、あとの剛性感は「電気系」で補う方法で充分かもしれません。
もちろん、EGBぐらいでは剛性に変化が起きないような大型バンやトラックには「SEM-V(nano)」のような高エナジーが必要になると思います。

よく、SEM系を取り付けた直後に乗り心地が良くなるのは、まだ取り付けたばかりで剛性よりもポイント周りの「剛性感」が作用し、SEM系を取り外した直後にも乗り心地が良くなるのは、ポイントから取り外したけど周りの剛性感は残っているのが原因ではないかと。（作用浸透中の不安定なゴツゴツ感が発生する前の話）

今まで、SEM系で高エナジーのチップを取り付けるほど「どっしり感」や「乗り心地」が良くなると思ってきましたが、SEMどうこうではなく微量でも全体に影響するような「剛性感の作用」が必要だったのかもしれません。

いまだ解けない「車を１日以上放っておくと乗り心地が良い状態」の原因にも結びつくものがありそうです。
(-"-;)