一枚の葉書より・・・

自分がこの葉書に直接関係あるわけでは
ないんですが、NNGNの事でいろいろ情報収集を
していた時に、とあるクルマ屋さんのこんな書き込みを
見つけました。。。









《以下 本文》(一部抜粋)

先日ランチアＸＸＸＸの前オーナー様からこんな葉書を頂きました。

前オーナー様は結婚されると同時にＸＸＸＸを新車で購入され、21年間本当に大切に
維持されて来ましたが体調を崩されて手放される事を決め、大切に維持していただける方に
譲りたいとのことで私たちにお話を頂きました。

お引き取りさせていただくときに21年間のＸＸＸＸとの色々な想い出を聞かせて頂き、
去るときには見えなくなるまでお二人がお見送りをしてくれました。

お子様のいらっしゃらないお二人には子供のような存在だったのかも知れません。

そんな思いに報いる為にも、中途半端なレストアは出来ないという気持ちもあり時間をかけて
しっかり仕上げました。
そして完成後、新オーナー様にお引き渡しする前に前オーナー様に完成した姿を見て
頂きました。

新しいオーナー様も車に対する思い入れや理解が非常に深くこれ以上無いと思えるほど安心して
ＸＸＸＸをお任せ出きる方でした。
とても幸せなＸＸＸＸです(*^^*)

私たちの仕事は「車」という「物」を扱う仕事ですが、それを媒体にして「人の想い」と言うものを
繋げているのだと言う事を改めて実感させて頂きました。

「あ～この仕事をやっていて良かった～」と思える瞬間でした＼(^_^)／

《本文終わり》

・・・この記事を初めて読んだ時、泣けました。。。(;_;)

長年愛し続けた前オーナーさん、そしてその思いを引き継ぐ新しいオーナーさん、そしてそして
その両者の想いを、中途半端には中継ぎできないと思い、最高の状態で新オーナーさんへ
送り出したクルマ屋さん。
車名は伏せさせて頂きましたが、このような形で愛され続けるという事は、クルマも最高に
喜んでいるかと思います(TT

クルマを生活の道具として考えるか、はたまたそれ以上の想いや感情を持って接しているか、
つき合い方は人それぞれかとは思いますが、自分はもちろん、

「想いを乗せられるクルマ」

に生涯乗り続けていきたいと思っています。

とはいいつつも生活環境や家庭の事情といった、現実的に叶えられる範囲での話では
ありますが、形はどう変わるとして、その思いだけはクルマ人生を終えざるを得なくなった時まで
貫き通したいです。。。

見た目や動力性能等々、一台一台のクルマに対して見る目線はいろいろ、見る人間によっても
いろいろな目線や感じ方はあるかと思いますし、どこに惹かれるかもいろいろかと思いますが、
自分が婚約・・・じゃなかったｗ、最後に乗る(操る)決め手となるのはやっぱり・・・

「感情移入できるかできないか」

ここにあると思います。

サーキットに限った話に飛んでしまって恐縮ですが、性能に関わらずどんなクルマでも
オーナーさんの想いがこもったクルマが走っている時って、何か不思議なモノを感じるん
ですよ・・・上手く表現できませんが(^^;

オットいけない。ついつい情が入ってしまって、文面がｄｒｄｒしてしまいましたね(ｽｲﾏｾﾝｗ

まぁ、つまり、愛する車と書いて

「愛車」

そのまんまの言葉だという事ですｗ