初代トヨタカローラスパシオ(AE110型)前期型のカタログです。
愛車履歴の中にも載せてますが、この前期型を新車で購入し10年乗ってました。
この車の前、マツダAZ-3に乗っていた時に子どもが生まれたのですが、3ドアクーペの後部座席にチャイルドシートはさすがにキツかったんですね。
なので乗り換えることにしたのですが、実は3ドア(2ドア)としてはさほど狭くはなく、天井が低くてシートを倒しての載せ下ろしがキツい、イコール狭いという図式が出来上がり、反動で4ドアセダンではなくて少し背の高いこのスパシオになったという経緯がありました。
あらためてカタログで見るとなかなかイイなぁ。
当時、このカタログをワクワクしながら眺めてましたね。
97年1月、当時のAE111型カローラの派生車種として登場。
2-2-2レイアウトの3列6人乗り、3列から真ん中の2列目が無い2-0-2レイアウトの4人乗りが設定され、1.6ℓのFF車と1.8ℓの4WD車という構成。
これが3列シート車の説明になります。
カローラの派生車種で全長4.1mに3列シートは厳しいのでしょうね。
普通は3列目狭くなったりとしわ寄せがくると思いますが、この車は2列目シートがほぼ子供専用というくらい足元が狭くなってます。
実際にも、説明にあるように2列目は座面を高くしてジュニアシートにもなり、シート丸ごと脱着することも可能で、外したシートの足にアタッチメントを取り付ければ車外でベンチになったりします。
でも、めんどくさそうだし腰をやられそう(笑)。
2-0-2レイアウトの2列シート4人乗りのページ。
3列シートの真ん中、2列目が無い仕様です。
代わりに3列目だったシートは30cmのスライドができます。
リアタイヤの間に収まる幅のシートなので、前後方向は長大なスペースができたのに定員の4人乗車は窮屈そうです。
97年7月に追加となった、セダンやステーションワゴンなどと同じ、ごくごく一般的な2-3レイアウトの5人乗りのページ。
登場時の独特なレイアウトが特徴だったのですが、ちょっと背の高いステーションワゴンになってしまいました。
我が家はこの5人乗りを選択しました。
平凡になったけど、先の6人乗りと4人乗りは独特すぎて…。
使い勝手や扱い易さを説明したページです。
この時代、シート高さのちょうど良さを謳った車が多くなった気がします。
6人乗り、4人乗り、5人乗り、それぞれ専用の装備品や共通の装備品の説明ですね。
この車はグレードというものが無く、ベースグレードがあり右ページ下のように、3つのパッケージが存在します。
これがグレードといえばグレードですけどね(笑)。
因みに我が家は中身より見た目だけ勝負のSパッケージでした。
ベースグレードとGパッケージだとルーフレールが無くて、どこか見た目が寂しいんですよね。
運転席周り。
デジパネです。
でも、スピードと燃料計、警告灯くらいしかないのでパネル自体は小さいですね。
この時期の車によく見る、取ってつけたようなオーディオスペース。
ナビの見やすさを考えてこの位置なんでしょう。
オーディオ&ナビゲーション。
うちはまだナビは未知の世界で、1DINサイズのCDチューナーをオプション装着してました。
ところで、CDプレーヤーって壊れませんでした?
高い社外コンポ付けても真っ先にCDが聴けなくなるんですよね〜。
各種装備の説明が続きます。
エアコンの操作系がダイヤルってのがいいですね。
プライバシーガラスの範囲が中途半端なんですよ。
リアハッチ、リアサイドの3面だけスモークでリアドアのガラスはスモークではありません。。
サンルーフはアウタースライド式なんですね。
天井高いので普通の方式でも大丈夫そうですが、何か理由があるのかな。
エンジンの説明ページです。
搭載エンジンは、FF車に1.6ℓハイメカツインカムの4A-FE(110ps/15.2kg・m)と、4WD車に1.8ℓハイメカツインカムの7A-FE(120ps/16.0kg・m)の2機種です。
私は1.6ℓFF車でしたが、あまり高速は乗らなかったことや定員乗車もなかったので、過不足なく走ってくれました。
ただ、このくらいの出力だったら1.5ℓでもいいんじゃないかなと。
そうすれば自動車税が2ℓと同じではなくなりますもんね(笑)。
安全性の説明ページ。
97年だと、カローラクラスでもABSやデュアルエアバッグは標準装備ですね。
衝突安全ボデーGOA。。。
トヨタは昔から、ボディーではなくボデーと書きますね。
カラーバリエーション。
この時点では割と地味ですが、のちに特別仕様車の追加と共に、ホワイトパール、ゴールド、レッド、ターコイズ、ブラックと増えていきます。
私は無難なシルバーを選択しました。
ただ、シルバー好きさんを敵に回すわけではないですが、この時のシルバーの印象が良くなくて、おそらくこの先シルバーは買わないと思います(笑)。
主要装備一覧表と主要諸元表です。
ここのところ、80年代前半のカタログが続きましたが、それらと比べると色分けがされていると見やすいですね。
これを見るとベースグレードと3つのパッケージオプションというのが分かりますね。
スパシオアクセサリーカタログが同梱されてました。
こんなにカッコよく演出するようなキャラクターではないけど、なかなかキマってる(笑)。
今みたいにTRDやモデリスタのカタログは無いみたい。
本当にオプションというよりアクセサリーの部類がほとんどですね。
右下のオプションカタログ、穴が開くほど見ました(笑)。
今回のカタログは某大手オークションサイトで入手しましたが、特別仕様車ホワイトパールスパシオのパンフレットも同梱されてました。
特別色ホワイトパールトーニング(2ER)は、トーニングと付くことからツートンなんです。
この車、シルバーもだけど白系は後ろから見ると商用車風なんだよなぁ。
最後に愛車履歴ページに載せてある当時のスパシオを載せておきます。
ハロゲンバルブを高効率を謳うお高いモノに替えてもさほど明るくならないので、HID化しました。
カタログでも伝わると思いますが、装飾もなくプラスチックそのままのインパネまわり。
質感っていうのかな?
現代の軽自動車にもかなわないと思います。
同時期のカローラセダンも、特に前期型は無塗装バンパーなどコストダウンの激しいモデルでした。
2-3レイアウトのごく一般的なリアシート。
ちょっと丸すぎるリア。
良くも悪くも初代らしいかな。