
テレビ、雑誌、旅モノに
欠かせないのが「グルメ」に「温泉」。
そこで良く目にする温泉には
必ずと言っていいほど女性が浸かっていますよね、
でも、気になりません?
胸から下にバスタオルを巻いて
お風呂に入っている様子・・・
あれは「嘘」ですよねぇ!
僕の作るCMや番組では交渉して
水着の下だけ着用して
入浴してくれる「入浴モデル」さんを
起用してきました。
表現が難しいのですが
決して美人である必要も無く、
ナイスバディーも要求はしていません、
ただ、見ている人に「違和感」を与えなく無い!っという
ほとばしる情熱の元に
そういうモデルさんと仕事をしてきました。
湯の町別府には
このところ外国人観光客が増えてきました。
外国人は一般の銭湯にも進出してきました、
そこで観光協会では
ガイドブックや広報ビデオに出て来る
バスタオルを巻いた入浴方法のままに
押し掛ける外国人観光客に
正しい温泉の入り方を知らしめる必要があると
感じだしました。
だから10年前に僕が言ってる通りになったわけで、
それ見ろ!ってことなんですが、
そこで以前にもある温泉旅館のCMを作成し、
韓国で評判になったCMを作った制作者に
声がかかったわけですな、僕です。
わかりました!っともったいぶって請け負ったのは
良かったんですが・・
以前、お付き合いしていた入浴モデルさん達が
結婚で引退やら、地方へ嫁いだり、高齢化?のため
見つかりません・・
「水着きて上からバスタオル巻く」方式しか知らないモデルばかりです。
カメラのこっちには10人近くのスタッフが見守る中、
女性のアシスタントはいるとしても、やはり気になるのでしょうか
なかなか「うん」と言いません。
法律で18歳以下は使えないし、
「あたしゃ平気だよ」と言ってくれる人は
肌が水を弾かない・・ワックスかかってねぇじゃん!状態・・
そこである人に相談したら
某コンパニオンの会社を紹介され、交渉しに顔を出したら、
ちょっと方向がずれて目的が違う話に・・おい!
そうこうしている内に時間は絶つばかりで一向に進まない、
ロケ場所も天候にも恵まれているのに肝心の「入浴モデル」が
見つからない。
ところが、他の仕事でロケしていたら西洋人女性のグループと接触、
片言の英語で「露天風呂を紹介して」と言われて
ビデオ出演の交渉したら二つ返事?「OK」が貰えた。
スポンサーも外国人に見せるんだから問題無し!っとのことでGO!
撮影現場に集合して撮影の詳細を説明して(通訳を起用し誤解の無い様に進行)
機材をセッティングして、スタンバイすべて完了して男性スタッフは
一旦全員退出し、モデルさんが風呂に入ってからスタート!・・
で、中に入ると・・モデルさんがいない!?
え、えぇっ?って見回していたら・・風呂の中からざばぁ~ん!って出て来て
ゲラゲラ笑っとる・・
露天風呂に潜って遊ぶなって!って通訳を介して叱って、
いざ撮影開始。
天気はいいし、色付いた紅葉の葉などが舞って最高!
真っ青な空からゆっくりとカメラをパンダウンして来ると・・
またゲラゲラとお湯を掛け合って遊んでる・・・ま、いっか。
頭髪以外の体毛は映っていないし、乳首も映っていないし、正面からの身体の全体像も無し!
温泉は白く濁っているので水面下の身体もはっきりとは見えないし、
白い湯気に、青い空、赤や黄色に色付いた紅葉、非の打ち所がない! 完璧!
スポンサーも納得! 一発OK!である。
モデルさん達がのぼせる前に素材の確認、素早く撤収、
打ち上げ兼ねて昼食を一緒にして、ギャラを日本円で支払い終了・・
ビデオが出来たら送ってあげると本国の住所等を聞いてお別れであります。
学生生活最後の旅行で選んだ日本、それも大分の別府・・
彼女達のいい思い出になったかな?
さて、おじさんはまた明日から日本人の入浴モデルを探さないとなぁ・・・
Posted at 2007/12/08 12:21:12 | |
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