タイトルはフルモデルチェンジ時のキャッチコピーです。
4代目トヨタ・カローラ(70系)後期型セダンのカタログです。
1979.3
フルモデルチェンジ。
ボディタイプは2ドアセダン、4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアクーペ、3ドアリフトバック。
1979.8
1.8ℓ車の追加。
バンがモデルチェンジ。
1981.8
フルモデルチェンジし後期型に。
丸型4灯ヘッドライトから異形角形2灯ヘッドライトに、リアテールも意匠変更。
1.8ℓ車の廃止。
この顔、懐かしい。
世界一って表現が誇らしげ。
1500SX。
5速マニュアルのみ、外装の装備に重きを置いたグレードです。
カリーナやセリカにも同じようなグレードがありましたね。
70カローラ後期型SEといえばこのえんじ色っていうイメージがあります。
小型大衆車初の1.8ℓディーゼルだそうです。
このディーゼル搭載車だけ、オートマチックはOD付き4速になります。
カローラ初の4速オートマチックでもあります。
このベージュは前期型のイメージが強いです。
女性仕様車のライム。
この時代、いろんな車種に女性仕様車がありました。
実際、どのくらい売れたんでしょう。
セダンのカローラやカリーナに女性仕様車って、ピンときません。
現代ではその車種自体が女性をメインターゲットとしたであろうクルマがいろいろありますね。
ラパンとかココアとかココットなんかですね。
これまたインパネが懐かしすぎて。。
我が家のは1300エクストラなのでタコメーターが無くてその場所には燃料計と水温計がありました。
現代みたいにエアコンは標準装備ではなくオプションでしたが、なんと我が家は新車で購入時にあえて注文しなかったんです(笑)。
父が若かりし頃に乗っていた360ccの軽が、どこかの峠を登れなくてそれがトラウマになり、クーラーは馬力を取られるから要らないと言って営業さんが勧めるのを断ったんです。
同席していた車をよく知らない母とまだ小学4年の私はそうかそうかと納得しましたが、納車後に地獄が待っているとは知る由もなく(爆)。
あと、こんなにいいラジオじゃなくてAMのみのラジオで、チャンネルプリセットのボタンを押し込む昔ながらのやつでした。
80年代アイドルに夢中になると、AMのみのラジオでは面白くないので、ダブルラジカセを持ち込んで録音したカセットを聴いてました。
単一乾電池何本も使って、これがまたあんまりもたない(笑)。
あと、ラジオの上に駐車灯のスイッチがあります。
あれをオンにするとフロントのスモールランプと、リアは4灯あるテールランプの外側2灯だけ点灯します。
この駐車灯って、どういう時に点灯させるんでしょうね。
一度、夜の国道沿いの駐車場の無いコンビニに寄った時、ハザードじゃなくて駐車灯を点灯させてみたらクラクションの嵐でした(爆)。
下位グレードはこんないいシートじゃない(笑)。
セミファブリックだから、大半はビニール素材。。
でも、ベースとなったDXのような黒い内装ではなくベージュだったので明るくてよかったです。
装備品の説明です。
この衝撃吸収ウレタンバンパーは羨ましかった。
大きくてカッコいいもんなぁ。
エクストラは黒い塗装の鉄のバンパーでした。
ヘッドライトはハロゲンではなく白熱球。
本田技研に勤めていた叔父がハロゲンに替えてくれました。
エンジン、トランスミッション、サスペンションの説明。
○4K-Ⅱ エンジン
1.3ℓ直4OHV 74ps/10.7kg・m
4速マニュアル、5速マニュアル、3速オートマチック
○3A-Ⅱエンジン
1.5ℓ直4OHC 80ps/11.8kg・m
4速マニュアル、5速マニュアル、3速オートマチック
○2T-GEUエンジン
1.6ℓ直4DOHC 115ps/15.0kg・m
5速マニュアルのみ
○1Cエンジン
1.8ℓ直4OHCディーゼル
65ps/11.5kg・m
5速マニュアル、OD付き4速オートマチック
前期型にあった1.8ℓガソリン車は廃止。
ここからグレード紹介です。
中間、下位グレード、GLとDX系とSTD。
スポーティグレードの1500SXと上級グレードのSE。
それとディーゼル車がまとめて掲載されてます。
気が付いたのは、メーター下のエアコン操作部、GLとSXはシルバー加飾、SEは木目調になってるんですね!
SEのハンドルが今の愛車のSAIと同じで、部分的にウッドですね。
1600GT。
ツインカム搭載のトップグレード。
スポーツグレードといえど、時代が時代なのでエアロパーツで武装しているわけでもなくシックな装いで、いいですね。
セダン唯一、リアもディスクブレーキで5速マニュアルのみです。
右ページは2/3ドア系とワゴンが軽く紹介されてます。
今回、このセダンと2/3ドア系のカタログも入手しました。
それにしても、いわゆる2ドアをこんなにラインナップしてるって凄いですね。
右のページにオプショングッズと書いてあるので、ディーラーオプションかと思ったら、また装備品のページでした。
キー照明兼用半ドア警告灯って、室内灯と同じ回路ってだけで、これを警告灯と呼ぶのはなんかずるい(笑)。
装備一覧表と諸元表です。
先代の30カローラからガラッとイメージが変わって直線的な、のちのトラッドサニーみたいな角ばったスタイルになった70カローラ。
FR最後のカローラでもあります。
わたしが生まれてからは初の我が家の愛車になった70カローラ。
エアコン付けないから夏は地獄だし、AMラジオしかないから好きな曲が聴けないし、という車でしたが、私が京都の梅小路蒸気機関車館に行ってみたいと言うと、東名を4速マニュアルを駆使して連れて行ってくれました。
途中、速度超過で高速隊に捕まるんですけどね(笑)。
ずっとキンコンキンコン鳴りっぱなしだし、暑いから窓全開で高速だからうるさいし(笑)、でも父は家族から文句言われながらも楽しそうでしたね。
前述の、本田技研の開発側に勤めていた叔父が、納車間もないカローラに興味津々で私が助手席に座り叔父の運転で試乗?したのですが、埼玉の一面田んぼの中をキンコン鳴るくらい飛ばして(笑)、戻ってから叔父と父がカローラの話をしている最中に、「キンコン鳴ってたね」と私が話すと叔父が「しーっ、しーっ🤫」と慌てて、お詫びに鉄チンホイールに嵌めるホイールリングを付けてくれました(爆)。
私が免許取得する何年か前に手放してしまいましたが、1.3ℓOHVキャブレターエンジンはどんなものか一度運転してみたかったですね〜。
残念なのは、私が実家を出た後のアルバムの保存状態が悪く湿気でダメになってしまい、カローラ自体の写真が残ってないことですね。