
昨日は、
tsk-SV6さんとのプチオフでした♪
この模様は、次回ブログで9849w
今週は、水曜日の夜に
MerLoさんがうちに遊びに来て、
ふく助へ凸。
翌木曜日には、一緒に
南千葉サーキットへも凸。あ、僕は走りませんので(;´∀`)
さて、
前回のブログでは、わりとメジャーな作品を取り上げましたので、今回はマイナーな作品をピックアップです。今回も、これはマイナーじゃない!とかの文句は受け付けませんw
「ガッデム」全5巻
「ジェントル萬」全4巻
「NAVI」全1巻
「白と黒の羊」全1巻
新谷かおる 作
僕が最も敬愛するマンガ家は、手塚でも藤子でも尾田でもなく、新谷かおる。
まぁ、一般人には知られざる巨匠って感じなのでしょうか?(;´∀`)
「ガッデム」は、WRC(世界ラリー選手権)を舞台にしたマンガで、才能はあるものの結果の残せないラリードライバー轟源が主人公。
新谷マンガの特徴のひとつは、メインテーマが常にヒューマンドラマである事で、この作品もラリーを通して様々な人間模様を描き出して行きます。
新谷マンガのもうひとつの特徴は、綿密に調べられたと思われる情報量です。「ガッデム」を読み終えただけで、WRCの事が判った……気分になれますwww
数あるクルマンガの中で、僕が個人的にイチ推しなのが、この作品「ガッデム」です。
「ジェントル萬」は、インディカードライバーの八百萬が主人公。
F1のテストドライブから始まって、インディカーレースがようやく始まるのは1巻の終わり頃w
その後、F1参戦に舞台が移って行く中で、大富豪の息子(132人以上いるw)である萬とその家族のヒューマンドラマに軸足が移り過ぎて、インディもF1もどっか行っちゃって話が終わってしまいます。
「NAVI」は、「ガッデム」同様ラリーの話ですが、主人公はドライバーではなく「優勝請負人」呼ばれるナビゲーターの日下龍介です。
聖人(セイント)と名付けたPCを駆使して、どんな悪条件だろうとドライバーをナビゲートします。
この作品は、新谷作品には珍しく、走行シーンが多くて、ヒューマンドラマ部分は若干控えめになっています。まぁ、あくまでも控えめって程度ですがw
「白と黒の羊」は、同名の中編と短編3つで一冊になっていて、クルマンガは「白と黒の羊」のみです。
「ガッデム」「NAVI」にも登場する三沢自動車(新谷作品の架空の自動車会社)が、ル・マン24時間耐久に参戦する話です。
蛇足ですが、新谷作品に「エラン」という作品がありますが、これは残念ながらロータスエランの話ではありませんw
「交通事故鑑定人PROFESSOR環倫一郎」全18巻
「R2」全2巻
梶研吾 原作/樹崎聖 画/江守一郎 監修・資料提供
『交通事故鑑定人とは、第三者から依頼を受け、交通事故の原因究明や解明されていない対象事故の一定部分に対して、自身のキャリアや学識経験に基づいて専門的意見を述べる人物を総称して交通事故鑑定人と呼ばれている』(
Wikipediaより)
日本ではあまり馴染みのない職業かもしれませんが、欧米では社会的地位もあり、ある程度認知されている職業のようです。
舞台はアメリカです。主人公・環倫一郎は、ロスに事務所を構え、MITでも教鞭を執る程の一級の交通事故鑑定人。元NASCARドライバーで、ドライビングスキルも一級です。
物語は、環が様々な事故に隠された真実を解き明かしていくミステリー仕立て。
後半に至るに従って、環の過去や人間関係も明かされて行きます。
「R2」は舞台を日本に移しての物語となりますが、残念ながら僅か2巻で終幕となってしまいました。
車の運動の物理的解説、機能解説なども事細かく、運転の科学の勉強にもなる事請け合いです。
また、交通事故の真実を解き明かすストーリーのため、フェラーリから軽自動車まで、様々な車が出演し、それぞれの個性を光らせているのも車好きにはたまりません。
ロータスエリーゼ(S1)も登場しますよw
※「交通事故鑑定人PROFESSOR環倫一郎」全18巻は、絶版マンガ図書館で無料で読む事が出来ます(要会員登録)。
「オーバーレブ!」全31巻
山口かつみ 作
ケガから選手生命を絶たれた陸上選手だった主人公・志濃涼子が、車や仲間たちと出会う事によって走り屋として目覚め、成長し、最終回でラリードライバーとして活躍している場面で終劇となります。
メインキャラクターは、殆ど女性で、タイプは違えども美女、美少女ばかりw
ショートカットの元気系美少女の涼子以下、ランパブキャバ嬢で目立ちたがり屋、しかし天才的なドライビングスキルの持ち主のサワコ、男勝りでトラック運転手にして理論派ドライバーのアイカ、超お嬢様で天然のサリなど、お好みのキャラを楽しめる感じw
実在のプロ野球選手(当時)も登場したりしています。
出て来る車やチューニング、ドライビングテクニック等は、わりと地に足の着いた感じで、ファンタジー度は低め。
それ故に感情移入しやすい感はあります。
涼子達が頑張り、挫け、また頑張る展開は、作中一番オッサンの赤岡(涼子の勤める解体屋社長)ならずとも、応援したくなりますねw
尚、作者の山口かつみは、女性名っぽいですが、残念ながら(?)男性ですw
「カウンタック」全28巻
梅澤春人 作
34歳のしがないサラリーマン空山舜が、25年前の自分からの手紙(小学校の記念行事のタイムポスト)をキッカケにカウンタックLP-400Sを手に入れた事から人生が一転し、様々なバトル、様々な人に出会い成長して行くストーリーです。
出て来る車は、“あの頃”の車を中心にスーパーカーばかり。
空山のドライビングスキル(最終的にはF1ドライバーにも勝利する)と相まって、ファンタジー度は高いですが、スーパーカー同士のバトルを無邪気に楽しめるのは、サーキットの狼の雰囲気を残している気がします。
物語終盤に登場するオリジナルマシンのメビウス/ヒエロのデザインは、個人的にはσ(´-ε-`)ウーン…
「BOLTS AND NUTS!」全17巻
「BOLTS AND NUTS!Prologue」全3巻?
「BOLTS AND NUTS!番外編 むねよしリミックス」全3巻?
「V8探偵Dick」全1巻
「SWEET WHEELS」全2巻
「フール・オン・ザ・ホイール」全1巻
「キャブレターズ」全2巻
「赤羽がんこモータース」全3巻
「中古車のソムリエ ココロ自動車」全1巻?
田中むねよし 作
Tipo誌に連載されていた「BOLTS AND NUTS!」(通称:ボルナツ)が代表作の、正真正銘の車オタク田中むねよしの作品群。
後は「クルマ馬鹿 スーパースター列伝」(全1巻)があればフルコンプリートになります(持っていません)。
ボルナツは、ほぼ(?)ドキュメントの自身のカーライフを綴る自伝的マンガ。
サーキットの狼に続く、ロータス車が主役級の車。その主役級車ロータス エランを購入する所から話が始まって、様々なトラブルが降り続く七転八倒の旧車ライフが綴られていきます。
一方で、様々な人と出会い、様々なカーライフを積み重ねていく幸せに満ちた日々とも言える…と、思います(;´∀`)
自身の体験が元になっているだけあって、リアリティと厚みがあり読み応えがあり、車オタクネタ満載です。
ボルナツPrologueは、TFCC損傷によって左手の自由が著しく低下し(握力が9kgまで落ちた時もあったとの事)、MT車の運転が難しくなり、遂にはエランを手放してしまった(マンガ家藤島康介へ譲ったらしい)後の話となります。
友人と集まって、昔の車オタク話をひたすら話すだけの展開となり、正直作品としての面白さは一気に下がってしまいました。
そのためか、3巻で終了。その後、「BOLTS AND NUTS!ビギナーズ」として、完全にオリジナルのキャラクターで旧車コメディードラマをTipoに連載開始するも、短期間で終了。単行本化は現在されていない模様です。
「フール・オン・ザ・ホイール」は、元祖チンクエチェントに乗るサラリーマン西本(車オタク)と、チャラっぽいけど友達思いの同僚松田とのコンビで展開する、まぁ、チンクライフマンガ?
ちょっとストーリーはイマイチ感ありますが、悪くない作品…かな?
「SWEET WHEELS」「キャブレターズ」は短篇集で、狙ったのかどうか判りませんが、悪い感じに西風チック。西風の軽妙さが薄っぺらさに、西風のカッコ良さが上滑りのカッコ付けになってる感じでしょうか┐(´д`)┌ヤレヤレ
「キャブレターズ」下巻のオビには、故・徳大寺有恒氏から『(前文略)だけど、田中くんは、まだ修行が足りんな。一度、僕んところに来て、じっくり話そうか?』との、怒られるてる様な、でも愛されている様にも取れるコメントをもらっていますw
「V8探偵Dick」はかなり初期の作品ですが、正直…薄っぺら(;´∀`)
「赤羽がんこモータース」は、昔気質のがんこ親父赤羽巌が一人で社長兼職人をしている赤羽モータースの物語。この作品は、定番展開ですがストーリーもだいぶ読めるようになって来た様な…。
と思っていたら、現在最新作にあたる「中古車のソムリエ ココロ自動車」では、またσ(´-ε-`)ウーン…て感じ。
結構けなしてる気もしますが、それでもなんとなく新作が出ると買ってしまうのは、作者の車への愛の深さゆえでしょうか?
もっとイイ作品を描ける様になってもらいたいが故の愛のムチ(厳しく批評)とアメ(単行本購入)という事で(上から目線過ぎ)
「SS」全9巻
東本昌平 作
バイク大河ロマン(?)マンガ「キリン」の作者で知られる、東本昌平には珍しいクルマンガ。
元ラリードライバーで現在自動車整備士のダイブツが、工場に眠っていたスタリオン4WDラリーをボーナス代わりに譲り受け、夜の峠や首都高を走り始めると、その速さに“ジャッキー”(映画キャノンボールのジャッキー・チェンから)と呼ばれ始めます。やがて袂を分かったハズの、ダイブツの元ナビで現在有名自動車評論家の栗原と…。
東本作品は、湾岸ミッドナイトに負けず劣らず“語る”作品ばかりですが、この「SS」も非常に語りが多い構成になっています。
しかし、湾岸ミッドナイトでは、作中のキャラが、別なキャラに“語りかける”形式が殆どなのに対して、「SS」を始めとする東本作品では、作中のキャラが“自分自身、或いは誰とも知れぬ相手へ呟くように語る”のが際立った違いです。
オッサン、しかも(見た目は)カッコ悪いオッサンばっかりがメインキャラクターで、女子には愛されそうもありませんが、自分に浸りたいオッサンには絶賛お勧めですw
「ガタピシ車でいこう!!」全16巻
「痛車でいこう!!」全1巻
「ヘブンズ・ドライブ」全1巻
山本マサユキ 作
イニD、湾岸ミッドナイトと同時期に連載されていたヤングマガジン車密度向上の一翼を担った作品。
しかし、他作品との大きな違いは、コメディーマンガに分類される内容でしょう。
元祖チンクエチェントとジープに乗り、旧車オタクで素人レストアラーでかなり変人の俺(山本マサユキ本人?)と、無類の女好きだけど全くモテないぐうたらヒマ人の金田君、自由奔放でワガママな美少女アユちゃんの3人を中心に展開される、一話完結型のドタバタ旧車コメディーマンガです。
感動的な話も、盛り上がるクライマックスも無く、ただ“俺”の日常を綴っているだけのハズなのですが、そのエピソードも登場人物もおかしい!w
『この物語は実体験をもとに再構成したフィクションです』の但し書きがあるのですが、時々入る作者のエッセイっぽいものによると、実際はもっとヒドかったり、描けない事も少ないない模様…。どんな人生送ってきたんでしょうね(;´∀`)
車に関するエンスー知識オタク知識も満載で、肩肘張らずに楽しみながら、ちょっと車に詳しくなれるかも?…あくまでも、“かも”w
「痛車でいこう!!」は、俺と金田君(後半出なくなります)、(金田君と入れ替わりで)アシスタントのデン子ちゃん、担当編集者ヤッさんで痛車巡りをする作品です。
最後には、その時の愛車パンダも痛車化(キャラはガタピシのアユちゃん)w
「ヘブンズ・ドライブ」は排ガス中毒死した主人公が、女の子オーナーの車に次々と転生?して行く、ちょっぴりエッチな作品。
エンスー度も程々にあって読み易いです。
という感じで今回は終了。
次回は、クルマンガ―特別編―をお送り致しますw