2018年01月25日
タイヤのパフォーマンスについて
ドイツに駐在し、はや○年、欧州各地を仕事とプライベートで走りまわり走行距離は15万キロを超えました。
その中で感じることですが、タイヤのパフォーマンスが本当に重要です。
日本にいるときは、制限速度が100km/hだったので、別にタイヤの規格などもそこまで大きく影響はしませんでしたが、ドイツではそうは行きません。
高速道路を普通に140キロくらいで流していれば、その横をベンツのAMGが240キロでカッ飛んでゆくような世界、必然的に、追い越し時には、180キロ以上いを出す場合もあります。
240キロで走る車と、140キロで走る車の規格が同じ筈もなく、当然自分の車の最高速や最大荷重に見合ったタイヤが選定されることになります、Z規格とかZR規格といったモノですね。
車の最高速度にあわせたタイヤを選ぶのは、つまり「走る」についてのタイヤ選びですが、
同時にもっと大事なのか、「止まる」為のタイヤ選びです。
日本では最近、メーカーが大径ホイールや扁平タイヤの装備を売りにしていますが、ドイツでは45~55くらいの扁平が一般的です。
これは、かなりの高速からのブレーキングを想定している為で、逆をいうと40や35と言った薄いタイヤでは、ブレーキングパフォーマンスが落ちてしまうと言う事を意味しています。
(扁平下げると、横方面の設置面積は増えるので、コーナーには強くなりますが、その分縦方向の設置面積が稼げなくなります)
欧州を15万キロ走って、その中では不用意な車線変更を食らって、クチから心臓が出るかと思うくらいのブレーキをする事が何度かありました(幸いいままで無事故)。
その中で私が感じたタイヤが最もバランスよくパフォーマンスを発揮する扁平は、45~50でした。
ホイールのサイズも、できれば16~17インチくらいが理想。(45扁平が維持できれば18インチもあり)
ちなみにAudiのR8などが、大きなホイールと薄いタイヤを履いているのは、巨大なブレーキシステムをホイール内に収めなければならない為だと思っています、F1のようなコンパクトかつ強烈なブレーキを採用できればいいのでしょうが、そんなことしたら、年に数回ブレーキをO/Hしなければならなくなってしまいますしね。
ちなみに一昔前のF1が履いてるタイヤも、F270/55-13 R325/45-13とかです。
総括すると、タイヤは、車の最高速度に合わせて選ぶこと、タイヤの扁平は45~50がイイという、私個人の感想でした。
皆さんも、今一度、自分が車に履かせているタイヤが自分の走りやスタイルに合っているのか、再考してみては如何でしょうか、そして安全かつ楽しい車ライフを。
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Posted at
2018/01/25 17:26:37
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